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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

臘梅

2025-01-24 | 俳句・冬・植物

 

 

臘梅の青空に黄を濃くしたり

 

 

 

 

 

 

ロウバイ科の落葉低木。

中国原産。

 

 

 

 

 

 

一~二月、葉に先立って芳香のある黄色い花を下向きまたは横向きにつける。

 

 

 

 

 

 

蝋細工のように半透明で光沢があるので蝋梅というが、臘月(陰暦十二月)に咲くことから臘梅とも書く。

 

 

 

 

 

 

川沿いの道端に臘梅が咲いていた。

青空を背景に花の黄色をより濃くしていた。

 

 

 

 

 

臘梅を日の離れたる匂ひかな

 

 

 

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冬枯

2025-01-22 | 俳句・冬・植物

 

 

用水に沿うて冬枯道行きぬ

 

 

 

 

 

 

冬が深まり草木が枯れ果て、野山が枯一色となった荒涼とした景をいう。

 

 

 

 

 

 

この季語は古俳諧でも多く読まれている。

 

 

 

 

 

 

近代以降は単に「枯る」の形でも詠まれ、自然の風景だけでなく、心理的な表現にも使われるようになった。

 

 

 

 

 

 

用水に沿う道は冬枯道となっていた。

その道を歩いて行った。

 

 

 

 

 

バス停の後ろの草地枯れにけり

 

 

 

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水仙

2025-01-17 | 俳句・冬・植物

 

 

水仙や明日見る如く前向きて

 

 

 

 

 

 

ヒガンバナ科の多年草。

地中海沿岸原産。

関東以西の海岸近くに自生するが、観賞用として庭に植えられ、切り花としても用いられる。

 

 

 

 

 

 

葉の間から花茎が伸び、その先に数個の白花を横向きにつける。

花の中心に黄色い副花冠がある。

 

 

 

 

 

 

福井県の越前岬や静岡県伊豆の爪木崎は群生地として有名である。

 

 

 

 

 

 

水仙が咲いていた。

その花は明日を見つめるかのように、しっかりと前を向いていた。

 

 

 

 

 

人影のなき水仙に夕日かな

 

 

 

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侘助

2025-01-16 | 俳句・冬・植物

 

 

侘助や歩幅崩さず歩ききて

 

 

 

 

 

 

唐椿の一品種。

秀吉が朝鮮出兵をした文禄・慶長の役の際、日本にもたらされたとされる。

 

 

 

 

 

 

花は小振りの一重咲きで、椿よりも気品がある。

古くから茶花として好まれている。

 

 

 

 

 

 

花色は、白、桃、紅など。

花言葉は「控え目」「簡素」。

 

 

 

 

 

 

一定の歩幅を保ちながら歩いてきた。

すると垣根に侘助が咲いていた。

 

 

 

 

 

侘助の茶房に休みゐたりけり

 

 

 

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枯芝

2025-01-13 | 俳句・冬・植物

 

 

枯芝やマレットゴルフ定休日

 

 

 

 

 

 

冬の枯れた芝をいう。

 

 

 

 

 

 

庭や庭園の芝生も野の芝草も冬になると枯れる。

 

 

 

 

 

 

枯れて一面薄茶色になった芝は、晴れた日には暖かそうに見えるが、曇りの日には寒々とした感じになる。

 

 

 

 

 

 

マレットゴルフ場の芝が枯芝となっていた。

いつもプレーする人がいるが、訪れた日は誰もいなかった。

おそらく定休日だろうと思った。

 

 

 

 

 

枯芝に自転車二台止めてあり

 

 

 

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