奇想庵@goo

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神サイト――小説データベース

2009年10月25日 21時17分33秒 | デジタル・インターネット
昨夜教えてもらったサイトに「翻訳作品集成」がある。簡素なトップページながら、その中身は唖然としてしまうほどの神サイトだった。
メインは、作家別の翻訳作品リスト。主にSFやミステリーとなってはいるが、主流文学などに至るまで多数の翻訳作品が取り上げられている。出版年や翻訳家はもちろん版ごとの細かな情報が記載され、更には雑誌掲載作品などもチェックされている。
出版社別のリストや各賞受賞作リストなども見応えがあり、リンクによって使いやすくまとめられている。「ペリー・ローダン」「宇宙大作戦」「クトゥルー神話」「ワイルドカード」に関しては、著者が多岐に渡るためまとめページも用意されている。
作家メインで読む本を選ぶタイプの読み手にとってこれほどありがたいサイトはない。インターネットがこれほど普及していても、実は著作リストは日本人作家であっても手に入れにくい。本人や熱烈なファンサイトを除くとWikiくらい。それらも、発表年やシリーズごとの分類などがきちんとされていなかったりする。その作家に関心を持っても、どれから読むかの判断材料に乏しいのが現状だ。
このサイトでも、作家や作品に言及したコメントは少数で、あくまでもデータベースとして接することとなる。また、著者リストがABC順でアイウエオ順がないのがやや不便に感じる。しかし、そうした些細な欠点は欠点のうちに入らない。それほどまでにこのデータベースは素晴らしい。
開設から10年以上経過しているというが、1日のアクセス数は80~120件だと書いてある。これほどのサイトが世に知られないという事実に驚愕する。アクセス数の多寡がサイトの価値ではないのは当然だが、これほどのサイトをネットの海に埋もれさせているというのはもったいない話だ。

これだけのサイトを目にしてしまうと、今度はその日本版が欲しくなる。先述したように、日本人作家の作品リストさえ満足なものは少ない。情報量から考えて、とても一つのサイトで全てをカバーすることはできないだろうが、ある程度のジャンルごとの作品データベースはないものか。
そう考えて検索したところ、ライトノベルについては、「ラノベの杜」が非常に優れている。最新情報のほか、レーベルごとの作品リストやDB検索が充実している。BL、JPもそれぞれ別にデータベース化している。作品への評価がアンケート結果程度なのが残念だが、データベースとしての機能は抜群と言っていいだろう。

ミステリでは「Aga-Search」。国内より海外ものがメインに感じられるが、コメントが充実していて、作品リストも情報量が多く利用しやすい。
SFに関しては意外にもこれというものを見つけられなかった。他のジャンルでもデータベースと呼べるものは見当たらない印象。個別ジャンルより幅広いエンターテイメントという枠だと更に見つけられそうにない感じだ。
作家に興味を持つとまずはWikipediaにあたる。信頼性はともかく、発表年が書かれてなかったりと作品のデータベースとしての機能はあまり期待できない。著名作家であればファンサイトが充実してはいるが、ネタバレの危険性も孕む。
データベースとしては図書館が優秀だ。私は専ら地元の図書館での検索を利用するが、「国立国会図書館」などの検索機能も充実している。ただし、シリーズものなどの把握が困難だし、ジャンルもタイトルなどから類推するしかない。

しっかりしたデータベースの土台があって、その上に読んだ人たちの感想が寄せられる、そんなシステムに最も近いのは、「Amazon」や「読書メーター」である。特に小説に限らない多種多様さにおいてはAmazonが抜きん出ている。その現状には哀しく感じる。利便性を越えて、大衆文化のデータベース化は大切なことだと思うのだけれど。


『このライトノベルがすごい!2010』ライトノベルBESTランキング ウェブアンケート

2009年09月12日 17時53分56秒 | デジタル・インターネット
ライトノベルBESTランキングウェブアンケート


そういう時期ということなのだろう。これがTVアニメならそれなりに目を通しているけれど、ライトノベルではその域に全然達してはいない。読書モード突入が7月からで、ライトノベルばかり読んでいたわけでもなし。でも、投票する側に回れることにちょっと喜びも見出してはいる。投票したいと思わせる作品にも出会ったからだ。

