「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

絵画に魅了された瞬間

2007年11月15日 07時29分15秒 | Weblog

全ては この絵から始まった
「老いた庭師」1885年
ベルギーの画家 クラウス・エミールの作である

今から20年ほど前だったと思う
ベルギーのリエージュ美術館所蔵の美術展が
東京で開催された
さして 絵画に興味はなかったが
女友達に誘われ 軽い気持ちで見に行った

入り口付近に、その絵はあった
たしか畳1枚ほどの大きさだったと思う



その絵の中の老人は 僕に声をかけたのだ
「兄さん、そこで何をしている」

庭から建物に入る、その場所に、僕は立っていた
庭師が仕事の途中で建物に入ろうとして
「僕」を発見したのだ

咎められ、僕は狼狽した
そして…僕と庭師は、無言で対峙した
対峙している間、彼は自分の越してきた人生を語った
雇い人から受けた理不尽な体験についても教えてくれた
労働の辛さ、花が咲いたときの喜び
やりがいについても語った

気がつくと、女友達の姿がない
僕がその絵の前に立ち 声をかけても返答せず
冗談のような長い時間立ち尽くしていたので
怒って帰ってしまったのだ

それほど、この絵との出会いは衝撃的だった

それから美術館巡りが趣味になった


(NY メトロポリタン美術館)

絵画鑑賞は、もっとも贅沢な趣味じゃないかと
個人的に そう思う
優れた絵画には 壮大なドラマがあり 
素晴らしい音楽さえ聞こえてくるから…


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子に怪我を負わせた母親を逮捕…でも…

2007年11月15日 03時24分07秒 | Weblog

埼玉県に住む36歳の母親が14日、
中学3年の長女に暴行を加え、怪我をさせたとして
傷害の疑いで逮捕された

記事を読み
「また虐待か…。ヒドイ母親だ」と思った

しかしだ
事件の詳細を知り、母親への気持ちが変わった

母親は、長女の携帯電話使用料が月10万円という
高額になったため、使用を禁止していたが
長女が隠れて使ったことに腹を立てたのだ
「言うことを聞かないので」長女の髪を掴み
床にたたきつけ、顔を殴った
顔に2週間の怪我をさせた

長女は駐在所に助けを求め
結果、母親は逮捕された

この家族は、47歳の夫と6人の子供がいる「8人家族」
夫がどんな仕事をしているかは不明だが
お金に不自由しない家族、とは思えない
そんな「家庭事情」を知りながら
15歳にもなって、どこにかけているのか知らないが
月に10万円を越す電話代

親不孝もいい加減にしろっ、だ
おまけに親を犯罪人にして
「親不孝」の二乗だ
殴られて当然だ

警察も警察だ
少し前なら
「親の言うことを聞かないお前が悪い」と叱ったはず

でも、ま…
こんな子にしたのは
親かな…?
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