笑顔浴

優しい時間

思い出の品

2015年11月07日 | Weblog

 

小さな貝のペンダントは、小学生だった弟の修学旅行のお土産。

記憶が定かでないけど、母が面会日に寮まで持って来てくれた。

驚きのあとの嬉しかった感じが、今もふと 近くを通り過ぎる。

 

たくさんの手放せない雑貨を

整理しようと集めては、一つ一つ思い出す。

私だけが認める付加価値はあたたかい。

 

本人が亡くなって、形見になった品もある。

最近、私のバースデイブックには、命日の記載が増えた。

バースデイブックに併記するのは、いかがなものかと躊躇するけど

誕生日は<あなたと出逢えて嬉しい>と本人に伝える日

命日も<あなたに出逢えて嬉しかった>と故人を想う日

まあ、いいか。

 

あなたに出逢えて嬉しいと感じるのは、

あなたから愛された記憶があるからで

寂しくなると開く箱を持っておくと

会話や出来事をとぎれとぎれに思い出し

再び、今も 愛されるのがいい。

 


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