「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

UFOが飛来する!?

2013年08月18日 16時47分36秒 | Weblog

それは中学生になったばかりの頃。ラジオの深夜放送に
出ていた“超常現象研究家”が、日時を指定し「UFO
が飛来する」と生放送で言ったのを聴いた。翌日、その
話題で学校は持ちきりだろうと思ったのだが、何故か級
友たちは、興味を示さなかった
その日…。僕は夜中に起きだして、近所の公園に向かっ
た。ジャングルジムのてっぺんに上り、そこに腰掛け夜
空を見上げた。約40年程前の札幌。空は澄み渡り、まさ
に宝石をちりばめたような満天の星空だった。広大な天
の川が視界を横切っている。僕は目を凝らして、天空の
端から端まで見渡した
明け方まで粘ったが、数多くの流れ星を観ただけで、結局
UFOは現れなかった。だが、明け方まで夜空を見上げて
いた経験は、宝物のような思い出となっている

夜空を見上げていた時、学校で習った星座をあちこちで
見つけた。星空に線は描かれていないのだが、神話や昔
から伝わるお伽噺に出てくる星座を発見するたび、感嘆
の声を上げた。時には、自分で勝手に星と星を結びつけ
“新たな星座”を創造したりもした
天空は、ギリシャ神話の神々や、カニや熊、ハープを持
った乙女たちで実に賑やかだ
さながら夜空という巨大なキャンパスに描かれた線画だ
が、実際には“カニ”や“熊”や“乙女”は存在しない

こういう視覚的錯覚を心理学的には「ゲシュタルトの知
覚作用(心的作用)」というらしい
この知覚作用は人によって様々に変化し、天井の雨染み
が幽霊に見えたり、壁の汚れが降臨した“神”に見えた
りする。初めは、ただの汚れにしか見えなかった者も
誰かが言った「ホラ、これは神様だ」の言葉に影響され
そんな風に見えたりするのだ
この心理的作用を悪用して、詐欺師が跋扈するのだが
騙されるのは、知性と教養と理性が無い証拠と、自ら
を猛省するしかない

さて、この知覚作用とも共通するが、ある者が観ると
それは完全な球体なのだが、それが四角形に観えたり
または三角柱だったり、中には平面の星型と観える人
もいるらしい

それは何故か…

観るには“目”が使われるが、実は目のせいではない
それは、その人の“脳”の問題なのだ
つまり、光に反射した物体が目の水晶体を通り、眼球
の内側で映像化され、それが電気信号によって脳に伝
わり、初めて物体の形や色などが“認識”される
そうして初めて「観た」ことになるのだ。

この脳に“問題”があると、人は正視眼でいられない
“問題”は、事故や暴力などで受けた外的衝撃(傷)や
心的衝撃、更には、その者の志向性や関係する人間の
影響によって「生じる」らしい
オウムなどのカルト宗教に関係し、精神が壊れた際に
脳に問題が生じ、それによって幻覚を見てしまうのだ
「世間が自分たちを襲ってくる」という幻覚も、問題
を生じた脳が“見せている”錯覚なのだ


「霊が見える」「UFOを見た」という人や、壁の染
みを神様と信じ手を合わせる人も、脳に問題があると
思うのは、僕だけだろうか


さて、物事を正しく「見る」には、ある程度以上の視力と
知力、何より問題のない健全な脳が必要ということになる

仏典に「餓鬼は恒河を火と見る 人は水と見る 天人は甘
露とみる 水は一なれども果報に随って別別なり」とある

天人の位まで行かずとも、水を水と見られる健全な脳が欲
しいものだが、その健全な脳かどうかを判断する基準が
解剖学の権威で「バカの壁」などの著作がある東京大学名
誉教授の養老孟司先生が示している。それは簡単な基準で
「忍耐できる」かどうか、という
様々な苦悩にも耐え、解決の糸口が見えるまでジッと我慢
し行動する…。いわゆる「忍辱の鎧(にんにくのよろい)」
を着た人が、「健全な脳の持ち主」らしい
実に興味深い基準だ…


星空を見上げた話から、いつものように脱線し、脳の話に
なってしまったが、最後に、あの時のラジオの話の後日談

僕が夜空を見上げていた時、数多くのラジオのリスナーか
ら「いま、UFOが現れた」などの報告が殺到したらしい
僕が見上げている最中だ。本当にUFOが飛来していれば
発見できたはずなのだが、僕は何も見ていない

やはり、“脳”に問題があるらしい…。否、僕のことです
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大当たり!

2013年08月17日 09時21分35秒 | Weblog
 
カミサンが、いつものように
大好きな「ガリガリ君」を食べていたら
突然、「大当たり!」と絶叫
何かと思えば、「もう一本」の当たり棒

なんだ、アイスキャンデーか
どうせならロト6でも当ててくれ

なんて心で思って
「凄いじゃない」と笑って見せた

しかし、いい年をして
「好物はガリガリ君」なんて…

子供かっ!

(ちなみに僕は クジというものに
当たった事がない。モレなくプレゼントという
景品に応募しても、モレてしまうという
強運?の持ち主なのだ。タハハハハ…)
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国立西洋美術館~国立博物館~みはし

2013年08月15日 12時02分20秒 | Weblog
 
時折、猛烈に「美術鑑賞」欲求にかられる
だが、日々の生活闘争で、それにゆっくり
時間をとるのはままならぬ

そこでお盆の休日を利用して
美術三昧を楽しんだ

上野の西洋美術館では
大好きなロダン、そして
モネの世界にドップリ



さほど美術に興味の無かったカミサンも
人類の文化の結晶に圧倒されていたようだ




国立博物館では日本画「地獄絵図」を真剣に見入っていた



美術を堪能した後は、カミサンの強い希望で
上野の甘味処の老舗「みはし」で一服



実に有意義な休日となった


今度はイタリアやフランス、ベルギーに行って
鑑賞三昧の日々を味わってみたいもの…




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“ミゾウユウ”の発言

2013年08月02日 09時08分08秒 | Weblog
 
ナチスの手法に学べばいい


この方、もともと政界の要職…否
政治家になるべき人ではなかった

名家で資産家のボンボンとして
銀座の御姉さん相手にマンガの話題や
下ネタで笑わせていればよかったのだ

未曾有を「ミゾウユウ」といい
真意を「シンシ」といい間違っているだけなら笑えるが
ナチスの「やり方」から学ぶ発言は
もう、政治家としてよりも
人間としてアウトだ

世の中には、こういう「アホ」が結構いる
特に政治家に多い
そういう人が、本来の人間に目覚めたときに
本当の平和がくるのだと思うが…

コメント (2)
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