「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

うちのカミサン語録

2007年09月29日 17時21分18秒 | Weblog

四国四万十川出身のカミサンは
おならをすることを、「屁をひる」という

以前、「痒いところに目が届く」と言ったので指摘すると
「いゃー恥ずかしい。顔から屁が出る」 
わざとか?

「しゃぶしゃぶが嫌い」と言うので
「じゃあ、豚しゃぶはどう?」と聞くと
「え、しゃぶしゃぶって豚じゃなかったの?」

僕「英語で最終兵器ってなんだっけ?」
カミサン「テポドン」

凄いケンカの後で…
「アタシ、貴方と別れたら〝寺小屋〟に行くつもりだったのよ」
「駆け込み寺だろっ!」

カミサン語録
数えたらキリがない
楽しい我が家
ちなみに写真は、食事中のカミサン…ではない

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「記者撃たれる」の報に血が逆流する思い

2007年09月28日 16時30分25秒 | Weblog
軍事政権下のミャンマーで、僧侶を中心とした反政府デモが起こっている。そのデモの様子を取材していた長井健司記者(50)が、ミャンマーの兵士に銃撃され亡くなった。

事件を伝える側を標的にする権力の横暴に、
人間を国家の下に押さえつけようとする傲慢に、
怒りで血が逆流し、視界が白くぼやけそうだ。
「命令」だからと人の命を簡単に奪う兵士の、
内面性を欠いた空虚な魂、その浅薄さに絶望する。
亡くなった記者のことを思うと、
悔しくて大地を叩き、地団駄を踏む。
記者のご家族にたいしても、言葉がない。

そして、フッと思った。長井記者の立場を…。
彼は、日本の某通信社の〝契約記者〟なのだ。

かなり以前、長崎の雲仙普賢岳の噴火があった時、
取材にあたっていた各局、各紙の記者が事故に巻き込まれた。
多くの記者が亡くなった。
その「教訓」があって、あまりに危険な取材には
「社員」は行かなくなった。
代わりに行くのが、下請け会社の、
それも社員ではなく〝契約記者〟である。
かつての自分もそうだった。
自分の場合、「社会面」担当ではなかったが。

彼らの中には、雇用保険に入っていない者もいる。
契約している会社が「業務委託」ということにしているのだ。
給与体系は、ほぼ「日雇い」と変わらない。
キー局も大手新聞も、その内情を知っている。
しかし、「そんなの関係ない」のである。
戦火の現地から、「いいネタ」を送ってくることだけが大事なのだ。
取材を依頼した記者が亡くなっても、局や新聞社は、
もっともらしく「目を伏せて」見せるが、
それだけである。

日本のジャーナリズムを支えているのは、
まるで日本の土建屋さんのように、
大手の社員ではなく、孫請け、曾孫請け会社の
それも〝契約記者〟なのである。
だから、日本には、真実を追求するため、命をもかける…。
そんな肝のすわった「本物のジャーナリズム」が育たない、という主張もある。

ちなみに、欧米では、「社員」が現場に行くのが当たり前だ。
もちろん、その雇用は日本とは違うけれど…。

話がそれてしまった。
長井記者には、心から哀悼の意を表します。

追伸
長井記者が撃たれた瞬間の衝撃的な写真が
世界のメディアに流れた。
もし…その写真が「なんだか」賞を獲得し
きらびやかなパーティーの席上
シャンパンを手に、笑顔でお礼の言葉を言う
カメラマンの顔を、
僕はどんな気持ちでながめるだろう…。

僕もやはり、伝える側として肝がすわっていない


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祝 ヤンキース、プレーオフ進出!

2007年09月27日 15時32分24秒 | Weblog

地区優勝は(おそらく)ならなかったが
とにかくプレーオフには進出!
良かった良かった
とりあえず ホッとした

この調子で なんとか…
頼むぜ! ヤンキース!!

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ボストンと2.5ゲーム差!

2007年09月19日 16時30分34秒 | Weblog

来たぞ、来たぞ、来たぞ~!
首位ボストンと2.5ゲーム差まで来たぞ~!
ワイルドカードを争うタイガースとは
4.5ゲーム差にまで引き離した
よし、あともう少しだ!

頑張れ、ヤンキース!
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松井、待望の24号!!

2007年09月18日 18時51分29秒 | Weblog

NYヤンキース・松井秀喜選手。
今日のオリオールズ戦で、
ついに、ようやく、待望の、40日ぶりの、
24号本塁打!!

