「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

誰も言わない「馬鹿で愚かな有権者」のこと

2012年12月24日 15時08分30秒 | Weblog

今回の衆院選の投票率は、60%を切る低い投票率だった
前回、美味い事ばかり言って女性を騙す結婚詐欺のような
公約を掲げた民主党に投票した多くの有権者が、民主党に
落胆し棄権に回ったのが原因という
棄権した有権者は言う。「自分一人が何かしたところで
何も変わらない」と…

だが実際は、前回は「自分ひとりが投票」したことで
民主党を大躍進させ、今回は「自分ひとりが棄権」した
ことで、民主党が惨敗し自公が政権に復活したのだ
その「大変化」を「変わらない」という彼らの感覚に驚く
そんな彼らの根底にあるのは「無力感」だ。そのどんよりと
濁った感覚が、この変化を感じないでいるのだ。もしかしたら
自分の変化にも気づかないでいるのかもしれない
どんどん堕ちていく自分の変化にも…
また、濁った感覚だから、誰もが“自分と同じ無能”に見え
「誰がやっても同じ」と思ってしまうのだ。猿が、己以上の
能力の者がいることを察知できないのと同じだ

「自分がしたところで何も変わらない」という思考は
一見、世の中に失望したインテリな人間、つまり「世の
中のことが判っている才人」のようにも思える
「変わらない」発言する人の多くも、どこかでそれを意識して
発言している。「どう、僕って頭良いでしょう」と。だが、前
述したように、それは本来のインテリとは正反対、人間として
の向上の発露の人とは逆の、愚かな無気力思考なのだ
「私は烏合の衆の一員です」と白状しているものなのだ

一人ひとりの「無力感」が自らの人生の力を萎えさせ、社会を
力無いものにしていくのだが、そんな彼らも「誰かが現状を変
えてくれる」のを心待ちにしている。自分では何もしないのだが…

この他力本願思考は、何処から来ているのか…

また不思議なのは、「誰かの現状打破行動」を心待ちにしているくせに
誰かが現状打破の為に行動を始めると、揚げ足取りと批判を始める
黒澤映画「七人の侍」で、百姓上がりのニセ侍・菊千代(三船敏郎)が
「(侍に冷たい態度の百姓だが、自分たちの命が危うくなると)お侍さまー!
お侍さまーって、手を合わせて拝んでけつかるっ!」
「正直面してペコペコ頭下げて、嘘をつく、なんでも誤魔化す!」
「けちんぽで、ずるくて、泣き虫で意地悪で間抜けだ!」と、百姓の
悪態をわめき散らす場面があるが、「百姓」を「有権者」に変えても
違和感はない…と言うのは言い過ぎか

口の悪い友人が「愚民が愚かな議員を選ぶ。前回の選挙をみろ
バカが馬鹿を選んだから、大震災の復興もならず景気も更に悪化し
隣国から舐められ領土も侵されそうになった。今回はバカが棄権し
てくれたおかげで、無能政権が終わってくれた。バカに投票権を与
えるとロクなことがない。投票権は試験制度にして、合格点を取った
人間だけに与えるべきだ」と酒席でまくし立てた
自民党の森元総理の「(自民党に入れない有権者は、投票に行かず)
寝てくれていればいい」発言を思い出したのだが、それは酷い暴論
賛成しかねるものだが、一理はあるとも思ったのだ

だが、口の悪い友人のいう「バカ」も、一瞬で「賢人」に変わる
それは意識を変えることによってそうなるのだ。つまり「自分ひ
とりが何をやっても…」から「自分ひとりの強い意思で、自分を
変え、周囲を変え、やがて社会も変えていく」という意識だ。時
間がかかっても、必ず変わっていくという信念の人が、更に信念
の人を増やし、その数が増えれば、本当に社会は変わっていくは
ずなのだ。信念の人に諦めはない

誰もが「イチローは凄い」という。だが彼は自らの「今」を「常に
難しいことに立ち向かい」「諦めず続けた」結果という
ある日突然、何かが“降臨”して、偉大な野球選手になれたのではない
のだ。「今度こそ!」「今に見ていろ!」「絶対にやり遂げる!」と
日々の地道な練習に励んだ結果なのだ、と
「日々の奮闘が自分を変え、世界を変えられる」との信念の人の
人間としての質は高い。そんな質の高い人の目には、有名だとか
見てくれが良いとか、金持ちだとかの基準はない。自分と同じ“匂い”
の奮闘の人、信念の人、努力の人がよく判るのだ。
その目を持った有権者が増えれば、「バカ議員」が世に出ることはないはずだ

だから「何も変わらない」「誰でも同じ」とうそぶく前に
「自らを変えろ!」だ
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海野宿

2012年12月22日 14時43分55秒 | Weblog
 
カミサンとドライブで、長野県東御市にある
北国街道・海野宿に行ってきた
もっとも、この古い宿場が見たくてやってきた訳ではなく
人生の窮地に立たされているカミサンの友人を激励するために来たのだ
カミサンの友人は心を変えて決意し、再生を誓った。来た甲斐があった

