銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ミッドナイトクロス

2007-08-31 01:54:04 | ま行
今宵は1981年制作の「ミッドナイトクロス」
ブライアン・デ・パルマによるクライム・サスペンスの秀作。映画の音響効果係りが、効果音を収録中、テープに記録した一発の銃声。これが意味するものは?といったなかなか凝った作りの作品。全編を通してB級っぽいが、映像美はA級に匹敵する出来映え。

B級映画の音響効果専門のジャック(ジョン・トラボルタ)は、今手がけている作品の風の音がイマイチということで、収録に出かけた際に、自動車がパンクして川へ転落する事故を目撃する。そして沈みゆく車からサリー(ナンシー・アレン)という女性を救出するが、同乗の男までは助けられなかった。その後、録音したテープを何度も聞き返すうちに、銃声の後、タイヤの破裂音がすることを聞き分け、真相究明に乗り出すのだが・・・という展開。

J・トラボルタとしては、ちょいと落ち目の時期の作品らしいが、なかなかどうして良い演技をしてるなぁ。クエンティン・タランティーノがこの映画を観てトラボルタを「パルプ・フィクション」に出演させたのは強ち間違いじゃないねw ラスト10分位の映像とエピローグは秀逸。N・アレンの喋り方、あれが素だったら、可愛いような、イラつくような(笑
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