銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

007/慰めの報酬

2020-09-24 00:02:26 | な行

今宵は2008年制作の「慰めの報酬 (2DISC EDITION)」!
初回限定光沢ジャケット仕様。
MI6(英国諜報部)に所属している諜報員ジェームス・ボンドの活動(活躍)を描いた“007シリーズ” の第22作目! 前作のエンディングからの続きを描いた作品で、一話完結だったシリーズで初の続編として制作されている。任務と個人的復讐の間で、どちらを優先させるかといった心の葛藤を軸に物語が展開されていく。

ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、将来を誓い合ったヴェスパーを死に追いやったMr.ホワイトを追う過程で、新たな悪の組織の陰謀を知ることになる。その謎の組織は、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)が「グリーン・プラネット」と言う偽りのNPO法人を設立し、裏では天然資源を手にして、世界を支配しようとしてボリビアの政府の転覆を図っていたというもので……という設定。

D・クレイブのボンド役も板に付いてきたというか、充分スパイ・アクションの娯楽作品として楽しめる。前作カジノ・ロワイヤルと続けて観た方が人物や話の流れが繋がって、理解しやすいが、間が空いていても思い出しながらが観られるので大丈夫かと。カミーユ役のオルガ・キュリレンコも体当たりのアクションを披露していて好感度増。ただ、本筋とは別の仇討ち話なので、無理にボンド・ガールにしたような気がする。

コメント

ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密

2018-05-13 00:12:49 | な行
今宵は2014年制作の「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」!
ニューヨークに実在するアメリカ自然史博物館を舞台にしたベン・スティラー主演のアドベンチャー・コメディの3作目かつ最終章の作品。展示物が動き出す設定を引き継いだまま、2作目では世界最大スミソニアン博物館へ舞台を移したが、本作は大英博物館を巻き込んでの仕上がりとなっている。作中劇でヒュー・ジャックマンとアリス・イヴがカメオ出演している。

アメリカ自然史博物館にプラネタリウムを新規併設し、そのお披露目の夜、動く展示物を特殊効果のように扱い奮闘していたラリー(B・スティラー)の努力も空しく、展示物が暴走を始め大失敗に終わってしまう。どうやら展示物に命を与えていたエジプト王の石板“タブレット” が効力(魔法の力)を失いつつあることが原因であると判明。石板の持ち主であるアクメンラー(ラミ・マレック)によると石版の秘密は父であるエジプト王マレンカレ(ベン・キングズレー)でないと判らない、と言うので……という導入。

流石に3作目ともなると、単なるドタバタは食傷気味だし、メインの登場人物+猿も固定だし、舞台を変えてもあまり変わり映えしないと言うか、何と言うか、といった感じがする作品。勿論、面白い場面もあるので飽きずに最後まで観られるのだが、第1作を観たときほどのインパクトは無くなっているのが残念。まぁ、これで完結ということなら良しとしよう。間違っても同じ設定で4作目に手を出すことが無いようにと祈っておこうかな。
コメント

ナイト・ミュージアム2

2017-02-16 00:05:30 | な行
今宵は2009年制作の「ナイト・ミュージアム2」!
夜になると展示物が命を持ち、ひとりでに動き出す騒動を描いた“ナイト・ミュージアム” の続編で、主演は前作同様にベン・スティラーが演じている。展示物が動き出す設定はそのままに舞台を世界最大スミソニアン博物館へ移して描かれたコメディで、今回は新たにエイミー・アダムスをヒロインに据え、ベンとの絡みも楽しませる作りとなっている。

ラリー(ベン・スティラー)は、夜の警備員としてニューヨーク自然史博物館に安寧を取り戻した後、退職し自らの発明品販売ビジネスで成功を収めていた。また一緒に動き回った展示品もリニューアルに伴い、倉庫への移管となり、全ては終わったかに見えた。ある夜、スミソニアンの地下倉庫へ移管されたはずの展示物から救援を求める電話が入る。なんとここでも展示物が動き出して……という導入。

前作に続いてコメディ部分は笑えて楽しいし、歴史上の人物の言動もそれなりに面白い。面白いのだが、舞台が大きすぎて焦点がボケてしまい、単にベンの走りまくりイベントっぽさだけが目立つ気がしてしまうのが残念。でもタイムスリップ的なアイディアはなかなか良いと思うし、んーやはり、続編作りは難しいということかなぁ。
コメント

ナインスゲート

2015-05-11 00:03:34 | な行
今宵は1999年制作の「ナインスゲート デラックス版」!
神に聖書があるように、悪魔にも“ナインスゲート(影の王国への九つの扉)” という祈祷書があり、それを巡って繰り広げられるオカルト・ミステリー。監督は様式美にこだわりのあるロマン・ポランスキーで、夫人のエマニュエル・セニエも謎の女役で出演。主演は実力派のジョニー・デップ。

