笑顔浴

優しい時間

ユーモアのセンス

2011年02月07日 | Weblog

土曜日は、交流分析の講演会に参加してきました。

「ユーモアは教養である」というお話が特に心に響きました。

 

国際線の乗務員だった下平先生の経験談で・・

「袋に入ったバターロールがお皿の手前で床に落ち、転げてしまった時、

日本人のお客様は、この人 どうするのかなと黙ってじーと見る。

それを拾って、まさか私のお皿には置かないでしょうね、という視線ですから

床に落ちたパンを最後まで拾わないで置いておくのがポイント。

アメリカのお客様のお世話をしていたときも、機体が揺れて転げたパン。

周辺の人が「Ohー」と注目し、「なんて元気なパンなんだ!」と笑う。

「僕にそのパンをくれるかい、疲れているので、元気になれそうだ」

拾って手渡すと、ムシャムシャ食べてくれる方がいた」

申し訳ないと思いながら、気持ちがあたたかくなったそうです。

 

どちらの場に居合わせたいかといえば、明るい人のそばで笑い声の中がいい。

ミスをした人も周囲の人も包みこんでしまうユーモアの達人は、リフレーミングの達人といえます。

「・・・にもかかわらず、状況を楽しむ」ことが上手にできると、

たくさんの人々の人生を豊かにし、そして、私の今日の一日も楽しくなるはずです。

 

「もっと早く、連絡を入れたら、Nさんのお見舞いに行けたのに」と想うと

悔しくて、悔しくて、寂しくて、たまらなくなるのですが、

お別れをしていないことで、これからもずっと元気なままの姿を思い出せます。

Nさんの得意だったチョコレートケーキを、今度は私が焼いてみます

部屋中いっぱいのキャンドルパーティも、どうぞ一緒に楽しんでください。

「大阪の親戚の家に、急に、引っ越しなさった」と思うことにしましょう。

自然に疎遠になってゆく、たくさんの懐かしい人々の一人として・・・

 


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