記憶に新しい「Qアノン」。彼らの主張は
「米国や世界を牛耳っている上層階級の
人間たちは〝世界的児童買春組織〟のメン
バー」というものであったり、各地の学校での
銃乱射事件の数々は仕組まれたものとか
ジョン・F・ケネディ・ジュニア氏の自家用
機を墜落させたのはクリントン家だ、など
荒唐無稽としかいいようがないものだかりだ
少しでも知性があれば一笑に付すに違いない
だが、そんなありもしない話を信じる「輩」が
トランプが大統領選に敗れた直後の21年に
アメリカ合衆国議会議事堂を襲撃し、死者をだす
惨劇を引き起こした
陰謀論を信じる精神構造は、難病としか言い様がない
その病にかかっている人間、それも政治の指導者は
過去のソビエトなどの共産国に存在したという
それは、マルクス主義の教義「資本主義と共産主義の
最終対決は避けられない」を信じる者達だという
事実、旧ソビエトの指導者達は「アメリカが先制
攻撃で核を打ち込んでくる」という不安に苛まされて
いたらしい
その当時のKBGの職員だった現ロシアの大統領の元の
国営メディアは「NATOがロシア攻撃の準備をしている」
との報道を繰り返している
馬鹿げた陰謀論だ。だが、それを現大統領も信じている
フシがあるとある専門家が語っていた
本気で「攻めてくる」と信じていたとしたら
メソポタミア時代のアッシリア戦士のように「攻撃される
のを待つくらいなら、こちらから攻撃せよ」という発想に
なっているのかもしれない。「他に選択肢がなかった」
という発言にも、それが現れている
だとしたら、「Qアノン」と同レベルだ。恐ろしいほどの
無知・無教養と言わざるを得ない。熱狂的なカルト
信者と同じだ。そんな人間に「まとも」を説いても
聞く耳は持たないだろう。なにせ、現実の世界では無く
荒唐無稽の世界に生きているのだから
ならば、どうする…?