銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ビッチ・スラップ 危険な天使たち

2014-09-19 00:05:34 | は行
今宵は2009年制作の「ビッチ・スラップ 危険な天使たち」!
マフィアが砂漠に隠した2億ドルのダイヤを横取りするためにチームを組んだ高級娼婦のヘル(エリン・カミングス)、麻薬売人カメロ(アメリカ・オリーヴォ)、ストリッパーのトリクシー(ジュリア・ヴォス)の美女3人が活躍するセクシー・バイオレンス・アクションで、B級テイストたっぷりの作品。

裏社会のボスであるゲイジが砂漠に隠した2億ドルのダイヤを強奪しようと画策した美女3人組だったが、計画通りいかずに結果として彼を拉致って砂漠までくることとなる。しかし、なかなか隠し場所の吐かないゲイジに苛立ちがつのったカメロは他の2人が止める間もなく射殺してしまう。そのため、取りあえず残された情報で砂漠を掘り始める3人なのだが、ゲイジの後ろには闇社会の大物であるピンキーがいることがわかったため、身の危険を感じ・・・という設定。

内容も伏線が引かれ、ちゃんと結末に結びついていくので、見応えあり。節目節目で時間を逆行させながら、少しずつ状況を解明していく手法もなかなか面白く、飽きない出来になっている。銃撃やアクションも結構派手で、充分楽しめる。女性陣もナイス・ボディだけど裸体は晒さないのでより妄想を掻き立てて官能的。個人的には、トリクシー > カメロ > ヘルって感じかな。
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サイボーグ・シティ

2014-09-15 00:15:20 | さ行
今宵は2009年制作の「サイボーグ・シティ」!
4つの州で指名手配をされ、全米を震撼させている女8人の強盗団が大金と共にメキシコへ逃亡しようとし、途中で立ち寄った街を舞台に繰り広げられるバイオレンス・アクション。配給がアルバトロスと聞いただけで、既にB級確定、実際はB級~C級テイスト満載の作品。

レディ(ステイシー・ダッシュ)率いる女盗賊団がメキシコへの逃亡する途中、仲間との合流するために選んだ地図にない街のバーに立ち寄る。しかしそのバーで地元の男ともめたのが原因で、女強盗団のレイラ(エリザ・スウェンソン)が相手の男を射殺してしまう。射殺された男は血を流す代わりに火花を散らし、もげた腕から機械と判明。するとバーに居た男たちの眼が緑色に光ったかと思うと、銃撃戦となってしまい・・・という導入。

突っ込み所はたくさんあるが、元々低予算のB級なのでそこに拘る必要はないし、とりあえず何も考えずに観られる作品。。なかなかセクシーな女性陣が登場し、撃ちまくる、撃ちまくる。銃撃戦に関しては、結構良いレベルに仕上がっているかな。8人の女強盗団の中では、個人的にグレッチェン(フリーダ・ファレル)がいいかな。ま、お好みは千差万別なのでw
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マーキュリー・ライジング

2014-09-06 00:09:36 | ま行
今宵は1998年制作の「マーキュリー・ライジング (COLLECTOR'S EDITION)」!
偶然国家機密のコードを読み解いてしまったことで、国家安全保障局(NSA)に命を狙われることになった自閉症の少年サイモン(ミコ・ヒューズ)と行き掛かり上、彼を守ることになったFBI 捜査官アート(ブルース・ウィリス)の逃亡劇を描いたサスペンス・アクション。

ある日、サイモンは手にしたパズルの本の中に、国家安全保障局(NSA)の技術者が20億ドルもの予算をかけて開発した防衛システム“マーキュリー”の暗号を密かに隠し込んでいたものを見つけ、読み解いてしまう。この事実が漏れると多額の開発費が無駄になるだけではなく、対立国へ潜入している仲間や多くの米国人が危機にさらされると判断したNSAのクドロー(アレック・ボールドウィン)はサイモンを闇に葬ることを画策するのだが・・・という設定。

まず、B・ウィリスは、はみ出し者の捜査官(刑事)役が相変わらず似合っていて、安心して観られる。また、サイモン役のM・ヒューズは、他人と視線を合わせないとか、建物に入るときは必ず右足からの拘りとか、見事に自閉症の少年を演じきっている。ただ、そんな少年に無償の愛を注いでいる両親が殺されてしまい、孤独に落とし込まれた彼の精神を想像すると、劇中とは言え、心が痛い。ラストはちょっとだけ、ホッとするけど。
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シリコンバレーを抜け駆けろ!

2014-09-01 00:01:45 | さ行
今宵は2002年制作の「シリコンバレーを抜け駆けろ!」!
大手企業のマーケティング部門で地位と実績を積み上げた若者が、自ら創り出す仕事に憧れてベンチャー研究機関へ転職し、そこで苦労を描いたドラマ仕立ての作品。ポー・ブロンソンの同名小説を映画化したものだが、設定には違いがある。

アンディ(アダム・ガルシア)は、広告という現状の仕事に満足できず、自ら創造する仕事に憧れ、上司の推薦でラ・ホンダという研究施設へ入る事となった。しかし、既に研究員は飽和していること、企業のコネで入ってきたこと等から邪険に扱われ、研究施設に残る条件として、99ドルのパソコン作成という難題を突き付けられる。そこでまずはプロジェクトに参加してくれる人材を探して・・・という設定。

まず邦題。“抜け駆け”という名詞を無理矢理、“抜ける+駆ける”複合動詞の造語にしていて、なんだかなぁ。映画の内容的には相手を出し抜けとか、抜け駆けしちゃえの意味があるので、そこは合ってるんだけどイマイチしっくりこない。内容的には、可もなく不可もなく暇つぶし程度。集めた仲間もインド人の凄腕ハッカー、潔癖症のマザーボードの達人、引きこもりのプログラマーとどこまでヲタクで表現。日本未公開かつアメリカでも短期上映だったのも頷ける。
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