そんな訳で、おそらく一生来ることはなかったであろう北国の宿場を
期せずして訪れ、認識を新たにしたのだった
海のない長野県なのに「海野」とは面白い。なんでも1625年(寛永2年)に
北国街道の宿場として、江戸幕府によって設置されたのだそうだ
それにしても閑散とした観光地ではあった

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“疑問”に思わない疑問

2012年12月17日 16時40分51秒 | Weblog
 
今回の総選挙では、僕の住む東京世田谷の場合、衆議院の
比例・小選挙区の他に、都知事選があり、都議の補欠選挙
があり、そして最高裁判所裁判官に対する国民審査の5つ
の投票があった

衆議院の小選挙区と都議の補欠選挙の選択も迷ったが、何
より迷ったのは最高裁判所裁判官の国民審査だ
一体、どういう裁判官がいて、どういう事案を裁いてきたのか
サッパリ判らない。それなのにどう判断すればいいのか…という事だ
選挙管理委員会から出される資料を調べても、どんな事件を担当し
どういう判決を下したか載っていない
こんなんで、どう信任すればいいんだ?
しかし、今回の信任投票では、10人全員が信任されている。
皆、判って信任したのかな?

最高裁判官は、時の政府の強い影響下によって任命される…
という噂を聞いた。つまり、政府に都合のいい判断を下す
裁判官だけが最高裁を牛耳っているということだ。日本は
三権分立の国のはずだが、それは建前…と思うのは僕だけか

せめて次回の最高裁判所裁判官の国民審査投票の際は、各裁判官の
出身校などの経歴と、担当事件に対する判決の数々を記載した資料を
国民に提示して欲しいものだ

それと、自民党の安倍さんが叫んでいる憲法改正だけど
チト筋が違うのだ。憲法は「国民が国家権力に枷た法律」だ
つまり、国民が権力の暴走を止めるための法律なのだ
国民が「憲法を改正しろ」というなら判るが、権力側の人間が
「改正」を求めるのは、筋が違う暴論なのだ。そのことを言う
憲法学者が皆無に等しいのが不思議だ

まっこと日本は、全てを曖昧にして疑問も抱かず
平気な顔をしているオカシナ国なのだ
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選挙民の「決断」

2012年12月17日 12時46分27秒 | Weblog
 
しかし、酷かったよね
民主党政権って

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義務と権利

2012年12月10日 16時39分43秒 | Weblog
 
以前、ゴッホとゴーギャンの「労働に対する
考え方の違い」を書いた
ゴッホは、生活のため過酷な労働に従事したが
「労働は醜い苦役だ」と悲鳴を上げ、同じ労働
をしていたゴーギャンは「労働は清々しく美し
い」と語った
二人のその後はご存知の通り。ゴッホは発狂し
自ら命を絶ち、ゴーギャンは南国の島タヒチで
女たちを描き続けた
二人の命運を分けたものは何か。僕は「義務と権利」
の意識の違いと思う。労働を「生きるため仕方なく行
う義務」と捉えるか、「自らの生活を支える権利」と
取るかの違いだ。同じことをしても、この2つの意識
の差が、その後の人生を大きく変える
勉強を義務と考える学生は伸びないが、権利と捉える
学生の学業は飛躍的に伸びる
宗教の礼拝を義務と取る信者の「信仰の喜び」は少な
いが、「拝むことは私の権利」とする信者は、信仰が
歓喜に結びつく
同じやるなら、何でも「私の権利」と捉えると、生活
全般が楽しくなる
これは、僕が最近実感したことだ

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大事なのは「今までの行動」

2012年12月09日 17時14分50秒 | Weblog
 
選挙真っ盛りだ
アチコチで美味しい話の演説が続く
過去に、それに騙された選挙民も
歴史健忘症なのか、再び愚を繰り返す?

議員・政党で大事なのは
過去にどういう行動をしたか
どういう法案を提案したか
どう現実にしていったか、だ

それを冷静に見て選挙民は投票すべきなのだが
民主主義のなんたるを理解していない多くが
「どの政党に入れたらいいか…」と迷っているとか
その背景には、どの議員・政党がどういうことを
してきたか判らないということがあるという

それを懸命に調べるのが、成熟した選挙民なのだが…
参考までに、早稲田大学の北川先生の研究グループが
政党の「公約達成率」を発表したのでHPを見るのも手だ

ともかく、「有名だから」とか「テレビに出ているから」
とかではなく「今まで何をしてきたか」で
その議員・政党を判断し投票すべき
…と、実に当たり前のことを書いたのだった
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文芸部の日

2012年12月02日 10時42分08秒 | Weblog
 
今日は文芸部の日だ
草創のメンバーだった
林さんも数年前に逝った
後継の我らが頑張らねば…

来年のこの日までには
創立者にご報告できる結果を
なんとしても手にしなければ

決意新たにす


(写真は我が町 経堂駅前)
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