わたしゃ~泣いたよ 号泣したよ
長かった、長かったね~
しかし、腐らずよく頑張った
素晴らしい!  偉い!
ダイヤモンドを一周しベンチに戻った時
ジータの笑顔に照れ笑いを浮かべていたね
うんうん、嬉しかったろう うん
これで肩の力が抜けただろう
明日も頑張ってね

あ、ところで…昨日、牛丼食べた?
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エリート

2007年09月18日 18時05分59秒 | Weblog
 雨期になると冠水してしまう未開の地アマゾンに、
その昔、かなり高度な文明(モホス文明)が存在したらしい。
以前放送されたテレビ特番での話だ。

 とても人が住めるような環境ではないはずの湿原に
自然と共存するように人が暮らしていたのだ。
興味深い内容だったが、特に興味を引かれたことがあった。
 居住のため人工的に作られた丘・ロマから、
大柄な男性の人骨が発掘された。推定年齢35歳。
装飾品などからリーダーと推察され「高貴な人」と命名された。
学者が〝彼〟の骨を調べ面白い事実が分かった。
奥歯がすり減っていたのだ。ストレスを抱えた人間の特徴という。
常に奥歯を噛みしめ、そして歯ぎしりをしていたのだ。
さらに、背骨には過酷な肉体労働をしていた証拠が残っていた。
また、祈祷のためか、長い間 断食をしていた証もあったという。
 食を断ち人々の為に祈り、辛い労働に耐え、
リーダーとしての重圧と戦っていたのだ。
そして、天寿とはいえない35歳という若さで死んだのだ。
権力者のイメージとは程遠い。

英国の〝エリート〟の教育方法に「石畳ラグビー」がある。
柔らかい芝生ではなく、石畳のフィールドで激しくボールを奪い合うのだ。
試合が終わると、ほとんどの選手が血だらけになる。
なかには大怪我をする若者もでるという。
なぜ、そんな危険なマネをするのか。
その起源は、騎士の訓練にあるらしい。
騎士は、戦いが起これば兵を従え最前線に立つ。
国民を守るため、一番に死ぬ危険を背負う、それが彼らの誇りなのだ。
その勇気と気概を養うため、騎士は危険な訓練を繰り返したという。
その伝統が、英国には息づいている。
自分を盾にして国民を守るのが「エリートの役目」なのだ。
最近、チャールズ英皇太子の二男、ヘンリー王子が、
志願してイラク南部に派遣するという報道が流れた。
日本の〝知識人〟は「なんでまた…」みたいな論評ばかり。
本物の「エリート意識」を知らないのだ。

 エリートはフランス語で、厳しい選抜と高度な専門教育を受け、ある特定の方面に於ける役に立つよう、充分に訓練された人間という意味だ。
 だが日本では、高学歴はもちろんだが、高級官僚や政治家、
一流企業の社員や医者、育ちのいい大金持ちなどのことを指すようだ。
特権階級、金持ちとエリートが同義語になっている。
庶民の上にあぐらをかき、庶民を操作できると思い上がり傲慢で
それでいて人々からの尊敬を期待し、
災害があれば一番先に安全な場所に避難するのが当然と考えている。

日本で、エリートという言葉に酔う人間は 
なんだか底の浅い人種に思えるのは僕だけか…。
モホス文明の「高貴な人」は、日本のエリートを見て何を思うだろう。
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安倍総理はモンゴルに行くべき

2007年09月13日 05時50分02秒 | Weblog
テレビや新聞をはじめ
マスコミは安倍総理に対して
かなり厳しい
かく言う僕もだが…

しかしだ
どこかの横綱が使った仮病と違い
安倍さんは 本物の心神耗弱状態だ
(辞任発表後 テレビの司会者みのもんたに電話し
 自分の辛さを早口でまくしたてたという。
 与党の誰かではなく、テレビの司会者に…だ)

 これは かなりヤバイ 危険だ

冗談抜きで モンゴルか写真のような環境で静養すべき

器じゃなかったといえば それまでだが
彼には無理だったのだ 日本の未来を背負う重責が

ちなみに、現在、休職中の教師の 
休んでいる理由の6割~7割が
メンタルな病気である
役所や企業の休職者にも同じようなことがいえる
これは深刻な社会現象だ
国のトップも例外ではなかったのだ

この深刻な社会問題
原因はどこにあるのか…

環境と同じく 人々の精神も破壊されているのか…

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安倍総理 辞任!

