キリストが生まれたとされる2000年前
その更に5000年前の石器時代の終わり頃
人類最古のシュメール文明の人たちが
色々な物語を作り始めた…
それが神話の始まりだが、実際には、20
万年前に突如として出現した新人類ホモ・
サピエンスの一人が、または複数が、始めは
幼稚な、そして次第に複雑な物語を作り
(例えば〝空が高くなった話〟など)
それを語り継いでいったものが、神話の
元となったとも言われている
その神話は、色々な語り部の書き換えや
創作が加わり口伝で継承された
その中には、星座を絡めた神々の物語や
創世記、出エジプト記、ノアの箱船、モーゼ
の石版(十戒)、バベルの塔などがあった
それをユダヤ教徒が聖典タナハとしてまとめた
そのタハナは、後年出来たキリスト教では
『旧約聖書』として信仰の基とした
その聖書を基本に、マルコやマタイ等の福音
書記者と呼ばれるキリストの使徒が様々な
憶測と創作のエピソード(「イエスはこう言った」
「イエスはこんな奇跡を起こした」などの類い)
を書き、それらを書き足したのが『新約聖書』だ
(実際のキリストの言動は殆ど記録がない。
浅黒かったのか白かったのかの記録もない。
だから創作家には最高の題材なのだ)
(因みに、『旧約聖書』は絶対で間違っていない、と
堅く信じているのがトランプ大統領を支持する
人たちだ。地球は7日間で創られ、女は男の
肋骨の1本から造られ、アダムとイブは実在し
ダーウィンの進化論は口にするのも汚らわしい
…と思っているのだ)
イスラム教でも、この『旧約聖書』はコーランと
共に聖典とされている
つまり…ユダヤ系宗教とされる、この3つの宗教の
基となっているのが「神話」なのだ
そして何故だか、この3兄弟はとても仲が悪い
日本でも神話を基とした宗教がある
「神道」だ。神道には宗教としての教義はない
神話の『古事記(前段)』を基としている
この『古事記』、創世記と重なる部分やインドから
東南アジア伝わるゴンドワナ型神話群と酷似している
特に、男女の話、下半身に関わる話は同じだ
(下品なので詳細は略すが…)
キリスト教は、その歴史の中で哲学的裏付けを
懸命に模索し、賛否はあるがスコラ哲学などを
確立したのに対して、神道は何もしてこなかった
中身のスカスカの宗教は、結局、軍事政権に利用
され何百万の命を殺す片棒を担いだ
(自分たちはそうは思っていないだろう。それ位
現状を認識できないスカスカ中身なのだ。この
中身スカスカ思想は、中身スカスカ人間を生み
スカスカ人間が地域社会をスカスカにする。だから
宗教は怖いのだ)
さて…結論として、人類はそろそろ「神話」を
基として生きるのを止めるべきなのだ
「神話」は、昔の物語として楽しむ地位に落とし
もっと深い哲学を基礎として人生を生き、社会を
構築していくべきなのだ
それがないと、これから千年経とうが何万年経とうが
相変わらず自己の利益のみを追求し、他者を排除し
戦争を続け、人類に平和はこない