対象は、奥付の発行日が2008年10月1日~2009年9月30日のライトノベル作品(シリーズ)。2009年版の段階で『涼宮ハルヒの憂鬱』が対象外となり、2010年版では『図書館戦争』も対象外となる。
参考のための作品リストも掲載されている。レーベルのせいもあってか、『グイン・サーガ』が入っていたり、西尾維新が入ってなかったりと、結局のところ何がライトノベルかという定義付けは特にされているわけでもなく、投票者の主観次第ってことだろう。
投票は作品(シリーズ)、女性・男性キャラクター、イラストレーターの4部門。作品はともかく他はあまり考えたことがないので、頭を悩ましそうだ。

一方、「『このライトノベルがすごい!』大賞 KONORANO Award」も第一回と銘打ち開催される。プロアマ問わずライトノベルの作品を募集している。ちなみにマンガについても同時開催。
マンガやライトノベルの新人発掘は各出版社が結構力を入れているので、斬新という感じではない。『このミステリーがすごい!』大賞で海堂尊を見出した実績が他分野でも通用するのか興味深いところだ。


「ブログ人」バージョンアップ

2009年04月22日 20時39分16秒 | デジタル・インターネット



「ブログ人」がバージョンアップした。
いくつかの機能が追加された。

http://blog.ocn.ne.jp/special/2009/typepad192/

早速使ってみた、この「デコ記事」(記事ごとにデコレーションできる機能)。
500種類以上のブログパーツを利用できるという「OCN ブログパーツガーデン
You Tubeの動画を簡単に貼り付けたり、Googleのサイトマップに対応したりと使い勝手が向上した。
他にもウェブページを作成し、トップページに置くこともできるようになった。

最近、非公開のLSサイトにPukiwikiを導入した。今までWikiに興味はあったが、設置はおろか編集さえできなかった。まあただの勉強不足、怠慢ゆえのことだけれども。
実際に設置してみるとなかなか興味深いことが多く、ここ数日少しずつ改良を加えたりしている。編集だけなら容易だが、プラグインを入れたり、設定を変更したりする作業はなかなか大変だがやり甲斐があって面白い。
現状は非公開サイトのみだが、他のテーマでもWikiを設置したいという気になる。ゲームの攻略サイトを次回作るならWikiでと思うが、残念ながらそこまで思い入れしそうなタイトルが見当たらない。
ブログをWiki化することも考えたが、今回のブログ人のバージョンアップでしばらくは様子を見てみたいと感じた。
Wikiを利用して何か面白いことをやってみたいのだけれどね。














『ウェブ社会をどう生きるか』『議論のルールブック』

2008年01月01日 19時15分13秒 | デジタル・インターネット
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=seitenichijin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4004310741&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr&nou=1" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=seitenichijin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4106102366&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr&nou=1" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

図書館で借りてきた二冊の新書を読んだのでその感想を。

『ウェブ社会をどう生きるか』は、これまで『マルチメディア』『IT革命』とインターネット技術の進展に伴って著述してきた著者が「ウェブ2.0」という潮流に対して述べたもの。情報学の観点から「ウェブ2.0」の欠点を指摘している。
インターネットの進化として、「ウェブ2.0」には当然肯定的な側面がある。それを十分に踏まえた上で、その陥穽を説いており、その指摘には納得できる部分も多い。特に人工知能との関連での批判は興味深かった。
しかし、「ウェブ2.0」に代わるものを提示することはできていない。地方での試みなどもピンと来るものではない。確かに経済のグローバリゼーション同様にネット上での欧米的同一化の圧力はすさまじいものがある。「ウェブ2.0」がそれを後押ししている事実は否めない。だが、現実的にそれに抗する力もまた「ウェブ2.0」の中にあるのではないか。著者の指摘する問題点を脳裏に留めながら、「ウェブ2.0」を脱構築していくような方向性を指摘して欲しかった。