2007年09月12日 13時47分02秒 | Weblog
う~ん
最後まで 責任感のない お坊っちゃまな行動
何故 このタイミング?
困った人だ…
辞任の理由は
「だって、小沢くん会ってくれないって言うんだもん グスッ」

国民より、ブッシュくんとの約束の方が大事だったのだ 

所詮 リーダーの資質に欠けていて
そのことで 重責を担えなかったということだ
情けない
リーダー 監督 社長 責任者が
その団体の全てを決する
「長の一念」は 本当に大事なのだ

次は麻生さんかな?
う~ん
国民不在の政治だ…
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やった! 強豪スイスに大勝利!!

2007年09月12日 05時33分41秒 | Weblog
前半、どうなることかと思ったが
素晴らしい試合だった
点を入れるたび 
夜中なのに大声を出してしまった 笑
いゃあ、スーッとした

それにしても、中村俊輔って、凄い選手だ
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追悼「9・11」

2007年09月11日 12時23分37秒 | Weblog

あの日、2001年の9月11日(米国NY時間)。
僕は、日本の自宅にいた。たしか午後10時頃だったと思う。
早めに寝ようと床についた時、テレビを観ていた妻が
「あっ」と叫んだ。
NYのツインタワーの南側のビルから
もうもうと煙が出ているのを中継していたのだ。
妻と、つい数ヶ月前にいた場所だ。

最上階のレストランで食事をする予定だったが、
事情ができて予約をキャンセルした。
「また今度来たときに食事すればいいさ。
大丈夫。ここのレストランは無くならないよ」
不機嫌な妻に愛想笑いをしつつ言った言葉がよみがえる。

「小型機が誤って追突したみたい」
妻はテレビの解説者の言葉を僕に伝えた。
僕は跳ね起き、画面に映し出されたツインタワーに見入った。
「小型機…? それにしては凄い煙だな」
どれくらい観ていただろう。
やがて、信じられないことが起こる。
飛んできた一機のジャンボジェット機が、
もう一方のビルに衝突したのだ。
「…!?」
何が起きたのか、理解できなかった。
まるで特撮映画を観ているようだった。
その後二つのビルは崩壊し、一瞬にして数千人の命が奪われた。
文字通り、悪夢だ。

この事件で、NYに住む僕の親友Hの友人、A氏が亡くなった。
実際にお会いしたことはなかったが、
素晴らしい人だったという。まだ幼い娘さんがいたらしい。
胸が痛んだ。

ツインタワーの向かいのビルから、
崩壊の少し前まで、惨状を目にしていた友人のK。
ビルから飛び降りる人と「目が合った」というのだ。
事件から半年後に、NYで彼に会った時はそれほどでもなかったが、
ちょうど1年後に渡米した時、
彼と会うことは出来なかった。
友人の話では「最近、ふさぎ込むことが多くなった。
俺たちを避けているような感じだ」と。
6年経った今も、友人を避ける生活をしている。
彼も「犠牲者」なのだ。

テロで亡くなった犠牲者、そのご家族、
心身共に傷ついた全ての人に、祈りを捧げたい。


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「仕事」「勉強」「恋愛」の自律について

2007年09月10日 10時03分28秒 | Weblog

 子供に学習意欲を持たせるため、
「テストで100点採ったら、ご褒美をあげる」と、
人参をぶら下げる方法がある。
『外発的動機づけ』という。
逆に、褒美を貰わずとも、
学習そのものが楽しいというのが『内発的動機づけ』である。
また、『外発~』で学習を続けているうちに学業が面白くなり、
「褒美」が目的ではなく、
学習そのものが目的に変化する場合がある。
この『外発~』から『内発~』の移行を
『機能的自律』という。まさに『自律』である。

 「学習」の目的は、本来「知識の取得」
「論理的思考回路の確立」、教師や同級生ら、
他の人格との触れあいによる「人格の形成」
「自分らしさの発見=Identityの確立」である。
「学習」で得た様々なことを糧に、
人は実社会で「自己実現」を目指して生きる。

