白夜の炎

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イランの核は平和利用-イランのサイトより

2012-01-31 13:32:44 | アジア
「米とイスラエル、イラン核問題をめぐり世界を欺く

 アメリカの元CIA分析官レイ・マクガバン氏が、イランの核活動の平和性を認めるアメリカとシオニスト政権イスラエルの発言に触れ、「対イラン制裁実施の発表は、国際世論を欺くためのものである」と語りました。

 イルナー通信が、マレーシアの首都クアラルンプールから伝えたところによりますと、マクガバン氏は30日月曜、マレーシアのニュースサイトに掲載された論説において、「西側諸国の新聞やメディアに視点を投じれば、これらのメディアが、イランの核開発に対する疑惑を高めるニュース報道に溢れていることが分かる」と表明しています。

 また、「実際、アメリカとイスラエルの情報機関は、イランが核兵器を求めていないことを認めており、さらにアメリカのパネッタ国防長官と、バラク戦争大臣はいずれも、そのことをはっきりと表明している」としました。

 さらに、「去る1月8日、パネッタ長官はCBSテレビとのインタビューにおいて、「イランは、今も核兵器を求めていない、と述べた」と語っています。

 去る1月19日付けのイスラエルの新聞ハアレツも、同政権のバラク戦争大臣の発言として、「国家情報評価の査定では、イランが核兵器製造を決定していないことが示されている」と伝えています。

 同日付アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズも、「イランがIAEA・国際原子力機関と協力していることは、イランが核兵器の製造を決定していないことを示すものである」と報じています。

 レイ・マクガバン氏はさらに、「1月20日には再び、西側のメディアが新たな報道や情報を発信し、イランが核兵器の製造を追求していると吹聴した。この報道に便乗する形で、EUはイラン産原油禁輸制裁を打ち出した。ここで、1つの疑問が浮上してくる。それは、イランの核活動が核兵器の製造を目的としたものではない、という16の情報機関の報告にもかかわらず、この措置の意味するところは、一体何なのか、ということである。好戦的な過激派のシオニストに牛耳られているアメリカのメディアは、どうやらこれらの情報機関の報告に注目してはならず、イラン攻撃の出陣太鼓を叩き続けるべきである、と考えているように思われる。なぜなら、イスラエルの利益は、イランと対立することによって保証されるからである」と述べています。

 そして、「アメリカのメディアは、イスラエルの保有する核兵器や数百発に上る核弾頭の問題には触れずに、イランの核の脅威について語っている」としました。
最終更新 ( 2012年 1月 30日(月曜日) 18:50 )」

 それにしても日本向けに日本語のサイトをイランが運用しているなんて、初めて知りました。
 →http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=24998:2012-01-30-13-24-50&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116

 このサイトにはペルシャ語講座(http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=category&id=33&Itemid=122)や、イスラム・ペルシャ文化の紹介もあり、勉強できます。

大地震発生の可能性高まる

2012-01-31 13:16:24 | 地震
「太平洋プレート:内部で力の向き変化 大地震発生しやすく

 東日本大震災後、宮城、福島両県沖の太平洋プレート(岩板)内部にかかる力の向きが変わったことを、海洋研究開発機構の尾鼻(おばな)浩一郎主任研究員(地震学)らが観測で初めて突き止めた。プレート内で大地震が発生しやすい状態になったといい、観測体制の強化が急がれそうだ。31日付の米地球物理学連合の学術誌に発表した。

 東北地方は北米プレート上にあり、その地下には太平洋プレートが潜り込んでいる。大震災は両プレートの境界で発生した。

 同機構は震災後、太平洋プレート内部を震源とする地震が増えたことに着目し、同プレート上の海底(東西約80キロ、南北約150キロ)に地震計20台を設置。昨年4月下旬から約2カ月間の調査期間中に発生した地震のうち、仕組みが判明した50個を解析した。

 その結果、震源は深さ10~40キロに分布し、ほとんどが左右に引っ張り合って断層がずれ落ちる「正断層型」と分かった。一方で、圧縮されて断層がせり上がる「逆断層型」は一つもなかった。

 震災前の観測では正断層型は深さ約20キロまでで、それより深い場所では逆断層型だった。この変化の影響で、地殻の割れは通常深さ20キロ付近で止まりプレート内地震は大地震になりにくかったが、今回の変化で40キロまで割れが到達可能となり、マグニチュード8級の大地震が発生しやすくなったという。【西川拓】」

 タイトルの画像がこの記事添付の図です。

在日インドネシア人が3.11関連の本を出版

2012-01-31 12:49:09 | 地震
「大震災描いた本を出版=日本在住のインドネシア人がつづる

時事通信 1月31日(火)5時32分配信

 【ジャカルタ時事】日本在住のインドネシア人2人が東日本大震災の衝撃や、被災後も強く生きる日本人の姿をインドネシア語でつづった本が28日からインドネシアの書店で販売されている。著者らは「インドネシアも地震が多い。危機的状況でも規律を保ち、互いに助け合った日本人の姿から何かを感じてもらえれば」と話している。

 本の題名は「ジャパン・アフターショック」。日本人男性と結婚して埼玉県秩父市に住む山下ハニーさん(38)と、エコノミストとして東京に勤務するジュナント・ヘルディアワン氏が、震災後の報道で感じたことや、ボランティア体験などを通じて見た日本人の規律正しさや互助精神をつづった。」

 在日香港人の本を紹介したことがあるが、今度はインドネシア人。感謝します。

 この本はインドネシアの英語のサイトでも紹介されています。→http://www.antaranews.com/en/news/79543/indonesian-writers-launched-book-on-japanese-tsunami-victims

 (→香港に関してはここ、http://blog.goo.ne.jp/baileng/e/088246b058bf444074536d5c375cb001)