テレビドラマで「歌姫」というのが
TBS系で放送されている。
舞台は高知県の土佐清水。
カミサンの故郷のすぐ近くだ。
物語の説明は省略。
問題は、ドラマで使われている方言・訛だ。
このドラマ、長瀬智也などの
人気アイドル(?)が出演しているにも関わらず、
都会での視聴率は低く、僕もチラッと観たけど
全然つまらない…というか、ヒドイ。
まぁ、それはいいとして、問題は方言・訛だ。
土佐が舞台ということもあり、
都会の低視聴率とは逆に、
高知では高視聴率でスタートした。
しかし…だ。
長瀬らの話す、あまりにヒドイ方言に
地元の人間もウンザリとか。
「あんな喋り方はしない」
「そうジャキニ…なんて言わないよ」などなど。
これは作家も悪い。ちゃんと取材していないのだ。
結果、土佐でさえ視聴率は下降線をたどっている。
演技が死ぬほど、もー、どーしようもないほど
ド下手なのだから、少なくとも、
リアリティーを持たせるためにも
せめて方言は、ヤッツケ仕事ではなく
真剣に覚えるべきだった。
ま、いまから真剣になっても遅いけど…。
役者の仕事は、画面・スクリーンに
「リアリティーを持たせること」とは
先日、映画の宣伝のため来日した
ハリウッド俳優マット・デイモンの言葉。
「観客をシラケさせたら、役者として失格」という。
当然だ。
テロリストに夫を殺害された
NYのジャーナリスト、マリアンヌ・パールさんが書いた
「マイティ・ハート」が映画化された。
(写真 11月23日公開)
主演はブラピの奥方、アンジェリーナ・ジョリーだ。
当初は、ブラピの元奥方で、映画化の版権も所有している
ジェニファー・アニストンが出演に意欲を示し、
アンジェリーナの主演が決まっても、
役への未練タラタラだった。
だが…。
アンジェリーナの話す、フランス語訛りの英語を聞いて脱帽。
彼女を応援する立場に変わったという。
その訛りとは…。
原作者のマリアンヌ・パールさんのものだったのだ。
アンジェリーナは、マリアンヌさんの口調を
何週間もかけて完璧にマスターした。
役者魂をみる思い。
映画の公開が待ち遠しい。
ちなみに…。
原作者のマリアンヌさんは、僕のNYの親友ヒロさんとは知り合いで
レストランなどで見かけると、「やあ元気?」と挨拶する間柄だ。
事件当時、ヒロさんから彼女の話を聞いたことが思い出される…。
話がそれた。
役者は英語でアクターという。
アクト(動く・演技)する人なのだが、
その「アクト・演技」の意味を、NYの演技学校の先生
(この方は、日本の女優・木村佳乃の演技の先生でもある。
以前、テレビの特番で、木村がNYの演技学校で学ぶ様子が
放送されたが、そのときの教師だ)
に聞いたことがある。
すると「声を発する、話す、ことだよ」と…。
「演技とは、その役柄になりきって
話す、ことなんだ。どんな風に動くかより
どんな風に喋るか、が大事」
分かった?
だから、訛りをいい加減に喋っちゃダメなのよ
…って、長~い説教。(^^;
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