ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

レコンキスタ:Reconquista

2013-08-19 16:09:16 | 釣り
お盆参りのお坊さんが早朝お経をあげに来て呉れた。スーツケースが転がっているのを見て、旅行の話から、宗教上の闘いというのは口実で、実際は領土の争いではなかったのか、という話になった。お参りに回っていると、熱心な信徒は同じような質問を浴びせて来ると言う。

あるお寺のエライお坊さんが、出征する信徒に戦争で亡くなると浄土に行けるというような話をしたのも、軍部によって強制され利用されたのだろうと今では解釈されているという。トレドでは、前の宗教勢力の築いた教会を破壊し、新しい教会を建てていたが、コルトバでは違った対応をした。写真は、コルトバに続く橋と平屋のメスキータ。

スペインは、イベリア半島にある。先住していたユダヤ教やキリスト教徒がイベリヤ半島からイスラム勢力に追われた。イスラム勢力が支配した10世紀、コルトバは世界最大の人口を持った都市になっていたという。そこに、キリスト教国が、イスラム勢力を国土回復運動レコンキスタReconquista(Re=再び、conquista=征服する)を起こし追い出した。


コルトバのメスキータ(モスクの意)は、イスラムのモスクも壊さずにカトリック教会部分を増築していた。リトアニアの領事代理をしていた杉原千畝(写真上は、杉原夫人の書いたもの)はナチに迫害されていたユダヤ人6000人を日本に向けて逃がして有名だが、フランスのイスラム教徒も、モスクに逃れて来たユダヤ人を匿(かくま)い安全な場所に逃がしたという事実がある(下の写真の本に書かれている)。今週末バラトで開かれる全北海道淡水大会でも釣り場争いをせずに仲良く釣りをしてほしいものです。
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