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環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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緑の福祉国家44  廃棄物に対する「製造者責任制度」の導入⑧  まずは、包装、古紙そしてタイヤから

2007-05-14 07:09:54 | 市民連続講座:緑の福祉国家


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今日から、スウェーデンの廃棄物に対する製造者責任制度の概要を紹介します。次の図をご覧ください。


1994年10月1日から、まず、「包装」、「古紙」および「タイヤ」の製造者に対する「製造者責任に関する政令」が施行されました。「包装」と「古紙」はどちらも、OECDの基準で、「製造者責任制度になじみやすい製品」とされています。いずれの場合にも、次のような目標年度と数値目標が定められました。




これに対応して、製造者は対象品目ごとに、それぞれの廃棄物に対して、専門の回収・処理会社を設立しました。この制度の導入によって、これまで地方自治体が行なってきた清掃業務のうち、これらの製品廃棄物の処理・処分業務に対する義務はなくなりました。


製造者責任制度にかかる費用は製品価格に含まれるので、スウェーデンの場合、各家庭は、年間22,000円程度の費用を支払っている計算になります。自治体のごみ処理はすでに70年代から有料化されていますので、各家庭はこのほか、製造者責任制度で規定されていない「その他のごみ」の回収費用として、自治体に年間15、000円程度を支払っていることになります。



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