『議論のルールブック』は、ネット上で起こる「炎上」の仕組みや議論の方策について述べた本だ。私自身ネット歴が10年近くになるが、著者の指摘通りに以前に比べ掲示板でのやり取りが低レベル化している印象を持っている。
著者が繰り返し述べている「議論に勝ち負けを求めない」点は耳の痛い指摘だ。そんなに議論に参加することはないが、それでもつい熱くなることはある。自分の主張を伝えようという意欲が時に相手を説得させようという形に空回ってしまうことも。
この本に掲載されている「インチキ理論を振り回す人」や「冷笑主義者」にしても、ここまで極端な人は少ないけれど誰の内にもこうした面は存在している。そして、議論の際にそれらがチラリと顔を出す。本人は気づいていないことも多いだろうが。
ネット上での議論のあり方に対して参考になる部分は多い。けれども、手放しで礼讃できる内容でもない。ネット上で熱くなっても仕方ないと分かっていても、誰もが聖人君子ではない。相手からの攻撃にいかに対処するかといったノウハウを知っておくことが、余裕を持った議論を行うための前提になる気がする。また、掲示板運営者の立場から言うと、ここに書かれているようなことは甘すぎて参考にすらならないといった印象を受けた。「ルールだから守らなくてはならない」という考えが間違っているという指摘は正しいが、掲示板といったものは公共の場であると同時に管理人によって運営されている場でもあり、その視点が完全に欠落している。
日本人は議論下手と言われてきたが、ネット上で好むと好まざるとに関わらず議論する機会は増えた。議論を行う際の心構えとして一読する価値のある本だと思う。しかし、ネット上での議論がより建設的になるためにはもっと踏み込んだ内容が必要だろう。そのためには、これを契機に更なる議論が必要だろう。

この二冊はネットを対象にしているという点で共通なだけではなく、人と人との関係性を取り扱い、またその前提としてコミュニケーションの不完全性にも言及している。百万言を費やしても思いは伝わらない。伝わった気になるだけだ。まして言葉だけのウェブの世界では、幻想や錯覚が満ちあふれている。
その前提の上で、伝えようという努力、伝わろうという努力が必要だということ、そしてそれに適したウェブのあり方が問われている。インターネットは道具に過ぎない。それをどう使い、どう使いやすく変えていくのか。使う側は常にその視点を忘れずにいたい。


アカウントハック

2007年05月29日 20時32分26秒 | デジタル・インターネット
昨夜このブログにコメントが寄せられ、そのコメント内に記載されたURL及びホームページ(URLは同一)を踏んだところウィルスに感染した。そのURLが100%黒という確証はないが、まず間違いないだろう。
ウィルスはMaranというもので、オンラインゲームのユーザーアカウントを盗むというもの。私自身はPCでプレイしていないので実害はないが、駆除には成功したもののネット接続ができなくなり、またもやXPの再インストールをするはめになった。

コメント内容が記事にそぐわなくてかなり怪しいと用心はしていた。ブラクラチェッカーでそのURLを検索したりしたのだが、まあそれでも油断があったということだ。再インストしたばかりで、更に再インストすることに抵抗がなかったというのもある。
ただサイトの管理として明らかな広告系URL記載の書き込みはガンガンと消しまくるが、今回のコメントは本文もそれなりに記載されていたので確認せずに消すことに抵抗があったのも事実。まあそれを狙われたわけだが。
トラックバックはスパムが多いので今は許可制にしている。ブログタイトルや記事タイトルがトラックバックされた記事の内容に著しく離れていたり、また明らかにアフィリエイト狙いの場合はそのブログを確認せずに削除している。微妙なものは見に行かざるを得ず、それだけでも高いリスクがあると言えるだろう。

どれだけ警戒していても安全とはいえないし、こういうことがないとWindows Updateやウィルス対策ソフトを軽視しがちになってしまうが、やはりネットの基本としてセキュリティには常に注意しなければならないと改めて思い知らされた。