世界に3冊しか現存しないという希少本“影の王国への九つの扉” のうち、1冊を手に入れた悪魔研究家として高名な収集家ボリス・バルカン(フランク・ランジェラ)からの依頼で、真贋の鑑定を託された稀覯書発掘のプロであるルーカス・コルソ(J・デップ)はニューヨークからヨーロッパへと足を運ぶ。しかし、彼の行く先々には妖しい影が付き纏い……という導入。

謎の残る内容だったので、スッキリとはいかないが、全体を通してなかなか面白く観られた作品。J・デップによって引き付けられていたせいもあるけどね。原作は、アルトゥーロ・ペレス・レベルテの“呪のデュマ倶楽部”で、本来は2つの話が入り混じって進行しているのだが、映画ではその片方にのみに焦点を当てて描いている。
コメント

ニコラス・ケイジのウェザーマン

2015-04-24 00:08:31 | な行
今宵は2005年制作の「ニコラス・ケイジのウェザーマン」!
パイレーツ・オブ・カリビアンの監督であるゴア・ヴァービンスキーがまったく異なる描写で描いたほろ苦いヒューマン・コメディ・ドラマ。主演はシリアスからコメディまで何でもこなせるニコラス・ケイジで、父親役をアカデミー賞受賞歴のあるマイケル・ケインが演じている。日本劇場未公開作品。

シカゴの地元テレビ局でお天気キャスターとして働き、そこそこの収入を得ていたデイヴィッド・スプリッツ(N・ケイジ)は、一見勝ち組に見えるものの、街では意味もなくファーストフードを投げつけられたり、妻のノリーン(ホープ・デイヴィス)とは別居状態だったり、有名作家である父のロバート(M・ケイン)からは認められないといった冴えない日々を送っていた。そんなディヴィッドに全国ネットのウェザーニュースのオーディション話が来て、世界観が変わるかも……といった設定。

子を思う気持ちは幾つになっても、立場が違っても、やはり確固たる絆があるんだな、と感じさせる内容かつニコラスの顔芸が結構笑えたり、悲しかったり、といろいろと楽しめる作品。劇場公開してもちょっと、という思いが浮かぶけどね。偉大な作家の父にお天気キャスターの息子……あぁ、想像しちゃったよ、ある親子をw

コメント

ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

2013-08-13 00:16:55 | な行
今宵は2005年制作の「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」!
原作は英児童文学の人気作家クリスティアナ・ブランドの“ふしぎなマチルダばあや” で、ナニー・マクフィーを演じたエマ・トンプソンが自ら脚本を執筆したモノ。母を失い、父と暮らしている一癖も二癖もある7人の子供たちの前に不思議な力を秘めた乳母が現れるというファンタジー作品。

妻を亡くしたブラウン氏(コリン・ファース)には長男のサイモン(トーマス・サングスター)以下7人の子供がいた。優しかった母を慕う彼らは家政婦の言うことも聞かず17人目も追い出すことに成功する。そして、新たにやってきたナニー・マクフィー(エマ・トンプソン)も追い出そうと画策する。一方、父親は自分の給与だけで一家を支えていくのが苦しく、叔母の援助を頼るのだが、引き換えに再婚をせかされていて・・・という導入。

子供向けの作品なんだろうけど、大人が観ても十分楽しめる作品。子供の大きな成長と父親のちょっただけの成長をユーモアとコミカルさで表現し、それを裏付ける心温まるシナリオと俳優陣の好演、あっと言う間に観終わってしまうくらいの作品。イギリスっぽい色調も華やかで楽しさを増している。
コメント

ネバーランド

2013-07-13 01:26:35 | な行
今宵の友は2004年制作の「ネバーランド」!
初回限定アウターケース仕様。
劇作家ジェームズ・バリが、“ピーター・パン” のモデルとなった少年と出会ってから物語を完成させるまでを描いた、実話に基づくヒューマン・ドラマ。主演バリをジョニーデップが、主要な脇をケイト・ウィンスレット、ダスティン・ホフマンら演技派スターがかためた作品。

新作が酷評された日、ジェームズ(J・デップ)は公園でデイヴィズ家の未亡人シルヴィアと4人の息子に出会い親しくなる。しかし、三男ピーターだけは父親を失って以来、心を閉ざし夢を持つことをあきらめ、傷つかないため早く大人になりたいと思いつつ心の傷と戦っていた。そんなピーターに、ジェームスは空想で遊ぶことと物語を書くことを教えるのだが・・・という導入。

ピーター・パンは知っていても、その物語の創作過程にこのような実話があったとは知らなかったので、真剣に観てしまった作品。それにしてもJ・デップはコメディ、シリアス、サスペンスそしてリアル系とどのような内容でもそつなくこなす凄い役者だと再認識。
コメント (1)

