銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ザスーラ

2007-02-28 01:20:09 | さ行
今宵の友は2005年制作の「ザスーラ (COLLECTOR'S EDITION)」!
初回限定ホログラムシート付き仕様。
幼い兄弟が行ったボード・ゲームの展開が現実に起るというSFアドベンチャー。1995年のジュマンジの宇宙版との寸評が多い作品。

仲があまり良くない幼い兄弟が、気持ちの行き違いから喧嘩になってしまい、兄は弟を地下室に閉じこめてしまう。地下室から抜け出す途中で弟は“ザスーラ” という古いボード・ゲームを発見。リビングに戻り早速ゲームを始めてみると、宇宙船の駒が出た目の分だけ動き、マスに止まると1枚のカードが飛び出した。そして書かれていることが現実に起こり始めた、という展開。

当作品は、ピュアな心と空想力のある人には充分楽しめる出来になっている。突っ込みどころ満載だけどw ラストの落とし方も結構良い設定になっている。リサ役のクリステン・スチュワート、4月で17歳になるまだまだ若手だけど、だんだん美形になってきているので将来有望かも(笑
コメント

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード

2007-02-27 01:15:30 | ら行
今宵は2003年制作の「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
(COLLECTOR'S EDITION)」!
TRIPLE PACK 限定アウターケース付き仕様。
黒服にギターケースを抱えたヒーロー、エル・マリアッチの活躍を描く痛快アクションシリーズ第3作目。今回はジョニー・デップも準主役で登場。

クーデターの陰謀が見え隠れするメキシコ。情勢鎮圧のためにやってきたCIA捜査官のサンズ(ジョニー・デップ)は、この任務を利用しようと考え、“たった一人で、2つの町を始末した男”と伝説になったエル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス)に会う手はずを整えるのだが、という展開。

内容的には、前作の方が勝っていたようなに思える。今作はA・バンデラスとJ・デップ共演が目玉になって、先行してしまった感じがする。回想シーンでのサルマ・ハエックは、前作から8年経過しているのに、相変わらず綺麗なので良かったが、出番少なくて残念w
コメント

デスペラード

2007-02-26 01:20:42 | た行
今宵は1995年制作の「デスペラード (COLLECTOR'S EDITION)」!
TRIPLE PACK 限定アウターケース付き仕様。
麻薬組織のボスに復讐するマリアッチの戦いを描いたバイオレンス・アクション。前作より千倍の制作費で、主演にアントニオ・バンデラスを据えた豪華な続編。

メキシコ国境の町サンタ・セシリアにギターケースに武器を詰め、麻薬組織のボスであるブチョを捜すマリアッチ(アントニオ・バンデラス)の姿があった。彼はブチョの経営する酒場で壮絶な撃ち合いの末、敵を倒して表に出るのだが、通りすがりの女性を庇って追っ手に撃たれてしまう。さてどうなる、という展開。

A・バンデラスは、いかにもラテン系っぽくってイイ男なので、見事にハマリ役だ。やはり制作費が大きいと演出も映像も迫力あるし、キャストも良くなるんだなw カロリーナ役のサルマ・ハエックが清楚っぽく見える面やラテン系の情熱を感じさせる面があって、とっても良い。綺麗だから尚更良いのだけどね(笑
コメント

エル・マリアッチ

2007-02-25 01:18:02 | あ行
今宵は1992年制作の「エル・マリアッチ (COLLECTOR'S EDITION)」!
TRIPLE PACK 限定アウターケース付き仕様。
7000ドルと低予算で制作され、その後大手のコロンビアによって全米配給されたインディーズ・ムービーの代表的作品。

マリアッチ(流しの歌手)で生計を立ててきた家系の青年(カルロス・ガラルド)が、一旗揚げようと黒い服でギターケースを抱え、メキシコのアクーナに辿り着く。同じ頃、町では麻薬絡みで2人の男が敵対していた。一人はモーリシオという白人で白服に身を包み部下に農場から指示を送り、もう一人はアズールというメキシカンで黒服を着てギターケースに武器を仕込んで戦っていた、という設定。

