2006年3月1日、トリノ五輪が終わって書いた記事がある。各競技の感想を述べた後に、「最後に」として次の文を載せた。
先日のスーパーボウルで敗戦したコルツのQBペイトン・マニングが試合後に勝利したQBを祝福せずにフィールドを去ったことが話題となった。敗れた時こそその選手の真価が問われる。
それは選手だけでなく応援するファンも同様だ。結果に一喜一憂し、時に感情的になることもあるだろう。ただ公の場で感情のままにそれらを吐露するのは、みっともないことだ。正当な批判や分析はいいが、冷静さを欠き感情のままに罵る姿は醜い。自戒の思いを込めて、ここに記しておく。
2月27日付読売新聞朝刊より、アルベルト・トンバのコラム「冬の詩」から引用。
「競争相手には、常に尊敬の念を忘れないこと。相手も、勝ちたい気持ちは、君と同じなんだよ」
最近、国際舞台での試合で対戦相手に敬意を払ったり、日本を破った相手を讃えたりする場面を見ることが少ない気がする。昔あのドーハで日本が韓国を破ったとき、韓国代表の盧延潤選手が日本の報道陣に対して日本の勝利を讃える言葉を贈ってくれたことを印象深く覚えている。今大会でも、ショートトラックの男子リレーが終わった後、アメリカのオーノは勝利した韓国チームの一人一人に握手しに回った。前回大会での因縁を乗り越え、スポーツマンらしいその姿に感動した。
勝ち負けは大切だ。勝利のために日々努力してきた成果を発揮する選手たち、それを応援する人々がいる。ただ試合が終われば、勝者に拍手を贈り、敗者の健闘を称える。こうした当たり前のことが当たり前に行われて欲しいのだけど。
先日のスーパーボウルで敗戦したコルツのQBペイトン・マニングが試合後に勝利したQBを祝福せずにフィールドを去ったことが話題となった。敗れた時こそその選手の真価が問われる。
それは選手だけでなく応援するファンも同様だ。結果に一喜一憂し、時に感情的になることもあるだろう。ただ公の場で感情のままにそれらを吐露するのは、みっともないことだ。正当な批判や分析はいいが、冷静さを欠き感情のままに罵る姿は醜い。自戒の思いを込めて、ここに記しておく。