ダブルブート三度

2007年05月11日 19時49分41秒 | デジタル・インターネット
Windows XP→XPとMeのダブルブート→XP→XP&Me→Meと来て、三度目のダブルブート状態に。
XPが重すぎ、Meの軽さを更に求めてのMeへのダウングレードだったが、思いもかけないほどフリーズやシステムエラーが連発した。軽いとはいえ、一通りのソフトを入れているとダブルブート時ほどではなく、しかも窮めて不安定でついに断念した。

様子を見てダブルブートに戻すことも考慮はしていたし、前回の変更からそう経っていないのでバックアップ等は簡単に済む。だからこそ早めに手を打ったとも言える。
CドライブのMeを一旦フォーマットして完全インストール。今回はその上でXPをEドライブに入れるというやり方を取った。これまでに比べてインストールの作業は非常に楽にできた。

大きなトラブルもなく態勢は整ったが、XP sp2を入れた後にトラブル発生。ドライブの問題っぽいが回復するかどうか気がかりだ。極力不要なソフトを入れずにとは思っているが、ついついいろいろと入れてしまう悪い癖があるので気をつけなければ。今度こそ安定して欲しいところだ……。


トラブルは必ず起こる

2007年04月30日 21時40分37秒 | デジタル・インターネット
Windows XPのあまりの調子の悪さに、再インストールを決断した。
現在はWindows Meとのマルチブートなので、それを解消してMeにバージョンダウンでいいかなと思いつつ、データをバックアップしたりと準備を念入りに行ったはずだったのだが。

いざ、始めるとトラブル続出。その要因はマルチブート状況にあった。ハードディスク一つを外してようやく態勢を整えたと思ったら、今度はこれまでMeを入れていた方にもトラブル発生。ディスク自体は認識できるが、中身をまったく認識できなくなってしまっていた。いくつかはバックアップを取ってはいたが、こちらは中身をいじらないので、今回の再インストールに際してデータ置き場に使っていたのに…。
XPを入れようとしても、途中でCDが認識できないようでうまく行かず、かなり厳しい状況。更にバックアップに使っているDVD-Rも認識されないし、もう踏んだり蹴ったり。果たして、まともな状況に回復できるのか。

しかもこれを書いてたらIMEの操作もなんか変だし…。もう机ひっくり返したい気分だ……(滝涙

【5月1日追記】
XPは一旦HDにコピーしてからインストール。これでDVDに保存しておいたバックアップに関しては無事に回復できた。しかし、XPでももう一つのHDは読み込めず中身の復旧は絶望となった。そちらにあったデータは諦めざるを得ず、泣く泣くフォーマット。
更にXPの入ってたパーティションもフォーマットし、改めて98から入れ直し。何度繰り返した手順かってほどの98のインストール、そしてMeへのバージョンアップ。その後、いくつか必要なソフトを入れて昨日は終了。

今日も環境の復帰に向けて試行錯誤が続く。昨日の時点での問題点は大きく3つ。ログイン時にネットワークへのパスワード入力を求められる点、DVDを認識しない点、Windowsを終了できない点だ。
1つ目はネットで調べて改善できた。2つ目もDVDライターに付属していたCD-ROMをようやく発見できてそれを入れたら認識できるようになったようだ。3つ目はまだ放置状態だが、ダブルブート時に使っていたmbmというソフトから終了できるので大事には至っていない。

IMEのバックアップを取るのを忘れていたり、プレイしていたエ○ュが全部ロストしたりと痛手はあったが、ようやく環境的には以前の状態に近いものとなりつつある。ダブルブート状態と違い、必要なものを全てMeに入れているため、以前よりはかなり重くなったが(特に立ち上げ時)、それでもXPの時に比べれば相当軽いので快適であることは間違いない。
ただ以前並みの状態に戻すにはまだ時間が掛かりそうだし、その手間の多さにはちょっと尻込みしたくなるほどだ。


近況~ダブルブートのその後

2007年04月27日 23時31分42秒 | デジタル・インターネット
先日書いたように、現在Windows XP HomeとWindows Meとのダブルブート状態でPCを利用している。
Sleipnirを初め、主だったソフトは両方に入れて、ほぼ同じような環境にある。ただし、軽さは雲泥の差。なんでここまで違うのかと悩んでいるほどだ。

