笑顔浴

優しい時間

信じて待つ

2013年06月09日 | Weblog

嬉しかったこと。

どうしたのかな~と心配してたA君の隣の席のB君が

「こいつ、昼休み以外は一日ずっと寝とるんで!」と私に訴えたこと。

きっと、なんとかしろ!と私を頼ったのだと思っています。

A君をほっとけない気持ちが私にも伝わってきたから

お隣のB君にも伝わったのではないでしょうか。

B君は相変わらず、寝逃げしてる気配だから、

「そんな日もあるでしょう、疲れているかもしれないので

寝かせてあげましょうよ」と叱りませんでした。

B君の期待に応えず、がっかりさせたかもしれません。

 

先週の放課後、ばったり、駐車場の前でB君と出会いました。

立ち話で、私の「手だけで運転できる改造車」の話をしたからでしょうか

今週は教室に入ると

「保健の時間だけは、わかるようになった」(教員の顔と科目が一致したという意味)

と伝えてくれました。

 

そして、毎週プリント提出がなく授業中に寝ていたA君は、

最初から起きていましたし、説明の途中に後ろの人とおしゃべりして、

私から注意されるほどでした。

「Aの婆ちゃんが、またご飯食べに来いっていってくれた」

とC君が嬉しそうに語っていたので、

数人の学生がA君の家を訪問したのかもしれません。

 

この日は、「このクラスの平均が9.88 お隣のクラスが10.00

構成メンバーが全く違うのに、この近似値は凄過ぎで、驚いています」

と提出プリントの平均枚数を伝えました。

「お前がクラスの平均を下げとんじゃ!」

とB君は相変わらず厳しい声掛けですが

「もし、プリントを提出せんかったらどうなるの?」とAの心配も

して、父親的愛情を感じます。

 

A君が懸命にプリントワークに取り組む姿を見ながら

仲間が、勇気を与えるものなのだと確信しました。

 私にできることの一つに、

邪魔せず、信じて待つこともあるのかなと感じます。

 

 

 

 

 

 


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