笑顔浴

優しい時間

わかったつもりが危ない

2014年08月14日 | Weblog

「マスクメロンのマスクは英語で「musk=麝香(じゃこう)」なんだって」

「へえ~、そう聞くと、香りが強いイメージだね」

高級感もあって、誰が命名したんだろう、よく思いついたね~

 

「スミレ目ウリ科キユウリ属で、一年草の植物」と、野菜果物辞典を読みながら

奈良漬の中に、スイカやメロンを見つけたことをふと思い出しました。

熟す以前の、固い小さなスイカやメロンでした。

もう数十年昔の夏のことで、我ながら、よく覚えているものです。

子供の知恵を統合しても、よほど、驚いたにちがいありません。

世の中は、私の知らない物で溢れている!

 

網目を、ネットと呼ぶそうで、随分長い間 私は

誰かが、こまめに彫っているものとばかり想像していました。

内側の成長速度が外側より早く、ぐんぐん膨らんで、ひび割れて、

その修復のために内側から液体が出て固まる「かさぶた」が網目になるそうで

メロンが成長の過程で、勝手に作っていたなんて、知りませんでした。

日本中のメロンの流通量を考えてみれば、納得!

「メロンが高いのは人件費が凄くかかるから」と、得意げにしゃべらなくて、本当によかった。

知らない事に関しては、想いもよらぬ思い込み 勘違いだらけ

だって、それが知らないってことです

ちなみに、太い網目のメロンほど高級メロンとのことでした。

 

わかったつもりの恐ろしさについての指導を

何度も繰り返し、先生は口にされます。 

相談の現場では、

相手の事を私が理解できたと思う瞬間

私の願う方向に順調に相談者が変化していると判断した瞬間

<よし、わかった> <これで、よかった>

と思う時ほど、用心しなさい。

それは、あなたの思い込みでしかない、

安心した途端、相手を知ろうとする姿勢が希薄になる 

その一瞬だから。

 

 

 

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