先生が指導の中で、繰り返し伝えてくださること。
「私たちが、者(物)を見るときは立場で見てる。
立ち位置を変えると、視野が広がる。
そして、
たまには 隣の住人になって、立場を変えて自分を見なさい
どんなふうに見られているのかも考えなさい」
先生の体験では、
「親から聞いていた通りの子供が 相談に来たためしがない。
親の立場で「万引きした子供」を問題児だと考えると
悪い子のレッテルを張った子供の、良いところは目に入らなくなる。
でも、「万引き行為」は、その子の一部分で 全体ではない。
話してみると、素直で賢い、親思いの子だったりする。
レッテルを貼られた子供はいじけて、次第に
どうせ俺なんか、と本人も自分に同じレッテルを貼る」
私は、先生の立場で、どんな表現をするだろう
近所のおばちゃんなら、なんとコメントするかしら
仲の良いクラスメイトなら、
万引きされた店主なら、警察官なら
万引きされた品物なら・・
万引きする前の彼と、万引きしてる彼と、万引きした後の彼と
どのタイミングの彼に引っ張られてしまうだろう
全体としての彼を 空の上から眺めることができますように
「悪い子」「将来のない子」「問題を起こす子」
コテコテに重ねられたレッテルの上に
「素直な子」「賢い子」「親思いの子」
新しいレッテルをペタペタと貼る。
しばらく眺めたその後で、
一緒に ジャブジャブ洗って、レッテルを全部きれいにはがす
本当は、レッテルなんか一枚も必要ないのだから