笑顔浴

優しい時間

デフォルトモードネットワーク

2014年07月04日 | Weblog

ベランダで収穫したピーマン

 

6月28日のサイエンスゼロを見てたら

何もしない、ぼーとしている時にも、脳はよく働いている、

ぼんやりした時間も大切にしましょうというおはなしでした。

 

一日に必要なエネルギーを2000kcalとすると、脳はその20%も使っている。

さらに、脳がどんな時にエネルギーを使うかも調べられていて

意識的な活動には     5%

脳の細胞の維持修復に 20%

その他は無意識の活動で使われているらしい。

生命維持活動もありますものね

 

脳を研究している人々は、これまで

脳のどの部分が、どんな働きをするのか

被験者に課題を与え、作業してもらって、脳の活動領域を特定してきた。

話す時には、この部分が活動していて

見る時は、こっちかあ!とかね。

 

10年前に、作業と作業の間の 活動していない時の脳の状態に注目した博士がいて

作業してる間は、作業に関係する脳の場所で血流が上昇するけど

前頭葉内側、後部帯状回の血流は低下した。

作業を止めると、前頭葉内側、後部帯状回の血流が上昇した。

限られた血液を効率よく使おうという脳のシステムなのかな?

ぼんやりしている時に働く脳の部位をいくつも見つけて

デフォルトモードネットワーク(何もしていない時に活動するネットワーク)と名付けたそうで

主に、「自己認識」「記憶」「情報の統合」など重要な機能を担っているらしい。

 

私をふりかえってみる。

大好きなドラマに集中している最中に、料理の献立を考えるって絶対無理かも。

今週のドラマを見る時に、先週までのあらすじが無くても、物語をすぐに思い出せる!

つまり、記憶や出来事の整理がいつまにかついているってこと。

 

ちなみに、うつ病の人は

ぼんやりしている時に加えて、意識して課題をしてる間も

このデフォルトネットワークが活動していると紹介された。

脳が働き過ぎってことかしら?

 

認知症の人の脳検査をすると

広い範囲のデフォルトネットワークが、遠く離れた部位とは連携しなくなり

ご近所の神経同士でこじんまりと連携するから

何をするにも、時間がかかるようになるらしい。

認知症の診断の手がかりにするんだって。

 

そういえば私も、予定した何倍も時間がかかるようになった。

何種類かの料理を同時に仕上げられていたのに

全体の進行かそろわなくなった。

こんなはずでは?!が多くなった。

実感。

 

 

 

 

  

■サイエンスゼロのHPには・・・ 

最新の脳科学で「ぼんやりと過ごす」ことの重要性が浮かび上がってきた。

脳の消費エネルギーのうち、意識的な活動に費やされるのはごくわずか。

大半は意識とは無関係に働いていたのだ。

ぼんやりとしているときには脳内にあるネットワークが生まれていて、

「自己認識」「記憶」「情報の統合」など重要な機能を担っているらしい。

さらに、このネットワークは「認知症」や「うつ病」などさまざまな病気との関連もわかってきてきた。 

とある。


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