日本は法治国家だ
法律が、僕ら真面目で健全な市民を守ってくれる
どこかの国の無法地帯とは違う
日本では今まで冤罪なんかもないし
国家・警察・権力側はいつも正しい
良かった、良かった
はぁ…。
さて、裁判において、
検事と弁護士が事件について争い
それで判事の「判決」を得るわけだが
判事と検事はお役人だから
大事なのは「前例」
前例を覆すのは大変なのだ
勇気ある判事が勇気ある判決を下しても
それがお役所が気に入らないものだと、
その勇気に対し、「左遷」というご褒美を与える
だから判事は、そして検事も
何より「前例」を大事にする
いろいろ楽しい問題がありそうだ
さて、今度は裁判員制度や陪審員制度
これで問題なのは、
O・J・シンプソンが無罪になったように
ディベート能力の優れた弁護士が
裁判を左右する可能性が高い、ということ
(でも、その後の強盗事件で
結局、終身刑になりそう…
悪の本質は変わらない?)
同じような罪状でも
ある貧乏な人は、暇な国選弁護人に頼み
ある大金持ちが優れた弁護人に担当させる…
ここにも「格差」が生じる
実際に、日本各地で行われている
裁判員制度の模擬裁判で
同じ罪に対し、異なる判決結果が出ている
判決の「格差」は、米国では当たり前になっている
欧米は、貧乏人には常に厳しい社会なのだ
法治国家日本…
裁判員制度が実施され、欧米化された日本で
憲法に保障された権利を守って生きるには
大金持ちになるしかない
法の平等を正しく勝ち取るため
霊感商法でもなんでもして、
弁護人に払うための大金を儲ける…
それしかないようだ
ん…?
霊感商法は違法だ。罪になる。
けど…ま、いいか
難しいことは、優れた弁護人に任せよう