 この目的を誤り、テストで高得点を採ることによって
得る褒美(有名校への進学も入るだろう)のみが目的となった
場合、その生徒は「人格の形成」に後れをとり、
社会に出た際に自信となる「Identityの確立」も
できないままになってしまう。
『自律』できない『未熟』な人間は、社会に出ても、
褒美を貪ることを主たる目的とする人生を歩む可能性が高い…。

 これは、私が大学で教わったことだ。
『機能的自律』に向け指導することが教師の大事な役目なのだと。

 この「学習」を「仕事」「恋愛」「信仰」
「その他」に置き換えると…
意外にも、共通するものがある。
面白い。
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消えてしまった思い出の青いキスマーク

2007年09月09日 17時25分10秒 | Weblog
2000年末、21世紀へのカウントダウンを祝うべく
妻とNYに行った際
話題の舞台「ブルーマン・グループ」を
日本人街に近いビレッジで観た
いろいろなパーカッションのビートが
心を鷲掴みにする
あの、体験したことのない
不思議なパフォーマンスが忘れられなかった

その「ブルーマン」が、ついに日本でも観られる
六本木に建設中の「インボイス劇場」で、
12月1日から東京公演が始まるのだ
これは是非観なければならない
さっそくチケットの手配をしよう

2000年末
ブルーマンを観た後に、小さな劇場の受付で
公演のCD(確か20ドル)を買った
日本に帰った今も時々聴いているけど
その度に感動が蘇ってくる
CDと共にイャーバンドも買った
公演の帰り際、そのバンドに出演者・ブルーマンのキスを貰った
バンドについた青いキスマーク
大事な宝物だったが、
いつの間にか、妻が顔を洗う際のヘヤーバンドに使っていた…
当然、青いキスマークも消えてしまった

号泣
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07年 カナダ・ミュージック・ウィークアワード最優秀新人賞を受賞したジョージ ついに日本デビュー

2007年09月08日 13時54分24秒 | Weblog
今年、カナダで最も注目されている歌手が
5日、日本デビューを果たした。

エイベックスの宣伝文句には
「世界に通用する要素を兼ね備えた期待の新星。
今作のプロデュースにはバック・ストリート・ボーイズの
ハウイ.Dが参加していることも見逃せない!」と。

そう、ジョージを世界で売ろうとしているのは、
バック・ストリート・ボーイズなのだ。
それまでジョージは地元カナダで地道に音楽活動をしていた。
やがて、彼の歌は皆の知られるところとなり、ラジオ出演。
そのラジオで流れる彼の歌をハウイは聴いた。
ハスキーなジョージの歌声に魅了され
ハウイは、彼のマネージャー兼プロデューサーとして名乗り出た。
そうして、今回の日本デビューとなったわけだ。

ちなみに、ジョージの弟ジャスティンも歌手として注目されており
今年、英国を中心に活動を始めたようだ。

さて、何故、オッサンの私がジョージのことを記したかというと、
彼は私の親友の息子さんなのだ。
だから、他人事ではない。
カナダではスターだが日本では無名。
なんとか売れてほしいと、オジサンはソワソワしているのだ。

私の親友、ジョージの父親ヒロさんのことは別の機会に記したい。

さて、ジョージのアルバム「believe」の試聴は以下で

http://www.avexnet.or.jp/george/
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政治家の資質

2007年09月07日 05時27分40秒 | Weblog

昔から 金と酒、そして女(異性)にだらしのない人間は
公職に就く資格はないといわれた
自分を厳しく律することのできない人間は
結局、権力や金などの魔性に負け
社会を汚れた方に引っ張っていくからだ

特に政治家は「井戸塀政治家」が理想とされた。
つまり自腹を切り、赤貧に耐え
しまいには井戸と塀しか残らない
私利私欲のない人間がなる聖職とされていたのだ。
本来は…だ

しかしだ…
いまはヒドイものだ
議員が金銭の誤魔化し 領収書のコピーで多重計上
学歴詐称、経歴詐称、選挙違反、
はては大麻所持に痴漢事件、
暴力事件、賭ゴルフに不倫
不倫は女性議員も例外ではない
相手の男も男だ 「彼女はすごいM」と暴露
下品すぎて、ため息が出る

それらハレンチ事件を起こした議員を追求すると、
過去のことと開き直る 何が悪いと逆ギレする
その態度は、教育のない若者、
詐欺師などの犯罪者と変わらない

文字通り 世も末

けれども、そんな連中を選んだ我々も反省だ
見た目やキャッチフレーズにだまされるな
その人間の行動を見て判断しなければ駄目だ
賢くならねば…と思うこの頃
その国の民度、政治家の質、社会の成熟度、正と不正は
全て一人ひとりの国民が作ったものなのだから

