笑顔浴

優しい時間

役割を交替しない

2018年01月24日 | Weblog

 

チーム医療<Web杉田塾>で杉田峰康先生の講義を拝聴した時

交流分析の「ゲーム」を避けるためには、

役割を変えるなと教えていただきました。

 

<カープマンのドラマ三角形>

職場や家庭生活、友人との関係で、

繰り返される人間関係の悪循環を心理ゲームと呼びます。

カープマン先生は、

迫害者(P)、犠牲者(V)、救済者(R)の3つの役割の

ポジションを移動することによって生じる交流を「心理ゲーム」と示しました。

他人にかまって欲しい人が、カモを見つけてゲームを仕掛けます。

互いに気分が悪くなる、質の悪い交流ですが、無いよりはマシなのです。

 

犠牲者の学生「あ-あ 保健は なんもわからん・・」

救済者の私 「どこがわからないの、教えるよ」

犠牲者の学生「わからない事が、わからん」

救済者の私 「そうか。わかっている事は?」

犠牲者の学生「わかっている事なんか、無い!」

救済者の私 「あらま!」

犠牲者の学生「今日はもう勉強しない!」

 

私が次にどう返事をするか、思案が必要です。

「もうすぐ期末試験なのに、そんな態度でいいの」と叱ると 私の役割は救済者から迫害者へ変わる。

「あなたのせいで、私は途方に暮れるよ」と落ち込んだ瞬間に、私は可哀そうな犠牲者にポジション変更。

役割を変えた時点で、相手の仕掛けたゲームに まんまと乗せられてしまうのです。

イライラするか、クヨクヨするか どっちも爽やかな気分ではいられません。

 

救済者で始めたら、終始、救済者を通せということですから

「今日はもういいよ。気が向いたら質問してね」なら、

救済者のままで、さようならできそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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