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感想:『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 4 絆の支柱は欲望』

2009年11月04日 18時45分17秒 | 入間人間
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈4〉絆の支柱は欲望 (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈4〉絆の支柱は欲望 (電撃文庫)
価格:¥ 536(税込)
発売日:2008-04-10


あとがきを読まずに読み始めたので、この巻だけで終わらなかったことに驚いた。そこまで引っ張るほど面白い話でもないのに。

「クローズド・サークル」での連続殺人事件。とはいえミステリという雰囲気はあまりない。
この設定では動かしがたい、というよりも邪魔なまーちゃんは舞台の外。それだけで作品の魅力は半減以下。相変わらず読むのに苦労する文体をせっせと読んで終わらないという事態に呆然としてしまった。

シリーズの性質からすると外伝に近い内容だけに、それを延々と垂れ流されてもというのが正直な気持ち。これ以上物語を続けても面白くなりそうにないだけに尚更。
初期設定がぶっ飛んだものだっただけに、シリーズで出来のばらつきが大きいのも仕方ないとは思うが、それにしても今回は残念な思いが強い。テンポが悪いのも今に始まったことではないが……。




これまでに読んだ入間人間の本の感想。(☆は評価/最大☆10個)

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸』(☆☆☆☆☆☆)
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意』(☆☆)
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生』(☆☆☆☆)


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