笑顔浴

優しい時間

しないよりは、まし。

2019年06月21日 | Weblog

 

5月末から、1人1日10リットルの節水を、

広報車が市民に呼びかけています。

そこで 私も 食器を洗う時は鉛筆の細さにしぼり

泡を流した直後からの洗浄水を バケツにためることにしました。

思ったより多量のきれいな水を流しておりました。

掃除に利用したり、トイレに流したり、リユースしとります。

どれほどの力になるものぞ! とは思うのですが、

私1人分でも、しないよりは まし ですから。

 

数日前のワールドニュースで、

水不足により、ベトナムの広大な水田の

地面がひび割れて、苗が枯れてゆく様子を見ました。

世界の各地の農業に 気候変動が影響を与えているのでしょうか・・

 

昔、日本がコメ不足になった年があって、

政府がタイ米を大量に輸入してくれました。

料理の本や雑誌に、タイ米レシピが載りました。

人気が無くて、捨てられたという話も耳にしました。

切ないのは、

輸出したタイの国内が 米不足になったこと。

価格が高騰し、貧困層の人々が食べられなくなったとか。

日本で起きた不都合が、まわりまわって

弱い立場の人を虐めることになるなんて、知らなかった・・・

食糧危機は、我慢してきた不満が爆発するきっかけになっているでしょう。

平和を維持するなら、みんなが食べられる社会でないと。

そういえば、アラブの春のきっかけも

野菜と仕事道具を取り上げられた露天商の青年が

役所の前で 焼身自殺したことではなかったかしらん。

 

<不都合な真実>というドキュメンタリーが2007年に

映画館で上映された頃、

イヌイットの男性が インタビューを受けて、 

「温暖化で我々の暮らしが奪われるのは、納得できない。

 快適な暮らしをしてきた人達へ、補償を求めたい」と

 感情を抑えて答えておられるのを観て、忘れないようにしています。

 10年以上経って事態は更に悪化している印象で、

 苛立ちは、私の想像を超えているのでしょう。

 


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