だから僕はひとりで旅に出る

人間は汚い。人間は醜い。人間が怖い。だから僕はいい人に会いたくて旅に出る。オープンウォータースイマーの練習と大会の記録

湘南オープンウォーター  スタート

2013年08月25日 23時26分36秒 | 湘南オープンウォーター

いよいよカウントダウンでスタート! 300人もいるので家島OWSのような激しいバトルを予想したが大した接触もなくスムーズにスタートした。

スタート前に右ふくらはぎを攣りそうなので足を使わずにゆっくり目のペースで泳ぐ。

最初のブイですでに30人くらい前にいそうだ。いつものレースと違い全く自分の位置がわからない。すぐ前に番長さんがいて、後ろにも大勢ついてきている。

湾内の1kmが終わる頃にでも周りには選手がいっぱいいる。先頭はもう見えない。どうやら大集団の先頭近くにいるようだ。このペースなら10km行ける!! ちょっとペースを上げてみた。

2kmを越えたあたりで背中が水着で擦れる。痛いっ~!ワセリンがちゃんと塗られていなかったか・・・。鈴木さんとパイン姫もいた。みんなで集団で行っている。(笑)

番長さんとくっついたり離れたりしながら進む。4kmを過ぎた辺りで完全に並んだ。お互い右呼吸と左呼吸。そしてストロークのピッチが近いので呼吸の度に顔を合わせる。笑いながら泳いだ。

かなり沖合なのに所々浅い所があり海底が見える。想像より水はは綺麗だ。

5km近くになるとどんどん前方の選手に追いついていくのでテンションが上がりさらりペースを上げる。気付くと番長さんがいなくなり、後ろの集団もいなくなった。振り切ったのか? 後でわかったが番長さんは補給で止まったらしい。

ここからは調子がよく1km毎に1人抜くという感じで進めた。くらげの痛みも背中が擦れた痛みも感じない。ただ水着の胸部に水がガバガバ入ってくる。今までこんなことは無かった。着方が悪かったのか?

8km過ぎた辺りでいきなり来た!! 恐れていたのはこれだ!! 体が動かない。特に上腕三等筋・広背筋。後ろから来た誰かに抜かれたが付いていく力はない・・・。入水の度に「のたーん・のたーん」という擬音が聞こえてくる。なぜか頭の中でAKBの「人生そんな悪くないよね」とかなんとかいうフレーズが繰り返される。(笑)

先導のカヌーもいないのでヘッドアップが必要だが、そんな力もなく平泳ぎばかりになる。後ろから追い上げてくる番長さんに怯えながらなんとか最後の俵ブイに着いた。ラスト500m!!

Nec_0111自分でも不思議だがラストスパートをするだけの力のかけらが残っていた。ラストは全力でスパート。波打ち際の大波に翻弄されて立ち上がり後ろを見ると、マンサクさん?! 腰を壊しておいてもこの速さか? さすがに強い!!

ゴール前のアナウンスで自分が9位と知った。9位!! まさかの1ケタ!! 満たされた気持ちでゴールした。

 

 


湘南OWS 当日

2013年08月25日 21時41分51秒 | 湘南オープンウォーター

いよいよこの日が来た。いつもの四万十をさしおいて今年のメインレースというか、最大のストレスというか・・・。対10km練習に2度とも失敗しているので、正直完泳すら危ない。

5時起床。入浴・ストレッチ。そして朝食はホテルの朝食が7時からなのでホテル向いの松屋の朝定食に変えていただいた。

5:40朝食 6:00に部屋に戻りトイレと歯磨き・そして集中!

6:40にホテルフロントで待ち合わせをし、マンサクさん番長さんお二人と会場へと向った。最寄り駅でかまーんさんとお会いした。実力では俺とは格違いの選手だ。節政さんとお会いしたので4人でタクシーに乗り会場へ到着。

Nec_0110
今日は最近の天候にしてはかなり涼しく過ごしやすい。脱水症状の心配が少し和らぐ。テントで着替えて軽くアップしたが水温も低くどうやら大丈夫そうだ。ゼリーの補給を無しで行くことに決めた。

Nec_0107Nec_0108どうやらかなりコンディションは良いらしく江ノ島の向こうに富士山まで見える。雄大な景色のレースはとても心地よい。

8:30に荷物を預け招集。ビニールシートに座りスタートまで待機するが、スタッフの方々がペットボトルの水を配布して下さる。脱水の不安がここでもなくなる。隣が偶然かまーんさんだったが体つきが明らかにに違う。

鈴木さんとも再会した。わざわざ挨拶に来て下さった。鈴木さんも湘南は経験者で先輩だ。

パイン姫さんともお会いできた。なんて天真爛漫な人!! 緊張という感情をパイン女王様の体内に忘れてきたに違いない。(笑)

スタート前に恒例の周りのみんなと握手して、いよいよスタート地点の場所まで移動した。一応最前列にスタンバイしたが目標は完泳。絶対最初無理はしない。