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冷却装置を失いつつある"地球号" 海洋大循環

2023-08-16 11:19:01 | ふと思ったこと

日本でも40℃前後の異常な暑さが続いた7月。欧米、中東・アジア・アフリカでも乾燥や熱波など異常気象による山火事や洪水が相次いで起きたようだ。大多数の家庭から吐き出されるエアコン室外機の温風で早朝でも過酷な暑さがもたらされている。

そんな中、7月下旬の新聞に「大西洋の循環 止まる恐れ」と出ていた。
地球全体に及ぼす気候への影響のうち、"取り返しのつかない環境激変の転換点(tipping point)"の一つと言われる海洋大循環。
何千年もかけて地球全体を巡る海底の大きな流れは、塩分濃度や水温の差で生じる。その内、大西洋を南北方向に流れる"大西洋南北熱塩循環(AMOC)"がここ数年温暖化の影響などで循環が弱まっていることが報告されていたが、デンマーク・コペンハーゲン大学の研究チームは1870~2020年の北大西洋海面温度などのデータをもとにシミュレーションした結果、このままの変化が進めばAMOCの停止は早ければ2025年、遅くも2095年までに起こる可能性が高いことが示されたとの予測をがまとめ、0725付で科学誌ネイチャーコミュニケーションズに掲載された。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によれば、AMOCが止まると熱帯雨林帯が南に移動、アフリカやアジアのモンスーンが弱まるほか、ヨーロッパは乾燥する可能性が非常に高いという。

臨界点とか閾値という言葉があるが、それを超えると一気に様相が変化する。再び始まっている宇宙へのロケット事業は、地球からの脱出を模索する動きにさえ見えてくる。 (2023.8.16)
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豪雨に見舞われている日本。居座る前線はインドまで伸びているという。この異常気象は世界規模で展開される。地中海では熱波で山火事が頻発。極端な高温は対極の気候を呼び寄せ、地球はホメオスタシスへと走る。
地球温暖化という言葉の“温暖”には暖かくて快適なイメージさえ付き纏う。ちょっと生温い表現に感じる。最早、地球鬱熱化とも言いたいほどだ。いずれにせよこうした気候変動は水の惑星・地球を砂漠化させる危機も孕んでいる。
ガガーリンが今後もっと先になって地球を見たら「地球は青かった」とは言わず、「火星のよう」と言うかもしれない。
海水温は高くスーパー台風 が発生してもおかしくない気候。激しい日射しと太陽光を隔てる分厚い雲に覆われた日々の連続が交互に繰り返されたら、地球は次第に弱っていく。 <2021.8.15>
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<2019-08-20  0820>
変な夏だ。晴れ間が無いかと思うと雨もなかったり、極端。海の温度は高く台風の勢力も衰えることを知らない。

何年も前に、NHKスペシャルだったろうか、"海洋大循環"に関する番組を見た。

極地の海氷が溶けては、まるで"雨垂れ石を穿つ"かのように下降、やがては海底から海溝を地球規模で大循環する。それが減少傾向と言う ・・・。

メガ・クライシス(巨大危機)マウンダー極小期/】

【海底を流れる深層海流 https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005402539_00000&p=box】
【深層の大循環 http://www.fpo.jf-net.ne.jp/soumu/column/column002.html】
【海洋大循環 https://www.spf.org/opri/newsletter/451_1.html?latest=1】
【海底を流れる深層海流 https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005402539_00000】


++++++++++++++海洋大循環+ 
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2019.8.22 冷夏・大雨、あるいは気温上昇に歯止めがかからなくなる"大極小期(グランドミニマム)"、元気ない天照大神。
2019.8.24 "夏をむねとすべし"、地球規模の温暖化。
2019.8.27 氷結が溶けた"真水"が、恰も動脈のように地球の海底を巡り巡っていく。ある時は深くある時は海面へ向かう。
2020.8.20 エアコン無しの猛暑を想像したら、海の中だって四六時中温泉状態か?そうも浸かっちゃいられまいて。
2021.8.16 猛暑酷暑気温40℃。そこに1~2ヵ月エアコン無しで暮らす。地球が置かれているイメージは、そんな感じか。

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