早いもので残り試合数は16。試合数で言えば、もう3/4が終わった計算となる。ベスト16の顔触れは、地元のヨーロッパが10、南米3、北中米、アフリカ、オセアニアが各1となった。シード国はすべて残り、メキシコ、フランス以外は一位通過を果たすという順当な結果。FIFAランク2位のチェコが落ちてガーナが残った以外はほとんど番狂わせも起きなかった。
逆転勝ちも少なく、引き分けもあまり多くなかったグループリーグ。しかし、本当の戦いはここからだ。
○ドイツ-スウェーデン
開幕前不安視されたドイツだが、攻撃陣は絶好調。クローゼの調子の良さがチームに勢いを与えている。不安視された守備もポーランド戦エクアドル戦と完封した。万全とは言えないまでも地の利もあって実力以上の力を発揮している。
対照的に調子が出ないのがスウェーデン。かろうじて決勝トーナメント進出は果たしたものの、チームに勢いはない。イングランド相手に引き分けに持ち込んで、少し復調の兆しは見えるが、ドイツ相手に相当の覚悟がなければ戦い切れないだろう。
予想は2-1でドイツ。
○アルゼンチン-メキシコ
初戦こそ堅さが感じられたが、2戦目で勢いに乗り、最後のオランダ戦は余裕の引き分け。前回大会は死のグループで力を出し切れずに大会を去ったが、今回のアルゼンチンは隙が見えないほどの強さを見せつけている。現時点では優勝候補ブラジルを上回る出来だが、最後まで維持できるかどうかが注目だ。
大苦戦のメキシコ。昨年のコンフェデで見せた流れるようなパスワークは息を潜め、苦しみぬいての決勝トーナメント進出となった。相手が好調のアルゼンチンだけに、苦戦は免れない。
予想は2-0でアルゼンチン。
○イングランド-エクアドル
スウェーデン相手に苦しみ、更にオーウェンの離脱というアクシデントを受け、先行き不安なイングランド。安定した戦いぶりだが、勢いという点では物足りなさが残る。優勝を目指すにはクラウチでは厳しそうだが。
ドイツ相手には大敗したが、試合巧者のエクアドルは侮れない相手だ。標高の高いホームでとはいえ、ブラジル、アルゼンチンを破ったことは過小評価できない。前半に不用意な失点をしなければ、イングランドを相当苦しめることができるだろう。
予想は1-1でPK戦でイングランド。
○ポルトガル-オランダ
1回戦屈指の好カード。どちらも決勝まで残ってもおかしくない力を持っている。
ポルトガルはフィーゴが元気。タレントも豊富で、安定感も爆発力も兼ね備えている。ユーロ2004で準優勝は伊達ではない。ほとんど欠点らしい欠点はないが、相手も強い。
オランダの強さも本物だ。特にロッベンがチームに勢いを与えている。攻守のバランスも良く、初優勝を狙えるだけの布陣と言っていいだろう。
ヨーロッパ勢10ヶ国のうち、ここまでの内容では、優勝経験のないポルトガル、オランダ、スペインの3ヶ国が特に良い印象を持っている。そのうちの2ヶ国の激突だけに、1回戦ではもったいないくらいだが、これも仕方がない。予想は、延長の末2-1でオランダ。しかし、本当にどっちが勝ってもおかしくない勝負となるだろう。
○イタリア-オーストラリア
順当に勝ち上がったとはいえ、アメリカ戦、チェコ戦は相手の人数が少ない中での試合だった。攻守ともに決して万全ではない。ただそれでも決めるべきところで決め切れる力はさすが。
オーストラリアは勢いを持って決勝トーナメントに進出した。テクニックでは劣るが、体格的にはイタリアに引けを取らない。グループリーグで見せた戦いを持続できれば、イタリアを苦しめることができるだろう。
予想は2-1でオーストラリア。番狂わせが最も起きそうなカードだ。
○スイス-ウクライナ
スイスは世界的に知られる名選手がいるでもなく、ずば抜けた実力があるわけでもないが、組織的なサッカーと惜しみない運動量で1位通過を果たした。未だ無失点で、ダークホース的な色合いが強い。
ウクライナは初戦こそスペインに大敗したが、その後は実力を発揮している。ただし相手は格下のサウジアラビアとチュニジア。攻撃もどうしてもシェフチェンコ頼みのところがある。
予想は2-0でスイス。
○ブラジル-ガーナ
優勝候補大本命のブラジルだが、未だ本調子とは言えない。それでも勝てるところが強さであるが。幸い優勝を目指すブラジルにとって比較的楽な組み合わせとなっている。決勝までで足元を掬われる可能性があるのはスペインくらいだろう。
アフリカ勢で唯一残ったガーナ。チェコ、アメリカを下しての進出で決してフロックではない。運動量の多いこの2チームに対し、決して走り負けなかったことがこの結果に繋がった。ただし相手はブラジル。運動量だけでは対応できない相手に、果たしてどう挑むのか。
予想は3-1でブラジル。
○スペイン-フランス
悲願の初優勝を目指すスペインはいい形でグループリーグを突破した。しかし、優勝候補と言われながらどこかで躓いてきた過去がある。ここまでは攻守共にほぼ万全だが、むしろ精神的に強さを押し出せるかどうかが問われるだろう。
トーゴを破ってようやく決勝トーナメント進出したフランス。これで引退のジダンにもう1試合与えることができたが、今の力ではスペイン相手にはかなり苦戦しそうだ。ただこれまで受けて立つことが多かったフランスが、久しぶりに挑戦者として戦うこととなる。それに徹し切れれば波乱の展開もあり得るが、果たして・・・。
予想は2-0でスペイン。
【追記】