XPは昨年の夏にクリーンインストールし直したものの、重さはあまり変わっていない。立ち上げから利用可能になるまで30分くらいかかることも多い。更に回線のトラブルと思っていたものがXPの問題であることが判明したが、その解決方法が全く分からない。更にフリーズを繰り返し、システムの復元で対処したがまだ不安が残っている。
一方、Meでも問題点はいくつかある。IMEのバーが表示されなかったり、Windows Updateが使えなかったりと。しかし、その軽さは本当に快適で、PCの稼動している7~8割がMeという状況になっている。

そうなると、もうMeだけでいいかとまで思い始めた。XPは安定性が持ち味だが、このところその安定性にまで問題を生じている。それ以外の面でも今Meの方が使い勝手が勝る状況だ。もともとこのPCはMe時代のものなので、相性がいいのかもしれない。
データのバックアップができれば、いろいろといじってみるかも。ダブルブート状態は残すかもだが、もう少し利便性を高めた形にしたい。特にデータのやりとりが現状うまくできないのが辛い。やっぱりハードの能力に合わせてソフトを考えないとダメなのかな。


Wikiについて

2007年04月19日 23時52分13秒 | デジタル・インターネット
ウィキペディアはわりとよく見ている。内容の正確性はともかく、ちょっと調べたりするときはグーグルの検索にwikiの文字を追加することが多い。また、ひとつの記事から別の記事にリンクをたどって見ていることもよくある。軽い読み物感覚で楽しめる。
私自身インターネットは利用者が相互に知恵や知識を共有していく場だと思っているので、ウィキは素晴らしい文化だと感じている。本当は利用するだけでなく、少しくらいは貢献できればいいなと思っているのだが、勉強不足というか単なる怠慢のために自分が書き込むことはこれまでなかった。

ウィキの登場は攻略サイトのあり方も変えてしまった感がある。これまで個人サイトでファンサイトと兼ねる形で行われていた攻略の有り様がウィキによるもの主体へと変化している。例えば、FFXIでは「eLeMeN」さんという個人サイトが情報量などからナンバーワンの座にあったが、最近はバージョンアップ後の更新速度ではWikiの方が速くなっている。協力者がいるとはいえ個人中心のサイトと、誰もが書き込めるサイトの差が出ている形だ。
以前、拡張ディスク「アトルガンの秘宝」導入時にまだ未知のエリアを踏破しに行ったことがある。バージョンアップで追加されたときもそうだが、まだ情報が出揃っていないコンテンツをプレイすると参加者の多くはそれぞれにネットで情報を集めたりしているものだ。このときはそれだけでなく、パーティメンバーの一人がその時に分かったことをWikiに書き込むと話していたので感心した。私も全く情報が出ていないアサルトの内容を「eLeMeN」さんの掲示板に書き込んだりはしているが。

しかし、情報の正確さに問題があるだけでなく、管理の難しさも思い知らされたことがあった。「FF11用語辞典++」はFFXIの膨大な用語や流行語、アイテム名などを登録したWikiで非常に読み応えがあった。ところが管理者が放置するようになると記事を巡っての様々な対立が激化し、最後にはほとんどの記事が削除されるという事態を招いた。モラルだけでは成り立たない難しさがそこにはあると思う。

「グリムグリモア」の攻略Wikiは3つも乱立した。そのうちどれかひとつに絞られるのだろう。まあ攻略が必要かどうか微妙な気もするが(って攻略サイトの管理人のセリフではないが)。ただWikiは便利な代物だけど、ファンサイトのようなコミュニティの形成には不向きな感じだし、ちょっともったいなさも感じてしまう。個人のファンサイトや攻略サイトにももうちょっと愛情を、なんて思ってしまうのは感傷かな。


ダブルブート

2007年04月05日 22時59分42秒 | デジタル・インターネット
Windows XP Home EditionとWindows Meとのダブルブートに挑んだ。

