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久しぶりに、私の環境論の柱のひとつである 「今日の決断が明日の環境問題を原則的に決める」 を実感できるような事例が、一昨日、昨日と報道されましたので、それらの報道を紹介します。あまりの落差の大きさに驚く方も多いと思います。でもこれが現実です。そして、このことが米国とスウェーデンの温室効果削減の成果にも大きな落差を生じています。
★米国のブッシュ大統領の演説
昨日の朝日新聞(夕刊)は米国のブッシュ大統領が4月16日に行った演説を一面トップで次のように伝えています。
この演説に対して、町村官房長官は記者会見で次のように発言しています。
そして今朝の朝日新聞の社説は次のようです。
そして、他国のコメント、鴨下環境相のコメントです。前日の町村官房長官のコメントとはかなりの隔たりがあります。
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06年の米温室ガス減少、ブッシュ大統領が声明を発表!(07-12-03)
21世紀の資本主義、その行方は???(08-03-30)
★スウェーデンのラインフェルト首相の演説
来日中のラインフェルト首相が昨日(2008年4月17日)に、読売国際経済懇話会(YIES、 Yomiuri International Economic Society)で行った演説文(英語) をネット上で読むことができます。
Speech Yomiuri International Economic Society, Tokyo 17 April 2008
Combining a Climate-Friendly Policy with Economic Growth(気候に配慮した政策と経済成長の統合)
この演説文の一部に、次のような趣旨の文言があります。
xxxxx
昨年ニューヨークで行われた国連気候会議で、私は洪水に対処するため援助を求める島嶼国家の指導者の訴えを聞きました。私は発展途上国の指導者が、気候変動がどれだけ彼らの国に影響をおよぼしているかを聞きました。
私は3つのことを確信しています。
私たちは世界に起こっている懸念を訴えている人々に耳を傾けなければなりません。
私たちは指導的な科学者の分析と結論に耳を傾けなければなりません。
人々が気候変動を懸念し、指導的な科学者がこれは事実である言っているときに、私たちは耳を傾けているだけではだめで、行動を起こさなければなりません。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によれば、2050年までに温室効果ガスの排出量を少なくとも50%削減する必要があるとのことです。最近の科学的知見では、地球の気温の上昇は高まっており、温暖化の影響は以前に予測されたよりも大きくなっています。
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再び「科学者」と「政治家」のかかわり(07-11-29)
おそらく21世紀前半社会の最大の問題である「気候変動」に関して、わずか1日の差で行われた米国大統領の演説とスウェーデン首相の演説の内容の相違はあまりにも大きすぎます。米国は世界最大の温室効果ガス排出国であり、スウェーデンは世界の排出量の1%にも満たなく国です。
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緑の福祉国家14 気候変動への対応③(07-01-24)
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私は3つのことを確信しています。
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人々が気候変動を懸念し、指導的な科学者がこれは事実である言っているときに、私たちは耳を傾けているだけではだめで、行動を起こさなければなりません。
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