バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

ガウジングマシン

2019年12月04日 | GPS
 昨年度購入の丸材が残っているのにもかかわらず、今年の丸材を使ってみたくなり、15本をカマボコまで加工した。途中4枚破棄して56枚だが、2枚色が悪いので恐らくそれも破棄することになりそう。



 ガウジングをかけている途中、今更ながらに気付いたことがあった。

 リーガーのガウジングマシンは、駆動する方に付いている左右高さ違いの板を動かすことで、削る厚さを調整する。



 基準はおそらく1.3㎜で、板を基準より左に動かすと厚く、右に動かすと薄くなる。

 私は、0.1㎜(1目盛り)厚くして1.4㎜になるように設定していて、3~4回一方向で削り、左右ひっくり返して1~2回削る。今まで、ひっくり返しは、力の入れ具合で刃の入り具合が変わり、左右の端の厚さが変わってしまうのを防ぐため、考えて実施していた。しかし、このひっくり返しが、それ以上に重要なことだと、今日になって分かった。

 刃の駆動部分の軸の部分は、厚さを調整する板を動かしても高さは変わらない。これもおそらくだが、基準の1.3㎜のときは面に対して平行になっていると思う。しかし、板を厚くなるように動かすと、機械手前(自分から見て)だけが高くなってしまい、平行ではなくなってしまう。考えてみれば、当然のことだが、今まで気がつかなかった。手前に比べて奥の方が削れる量が多くなってしまうのだ。



 これまでも、ひっくり返したときに、ケーンの全面が削れず(自分から見て)向こう半分(奥の方)だけが削れることが多かった。これは、ひっくり返したときに私の置きかたが悪いのだと思っていたが、実はそうではなく、そう削れて当たり前だということだ。

 実際に、ひっくり返さずに一方向だけで削って、厚さを測ってみると、手前と奥の端では0.3㎜ほども差が出ている。実際はそんな端は使わないのでそこまで差はないと思うが、微妙な差は出ているだろう。

 こんなことにこれまで気付かずに材料を加工していたわけだが、最近、友人がガウジングマシンを購入するに当たって、リーガーのマシンはどうやって厚さを調整するの? と聞いてくれたおかげで、気がつくことができた。ありがとう。
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