実は、フレッツ光導入時にXPが壊れて、悪戦苦闘した挙句にダブルブート状態になった。HDが2台あり、メインの方にXP、サブを二つのパーティションに分けてその一つにMeを入れることに成功した。ただ、最初から狙ってではなく成り行きのついでにそうしたため、決してスマートな状況ではなかった。
その後、外付けの書き込み用DVDドライブを利用できなくなり、HDに余裕がなくなり、XPの再インストールを試みた。ところが、トラブルが発生し復旧に手間取ってしまいデータのほとんどをロストしてしまう。その時にダブルブート状態も解消した。

Meは古いゲームのプレイのために入れたが、それと同時にその軽さが魅力だった。特に最近はXPがやたらに重く、かなりイライラする状況となっている。立ち上がるのにカップラーメンを作って食べ終われそうな時間が掛かってしまう現状は非常に困ったものだが、とりたてて改善する方法が見えていない。
そこで、ゲームのために加えて、ちょっとネットを見たい時にすぐ見れるように再びMeとのダブルブート体制を確立しようと思い立った。

ダブルブートにする時の基本は古いOSから入れていくということだが、XPが入っているHDはできるだけ触りたくない。ネットで調べて、MBMというソフトを利用するやり方を試みることにした。
ところがMeの起動ディスクからセットアップしても途中でエラーとなってしまう。MBMに付属するテキストをよく読むと2台目のHDにMeを入れられないらしい。
そうなるとPCのカバーを外して、メインのHDを取り外し、サブのHDを一旦メインにしてそこにMeを入れる作戦を取らざるをえなくなった。カバーを外すのも久しぶり。USB2.0を挿して以来か。ドキドキしながら、HDを取り外して、もう一つのHDをメインに変える。ピンをマスターに挿し直すのも抜かりなし。でも、最初はケーブルの挿しが甘くて認識せずに慌てたが。
XPでフォーマットしているとマズいかもと思って、Meの起動ディスクからFDISKをしてパーティションを作ると何故かCではなくDと認識している。これではMeはインストールできない。分割してパーティションを作ってもDとEとなってCが消えてしまう。パーティションを消すとCに戻るのに。昨日は結局挫折して終わった。

リベンジ。XPでDドライブをフォーマットして再チャレンジ。再びカバーを外してHDを取り外しもう一台のHDのピンを挿し替えてMeをインストール。ようやく成功した。昨日の苦労はいったいなんだったのかと思いながらHDをもとに戻してカバーをつける。しかし、これでうまくいかなかった。
Meからネット接続は普通にできたが、ビデオドライバのインストールができない。PCのメイカーであるDELLやグラフィックボードのメイカーNVIDIAからドライバを落として来てもダメ。リソースCDからも成功しない。そういえば、Meからインストールすると以前にも何度かこれでトラブったことがあった。トラブって初めて思い出す事実。
解決する方法は一つ。98から入れ直す。

もう一度Dをフォーマットして、先の手順を繰り返す。今度はMeでなく98を入れる。インストールは成功。でも、98ではネットに接続できなかった。HDを付け戻してXPで起動しネットでドライバ類を再度集めDディスクへ送る。再起動して98に戻りドライバをインストール。今度は成功した。しかし、このままではネット接続ができないのでMeへバージョンアップせねばならない。でも、そのためにはDディスクのままじゃダメなので、またCドライブを外してDをマスターにし、Meをインストール。これでビデオドライバがちゃんと入ったMeの状況を作り出せた。ネット接続もOK。そして、Cドライブを元に戻して、ようやくダブルブートの体勢が整った。今回はMBMが入ってるので立ち上げ時の利便性も向上した。

必要最低限のソフトといくつかのゲームを入れて、キチンと動けば成功となるが、まだそれは試していない。ちなみに現在はそれぞれのOSはマスクしているので互いを認識できない状況だ。マスクを解けば、XPからはMeのドライブを認識できる。ただそうすると今以上に重く感じるのでマスクしている訳だが。
世はもうVistaの時代だが、スペック的に現行機では乗り換えは無理だろう。新しいPCが欲しいのはやまやまだが、なかなか手が出せないし……。いつか、きっと、とは思うのだけどね。