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我が街の商店街の人々

2007年09月06日 17時17分46秒 | Weblog
もう15年以上前から、
祖○ヶ○商店街を利用している
別名「ウル○○マン商店街」とも言う
○谷プロが近くにあるのだ
駅では、電車が来るたび「ウル○○マン」のテーマが流れる

ここには有名無名問わず
面白い人々が沢山通る

例えば…
世界的衣装デザイナーを妻に持つ
元NHKのとある大物演出家 
いつも綺麗なお姉ちゃんを何人か引き連れ
ふんぞり返って歩いていたが
ある事件を起こしてからは
ひとりで、コソコソ歩く姿に変わった

オスカーにノミネートされた
世界的俳優の妻も よくここで買い物をしている
彼女も女優だが、気取ったところがない
商店街の店主にも評判がいい
ちなみに、僕は、旦那の姿をまだ見たことがない

同じく評判がいいのは
旦那がお笑いの人気者で、自身も女優の某
旦那の実家の自転車屋によく顔を出している

長い白髪を振り乱した
まるで「八墓村」に出てくるような老婆がいる
彼女は足腰が極端に弱く
歩くときは、地面に手をつき 這うように歩く
その姿は、まるでテレビから出てきた白髪の貞子だ

ある時、歯医者に行こうと道を這っていると
優しい青年が「具合が悪い」のだと勘違いし
救急車を呼んだ
入れ歯が合わないのでハッキリ話せず
「アゥアゥ」言っている彼女を
救急車は大学病院に運び去った…

翌日、昨日行けなかった歯医者に行こうと
彼女が這っていると
走るタクシーに頭をぶつけられた
再びサイレンの音が鳴り響く

数週間後…
髪を束ね、背筋を伸ばし
楚々として歩く例の老婆が歯医者に来た
皆、彼女とは気がつかなかった
這っていないのだから
保険証を見て看護師が気がつき唖然とした
商店街の人々は
「車にひかれたのが良かった」と
まことしやかに話している
実際は、入院したことで栄養を充分に採れたので
体力が回復したのだが…。
這って歩く昔を知る人が言っていた。
「まるで人類の進化を見るようだ」と。

ここの住人は噂好きの人々が多く、
昔のことを忘れない
40年以上前に、浮気をした某店の女主人
痴話喧嘩で間男に刺され
入院したことで浮気がバレた
旦那はとっくに亡くなったが
商店街の人々は彼女を
いまも「浮気をして男に刺された女」の
レッテルをはがさない

今年50歳になる○氏は、知的障害者だ
ベルをずーっと鳴らしながら自転車にのる
彼が通ると通行人から「うるせぇ」という怒号が飛ぶ
自転車に乗っていない時は、
バレリーナのように回転しながら歩く
彼が歩くと通行人から「邪魔だ」という怒号が飛ぶ
そんな彼が、ある時、親孝行の芸能人が
親をハワイに連れていくテレビを観た
芸能人は、親に内緒で、ある時、突然
親をハワイに連れていったのだ
その親は感激し泣いていた
○氏は、決意した
母親をハワイに連れていこうと
駅の改札で駅員に「ハワイ二人」と言ったが
取り合って貰えなかった
困った彼は商店街の人々に聞いて回った
「お母さんに内緒でハワイに連れていきたい。
どうすればハワイに行けるの?」
「まずパスポートをとれ」
「旅行会社に相談しろ」
「銀行で円をドルに替えろ」
親切な皆は色々と教えてくれた
彼は教えられた通り、
パスポートを取るべく、電車に乗り都庁に行った
けれども、住民票がなかったので
「パスポートくれなかった」
肩を落として地元の駅に着いた時
彼の母親が改札で待っていた
母親は彼を見るなり号泣し彼を抱きしめた
○氏は、どうして母親が泣いているのか分からなかった
当初、彼が目論んでいた
「内緒で親を感激させたい」という目的が達せられたことも…

15年以上、この街に住んでいるが 飽きが来ない
老人になるまで この街にいることになるような気がする
しかしだ。
いつかこのことを小説に書き、そのなかでいろいろと
差し障りのあることを書けば、
一生、噂の対象となり、
住み難い街に一変するのかも…
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