アップしてから、トーナメント表の見方を勘違いしていたことに気付く_| ̄|○
まあ準々決勝以降は、また書くということで(;´д⊂)
逆転勝ちも少なく、引き分けもあまり多くなかったグループリーグ。しかし、本当の戦いはここからだ。
○ドイツ-スウェーデン
開幕前不安視されたドイツだが、攻撃陣は絶好調。クローゼの調子の良さがチームに勢いを与えている。不安視された守備もポーランド戦エクアドル戦と完封した。万全とは言えないまでも地の利もあって実力以上の力を発揮している。
対照的に調子が出ないのがスウェーデン。かろうじて決勝トーナメント進出は果たしたものの、チームに勢いはない。イングランド相手に引き分けに持ち込んで、少し復調の兆しは見えるが、ドイツ相手に相当の覚悟がなければ戦い切れないだろう。
予想は2-1でドイツ。
○アルゼンチン-メキシコ
初戦こそ堅さが感じられたが、2戦目で勢いに乗り、最後のオランダ戦は余裕の引き分け。前回大会は死のグループで力を出し切れずに大会を去ったが、今回のアルゼンチンは隙が見えないほどの強さを見せつけている。現時点では優勝候補ブラジルを上回る出来だが、最後まで維持できるかどうかが注目だ。
大苦戦のメキシコ。昨年のコンフェデで見せた流れるようなパスワークは息を潜め、苦しみぬいての決勝トーナメント進出となった。相手が好調のアルゼンチンだけに、苦戦は免れない。
予想は2-0でアルゼンチン。
○イングランド-エクアドル
スウェーデン相手に苦しみ、更にオーウェンの離脱というアクシデントを受け、先行き不安なイングランド。安定した戦いぶりだが、勢いという点では物足りなさが残る。優勝を目指すにはクラウチでは厳しそうだが。
ドイツ相手には大敗したが、試合巧者のエクアドルは侮れない相手だ。標高の高いホームでとはいえ、ブラジル、アルゼンチンを破ったことは過小評価できない。前半に不用意な失点をしなければ、イングランドを相当苦しめることができるだろう。
予想は1-1でPK戦でイングランド。
○ポルトガル-オランダ
1回戦屈指の好カード。どちらも決勝まで残ってもおかしくない力を持っている。
ポルトガルはフィーゴが元気。タレントも豊富で、安定感も爆発力も兼ね備えている。ユーロ2004で準優勝は伊達ではない。ほとんど欠点らしい欠点はないが、相手も強い。
オランダの強さも本物だ。特にロッベンがチームに勢いを与えている。攻守のバランスも良く、初優勝を狙えるだけの布陣と言っていいだろう。
ヨーロッパ勢10ヶ国のうち、ここまでの内容では、優勝経験のないポルトガル、オランダ、スペインの3ヶ国が特に良い印象を持っている。そのうちの2ヶ国の激突だけに、1回戦ではもったいないくらいだが、これも仕方がない。予想は、延長の末2-1でオランダ。しかし、本当にどっちが勝ってもおかしくない勝負となるだろう。
○イタリア-オーストラリア
順当に勝ち上がったとはいえ、アメリカ戦、チェコ戦は相手の人数が少ない中での試合だった。攻守ともに決して万全ではない。ただそれでも決めるべきところで決め切れる力はさすが。
オーストラリアは勢いを持って決勝トーナメントに進出した。テクニックでは劣るが、体格的にはイタリアに引けを取らない。グループリーグで見せた戦いを持続できれば、イタリアを苦しめることができるだろう。
予想は2-1でオーストラリア。番狂わせが最も起きそうなカードだ。
○スイス-ウクライナ
スイスは世界的に知られる名選手がいるでもなく、ずば抜けた実力があるわけでもないが、組織的なサッカーと惜しみない運動量で1位通過を果たした。未だ無失点で、ダークホース的な色合いが強い。
ウクライナは初戦こそスペインに大敗したが、その後は実力を発揮している。ただし相手は格下のサウジアラビアとチュニジア。攻撃もどうしてもシェフチェンコ頼みのところがある。
予想は2-0でスイス。
○ブラジル-ガーナ
優勝候補大本命のブラジルだが、未だ本調子とは言えない。それでも勝てるところが強さであるが。幸い優勝を目指すブラジルにとって比較的楽な組み合わせとなっている。決勝までで足元を掬われる可能性があるのはスペインくらいだろう。
アフリカ勢で唯一残ったガーナ。チェコ、アメリカを下しての進出で決してフロックではない。運動量の多いこの2チームに対し、決して走り負けなかったことがこの結果に繋がった。ただし相手はブラジル。運動量だけでは対応できない相手に、果たしてどう挑むのか。
予想は3-1でブラジル。
○スペイン-フランス
悲願の初優勝を目指すスペインはいい形でグループリーグを突破した。しかし、優勝候補と言われながらどこかで躓いてきた過去がある。ここまでは攻守共にほぼ万全だが、むしろ精神的に強さを押し出せるかどうかが問われるだろう。
トーゴを破ってようやく決勝トーナメント進出したフランス。これで引退のジダンにもう1試合与えることができたが、今の力ではスペイン相手にはかなり苦戦しそうだ。ただこれまで受けて立つことが多かったフランスが、久しぶりに挑戦者として戦うこととなる。それに徹し切れれば波乱の展開もあり得るが、果たして・・・。
予想は2-0でスペイン。
【追記】
アップしてから、トーナメント表の見方を勘違いしていたことに気付く_| ̄|○
まあ準々決勝以降は、また書くということで(;´д⊂)
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