序盤の流れから、2人が人間違いされるという筋書きは読めてしまうが、チープながらも結構工夫を凝らした映像なのでついつい見入ってしまう。以降のマリアッチシリーズの原点にもなっているので、一見の価値はある。
コメント

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

2007-02-24 01:18:38 | ら行
今宵は2004年制作の「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」
全世界で愛読されている児童書「世にも不幸なできごと」(次々と襲いかかる災厄に立ち向かう身寄りのない三姉弟妹の冒険)シリーズを、ジム・キャリー主演で映画化したファンタジー・アドベンチャー。

ボードレール家の三姉弟妹。長女ヴァイオレットは発明家、長男クラウスは読書家、末っ子サニーは何でも噛んじゃう女の子。ある日、自宅が火事で両親が焼死したという悲しい報せが届き、遺産と共に孤児となってしまう。3人は後見人となった遠縁の親戚オラフ伯爵(ジム・キャリー)に預けられる事になったのだが、という設定。

これでもか、というくらい降りかかってくる災厄に敢然と立ち向かうが三姉弟妹がとっても健気。まぁ周囲の大人がダメなのもお約束ということでw それなりにドキドキハラハラしながら観られる作品。(それなりって・・・)ジュード・ロウが声だけ出演ってのは、ちょっとサプライズ(笑
コメント

黒馬物語 ブラック・ビューティー

2007-02-23 01:17:36 | か行
今宵は1994年制作の「黒馬物語 ブラック・ビューティー」
児童文学の名作であるアンナ・シュウェル原作「黒馬物語」を映画化した作品で、19世紀末のイギリスを舞台に馬が一人称で物語を紡いでゆく表現形式。

水辺の草地で主人公(馬)であるブラック・ビューティーが過去を回想する所から物語が始まる。ある牧場で、額に流星を持つ可愛らしい黒い仔馬が生まれる。その馬は三歳まで母のもとですくすくと育ち、人を背に乗せる訓練を積み、あるお屋敷へと引き渡される。そしてここから数奇な運命が始まる、という展開。

原作の筋とある程度は合わせてあるものの、展開は違う作品となっている。訓練された馬とはいえ、人間顔負けの演技をするし、一人称で語られる為、つい感情移入してしまう。ブラック・ビューティーが惚れた牝馬ジンジャーは確かに栗毛で美しいけど、顔は好みじゃなかったなw
コメント

アンダーワールド2 エボリューション

2007-02-22 01:26:47 | あ行
今宵は2006年制作の「アンダーワールド2 エボリューション
(COLLECTOR'S EDITION)」!
“闇(アンダーワールド)” を舞台に女処刑人と最強の混血種が、激しい種族戦争を繰り広げるゴシック・サイバー・アクションの続編。

女戦士セリーン(ケイト・ベッキンセール)は、家族の命を奪った長老ビクターを倒したことで、マイケル共々同族からも追われる身となる。最後の長老マーカスは、ライカンの血で休眠から目覚め、その力を増大させて2人の前に立ちはだかる。そしてフラッシュバックするセリーンの血の記憶を巡り事態は急変、という設定。

前作同様に陰影美しいミステリアスな映像で描かれていて、なかなか良い。マイケルとの仲がより発展するけど、そこの所はあってもなくても良かったかも。K・ベッキンセールは、相変わらず美しい。本編映像でも綺麗だけど、映像特典のインタビュー画像だとより綺麗だったりするするw
コメント

アンダーワールド

2007-02-21 01:16:46 | あ行
今宵の友は2003年制作の「アンダーワールド (SPECIAL EDITION)」!
初回限定光沢パッケージ仕様。
吸血鬼と狼男族の何百年にわたる闘いを描いたゴシック・サイバー・アクション。

捕食以外に人間を襲わないはずのライカンがマイケルという人間を執拗に狙っていた。ヴァンパイアの女戦士セリーン(ケイト・ベッキンセール)はライカン達の不穏な動きを一族の現リーダーであるクレイヴンに報告するが、取り合ってくれない。そこで彼女は、ライカンが良からぬ陰謀を画策していると己の直感を信じて、単身でマイケルを追いかけるのだが、という展開。

