満開になったロウバイが青空に映えて見とれます
山の会の今年初めての山行に参加して熱海伊豆山を歩いてきました。
集合の熱海駅から伊豆山に向かって歩き海岸に出ると
その近くにある走り湯と呼ばれる源泉からは熱泉が勢いよく湧き出しています。
ここは珍しい横穴式の源泉で山中から噴き出した湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様から
「走り湯」と名付けられたのだそう。
ボコボコと湧き出る70度の熱湯の湯気でトンネルの中はサウナ状態
災害時にはここの50m手前まで土砂が押し寄せたそうで
付近には当時の惨状を物語るように壊れかけた建物、こびりついた土砂の痕跡などが
見られ、あの時の衝撃を思い出させました。
この走り湯から続く長い石段(837段)をふうふう言いながら伊豆山神社を目指しました。
伊豆山神社は頼朝と政子のロマンスでも有名で
くしくも今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まったばかり、
今年はここも人気のスポットになるのかも
伊豆山神社参拝の後は神社の裏に続く子恋の森ハイキングコースを歩いて「本宮社」を目指しました。
伊豆山神社参拝は」「本宮社」まで行ってこそが本当の参拝と言われるらしいですが
その昔は修験者が修行をしたともいわれる場所でそこにたり着くには結構大変な道のりでした。
本宮社から下山して伊豆山神社に戻る途中、7月の土砂災害の起点となった盛土が崩れた場所を見ました
大きく削られた山肌はテレビで何回も目にしていましたが実際の現場を見ると
その衝撃は大きく、人災と言われる盛土跡が大きく口を開けている様子を見て
ここから流れ出た土砂が一瞬のうちに多くの人の命を飲み込んだのかと思うと
辛く、憤りも・・・
そして皆で手を合わせ犠牲者のご冥福を祈りました
ずっと歩いていなかったのでちゃんと歩けるか心配もありましたが
何とか無事歩き通し心地よい初山行となりました。
熱海駅に戻ると周辺はコロナ禍とも思えない賑わいで多くの人が行き交っていて
ちょっと怖さを感じ早々に帰途に就きました
おまけの絵手紙
シクラメンを書いてみました