笑顔浴

優しい時間

モチベーションは自分で高める

2016年09月27日 | Weblog

 

昨日は、薬学生(4年生)150人と「医療コミュニケーション」を楽しんできました。

 

昔、「薬剤師って涼しい顔して禁止ばっかり、そう簡単にできますかってんの!」

と不満を訴えられた経験があります。

 

「血管が縮むので、煙草はやめましょう」

「血圧が高くなるので、減塩食にしましょう」

「血糖値が高いので、おやつをひかえましょう」

「薬の血中濃度を一定に保つため、規則正しく、忘れないように飲みましょう」

どれも、ごもっともな正論ですが

理解できることと、行動できることは別物ですから

そうした方がいいとわかっていても、できないことが 私にもあります。

それでも「やる」、そのモチベーションについてみんなで考えました。

 

「大学に行って勉強するべきだと 頭でわかっているけど

今日は猛烈に ずる休みしたい。うーん、葛藤する。

そんな時に登校する、あなたのモチベーションの高め方を教えてください」

と投げかけると、答えとして

「新しい文房具を前日に買う」という ご褒美物品系の意見がでました。

引率の教授と参加したタイの薬学生(5年生)に聞いてみたら

「必ず薬剤師になる」という、目標達成系の意見を発表してくれました。

私は、どうだったかしら

友達を誘って噂の喫茶店でおしゃべりできたらワクワクという ご褒美対人系・・・

 

「必ず、病気を治す」「もっと健康になる」という強い意志をもった患者さんがいるし

「忙しい」「金がない」「現状を変えられない」と治療からドロップアウトする患者さんもいるし

多様な価値観を持つ患者さんがいることに、気付くことからスタートだね。

 

今日は痛みに耐えてよく頑張ったと、久しぶりに 私にご褒美(物品)系

いつの間にか 桃の隣に、梨や葡萄や緑色の早生ミカンが並ぶ季節となりました。

雨が多くて、今年はいちじくが午前中で売り切れちゃうそうです。

 

 

 


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