レザーのロングコートを翻し、鋭く光る青い眼で、2丁拳銃を連射するセリーン(K・ベッキンセイル)がとっても格好良く、美しい。ララ・クロフトやアリスと似通った点もあるけど、違った魅力が満載なので楽しめる作品。
コメント

フロム・ヘル

2007-02-20 01:19:29 | は行
今宵は2001年制作の「フロム・ヘル (SPECIAL EDITION)」!
初回限定アウターケース付き仕様。
19世紀末、ロンドンに実在した謎の殺人鬼切り裂きジャックを扱ったミステリー。

妻子を亡くした悲しみを阿片で逃避していたアバーライン警部(ジョニー・デップ)は、娼婦連続殺人事件を担当する事となる。捜査中、赤毛の美しい娼婦メアリ・ケリー(ヘザー・グラハム)に惹かれ、やがて二人は心が通じ合っていく。しかし、その間にも切り裂きジャックの凶行は続いていた、という展開。

現実では迷宮入りしてしまった事件だけに色々な説が飛び交っていて、どのような結末にするのか、なかなか興味深く観ることが出来た。H・グラハムは、確かに綺麗な人だけど、2時間の映像の中で見せる顔よりもジャケットの顔が一番美しいと思ってしまったw
コメント

ハリウッド的殺人事件

2007-02-19 01:17:18 | は行
今宵は2003年制作の「ハリウッド的殺人事件 (COLLECTOR'S EDITION)」!
ベテラン名優ハリソン・フォードと若手注目株ジョシュ・ハートネットの新旧2大スター共演の異色のアクション・コメディ刑事もの。

不動産取引を副業としているベテラン刑事ギャヴィラン(H・フォード)とヨガのインストラクターを副業とする新米刑事コールデン(J・ハートネット)のコンビがライブハウスで発生した殺人事件の調査に当たる。やがて、この事件にはある陰謀が隠されていることを突き止めるのだが…という展開。

H・フォードの刑事役から浮かぶイメージを見事に覆してくれた、娯楽作品。勿論、ロス市警等の出来事をリアルに表現している部分もあるけど、半分以上コメディとして観るべきで、真剣に観ちゃだめかもw まぁ、これはこれでH・フォードの別の一面を観られたので、良しとしとこう。
コメント

ディープ・ブルー (1999)

2007-02-18 01:51:53 | た行
今宵は1999年制作の「ディープ・ブルー 特別版」(WBお得意の特別版w)
太平洋上に建造された巨大な海洋医学研究施設を舞台に、研究対象の鮫と研究所に閉じ込められた人々の死闘を描いた海洋パニック・アクション。

海洋医学研究施設アクアティカでは、スーザン(サフロン・バローズ)を中心に鮫の脳組織から人間の老化を防ぐ新薬開発を行っていた。研究の進捗状況に懸念を抱いたは投資家グループの代表としてラッセル(サミュエル・L・ジャクソン)が研究所に赴き、状況を確認することになったのだが、折しもハリケーンが接近し、アクアティカは孤立状態に陥る、という設定。

本物の鮫と人工鮫とCG鮫が見事に溶け合わさって、緊迫感漲る映像となっている。技術の進歩って凄い、本当に人工鮫が水中を泳ぎ回るし、ちょいと感動ものかも。あと、コックのプリーチャー役のLL・クール・Jがとぼけた良い味を出していて、緊張感の中にありながらにニヤッと楽しめるw
コメント

ブラッディ・マロリー

2007-02-17 01:24:01 | は行
今宵は2002年制作の「ブラッディ・マロリー (DELUXE EDITION)」!
限定アウターケース付き仕様。
日本のコミックに影響を受けたサイケデリックなフレンチ・アクション・ホラー。

