ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

案ずるよりも釣るが易し

2013-08-26 14:14:51 | 釣り
昨日の淡水釣り大会には、がん術後の釣り人が数名参加しておりました。私を含めて、雨模様で潮位が高くなっている上に、遠くの雷鳴を聞いて競技前には、皆不安を口に出しておりました。家にいると不安が強くなるので、皆の顔を見に来たとも言う方もいましたが、結局釣りを貫徹し、全員入賞を果たしていました。

釣りキチには、釣りをするのが一番の妙薬ですね。健康な時には滅多に考えることもなかったことですが、一度病床に寝てみると、心が弱くなっていて、無事に釣りから帰ってこれるんだろうか、と不安がよぎるものです。釣りを終えると、雨の中でも笑顔で、口を揃えて自信が出て来た、強くなれた、との言葉を発していました。私も、夜中に家を出る時には、足取りも重く、中止になってくれるといいのに、と思っていました。

日本の消化器外科の学会で、「開腹手術と腹腔鏡手術の大腸がんの術後の調査」が発表されました。私と知り合いの釣り人も、腹腔鏡手術を受けた数の中に入っています。

対象は進行大腸癌の1057人。盲腸、上行結腸、S状結腸、直腸S状部の癌で、他臓器浸潤を除くT3、T4を含む。年齢は20-75歳。患者を無作為に開腹手術群の528人、腹腔鏡下手術群529人に割り付けた。治療の結果、平均の手術時間は開腹が159分、腹腔鏡が211分と腹腔鏡が1時間長かった。傷の長さは開腹が19.5cm、腹腔鏡が5.5cmだった。術後出血と輸血は両群間で差はなかった。
 術後経過として、排ガスまでの日数は開腹は2-3日、腹腔鏡は1-2日で腹腔鏡が有意に短かった。同様に術後5日後の鎮痛薬も腹腔鏡が少なかった。術後合併症グレード2、3については、両群間に差はなかった。創関連合併症は腹腔鏡が少なかった。今後、最終報告で両者の死亡率の差が報告される見通し。「腹腔鏡下の手術が標準治療に向かっていく結果」と評価している。

再発や転移、死亡率の差異がどうなるか、が気になります。