結婚式の夜、愛する夫が実は吸血鬼であったことを知り、裏切られた思いからマロリー(オリヴィア・ボナミー)は、斧で夫を死に至らしめ、純白のドレスを真っ赤な返り血で染めつつ、一生悪と戦い続けることを決心する。数年後、世界を悪霊・魔物から守る“超常現象特殊部隊”のリーダーとなり、日夜、決死のファイトを繰り広げていく、という設定。

何故か2000年前後はヴァンパイア系の映画が多く排出され、その中の一作品。チープ感は否めないけど、なかなか面白く、シリーズ化しても良かったのにな。真っ赤な髪をトレードマークに、真紅の服に身を包み、ピンクの霊柩車を走らせるオリヴィア・ボナミーは、なかなか格好良く綺麗なのに、もったいないw 
コメント

サイン

2007-02-16 01:18:28 | さ行
今宵は2002年制作の「サイン (COLLECTOR'S EDITION)」!
限定アウターケース付き仕様。
ミステリーサークルにサイン(=目印/啓示)の意味を込めた怪奇スリラー。

牧師であったグラハム・ヘス(メル・ギブソン)は妻を交通事故で失ったことで、神の存在を疑い、牧師を辞め、農場を営んでいた。ある朝、トウモロコシ畑に巨大なミステリーサークルが出現。最初はいたずらかと思ったが、その後も怪奇現象は続き、世界各国で同様の事態が発生し始めた・・・という展開。

特定の一家を取り上げて描写することで、緊迫感や感情移入はし易くなっている。表面的なオチは「え?」という感じなので違和感を持つ人もいるとは思うけど、神への信仰を無くした男の心の葛藤や憤りが、ミステリーサークルというサイン(神の啓示)をきっかけに転がり始めていく感情描写はなかなかのものである。
コメント

ポストマン

2007-02-15 01:21:03 | は行
今宵は1997年制作の「ポストマン」
ケビン・コスナーが監督・主演を務めたヒューマン・アクション・ドラマ。最後まで名前が分からない流れ者の男が主人公って、珍しいかも(笑

近未来。世界戦争後、アメリカは退廃し無政府状態となり独裁者ベスリヘムの率いるホルニスト集団が武力で支配する中、人々は脅えながら集落を形成し、どうにか日々の生活を送っていた。そんな時、徴兵された男の中に一人の流れ者(ケヴィン・コスナー)が居た。彼は脱走し、逃亡中に郵便配達夫の制服と帽子を手に入れポストマンと名乗り、集落で食料を得ようとするのだが、という展開。

生きる為についた嘘が、人々に虚構の希望を与え、その運命に巻き込まれながら悩み、葛藤し、突き進む男の姿は結構格好良く思えるのだが、映像の端々にアメリカのナショナリズムの影がチラチラ見える所は、減点かなw アビー役のオリヴィア・ウィリアムズ、元は舞台女優らしいが、綺麗な人だ。
コメント

キング・ソロモンの秘宝 (2004)

2007-02-14 01:25:37 | か行
今宵の友は2004年制作の「キング・ソロモンの秘宝 完全版」
冒険小説の祖、H・R・ハガードの『ソロモン王の洞窟』を映画化した作品で、過去に何度も映画化されているトレジャーハンター映画の元祖である。

秘宝の地図が原因でアフリカの原住民に拉致された父・メイトランドを助ける為、エリザベス(アリソン・ドーディ)は、父の助言通りアラン・クォーターメイン(パトリック・スウェイジ)に助けを求め、共にアフリカの奥地へ向かう。ソロモンの秘宝を狙っているのは、野心家の原住民の王だけではなく、ロシア皇帝の命を受けた軍人も居たから、さぁ大変!という展開。

さすがに何回も映画化される話だけあって、話の骨子がしっかりしている。派手な仕掛けとかは無いものの、その分じっくり描かれていて3時間弱の長さも気にならない程、ワクワクドキドキで観られる。前述のリーグ・オブ・レジェンドでS・コネリーが演じていた役柄設定は、このA・クォータメインの老後なのだが、意外に知られていないかも(苦笑
コメント