ナイト ミュージアム

2013-04-12 23:54:35 | な行
今宵は2006年制作の「ナイト ミュージアム (2DISC EDITION)」!
初回限定アウターケース仕様。
自然史博物館を舞台に夜間警備員が体験する真夜中の摩訶不思議な現象を描いたコメディ。主人公ラリーをベン・スティラーが演じ、主要な脇役をロビン・ウィリアムズを演じるといった新旧コメディアンの競演も見物の作品。

失業中のラリー(B・スティラー)は、最愛の息子ニッキー(ジェイク・チェリー)との絆を保ち、信頼を得るため定職に就こうと決心し、自然史博物館の夜間警備員の仕事に応募し採用される。勤務初日に前任者から意味深な一言を聞かされるも深く考えず誰も居ない博物館で暇を持て余した。怪しげな物音を聞きつけ調べてみると、恐竜の骨標本やら、偉人の蝋人形やら、ジオラマのフィギュアやらといった展示物が・・・という導入。

着想は面白く、CGや特撮もふんだんに使われていて子供から大人まで十分楽しめるので、片意地張らず楽に観られる作品。いかにも合成みえみえの映像もあるが、そこはご愛嬌。深夜の博物館というと何となく暗くて静かで怖いイメージがあるが、この作品を観るとそんなイメージは吹っ飛んでしまう。
コメント

ナイト&デイ

2013-02-23 01:05:59 | な行
今宵は2010年誓作の「ナイト&デイ EXCITING VERSION」!
自動車のレストアだけが生き甲斐の平凡な女性が惹かれたミステリアスな男が実はエージェントだったことから大騒動に巻き込まれていくジェットコースター・スパイアクションにラヴストーリーを混ぜた作品。クールなエージェントをトム・クルーズが、陽気でお茶目な女性をキャメロン・ディアスがはまり役で演じている。

ジューン(C・ディアス)は、空港で偶然ぶつかったロイ(T・クルーズ)に何故か惹かれるものを感じていた。同じ飛行機に乗り帰途に付くのだが、他の乗客もキャビンアテンダントも果てはパイロットまでがロイを狙った敵対組織の輩で、ジューンがトイレに入った隙に狭い機内で格闘が始まり、ロイは全ての敵を倒すことに成功するが、飛行機は墜落の様相を呈する。無事不時着をした後、ロイは今回のことは他言無用、忘れるようにとジューン薬を盛り・・・という導入。

場所移動もほとんど瞬間移動だし、CGもいかにもとバレバレだし、リアリティを気にする人には向かない作品だが、片意地張らず、無駄な突っ込みもせず、おおらかに観ることが出来る人には大嵌まりの作品。相変わらず全力疾走のトムさんはでてくるし、キャメロンの笑顔もふくれっ面もでてくるし、個人的には満足いく作品。ただ2人とも近景だと年取ったなぁと思ってしまう。
コメント

ナショナル・トレジャー2 / リンカーン暗殺者の日記

2010-11-14 11:48:59 | な行
今宵は2007年制作の「ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記
                                     (2DISC COLLECTOR'S EDITION)」!
初回限定アウターケース仕様。
歴史学者にしてトレジャー・ハンターでもあるベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)の冒険を描いた第2弾。主要キャストは前作と同一の顔ぶれで、今回は、リンカーン大統領暗殺事件の背後に隠された歴代大統領のみが知る南北戦争後タブーに迫る冒険活劇。

アメリカ史上最も謎に包まれているリンカーン暗殺事件。その暗殺者ジョン・ウィルクス・ブースの日記から失われたページの一部が時を経て発見された。そこにはゲイツの先祖が秘密結社ゴールデン・サークル騎士団の一員として、暗殺の首謀者として記されていた。祖先の汚名を濯ぐため、歴史に隠された真実を求める旅を始めるのだが・・・という設定。

アメリカの歴史を題材に前作以上ワクワクしながら楽しめる作品。とは言え、設定には何カ所も突っ込みを入れたくなる場面や人物描写があるけど、この手の類だと致し方ないかな。ダイアン・クルーガーは、相変わらず美しいけど前作の時の方が綺麗だった気がしないでもない。意味深な47ページが気になる・・・。
コメント

NEXT -ネクスト-

2010-10-11 01:06:01 | な行
今宵は2007年制作の「NEXT -ネクスト-(2DISC COLLECTOR'S EDITION)」!
初回限定アウターケース仕様。
わずか2分の予知能力を持った男がFBI の要請で核爆弾テロリストに立ち向かうアクション。原作はフィリップ・K・ディックの“ゴールデン・マン” だが、2分先の予知能力というアイディアだけを拝借し、内容はまったく別物に仕上がっている作品。

ラスベガスでマジシャンをしつつ、予知能力で小銭を稼いでいるクリス(ニコラス・ケイジ)の元へFBI 捜査官カリー(ジュリアン・ムーア)がLAのどこかに極秘に持ち込まれた核弾頭によるテロを未然に防ぐため捜査協力するように要請してくる。しかし、幼い頃より能力のせいで実験体にされてきたクリスは非協力的なうえ、国家の一大事より、なぜか惹かれる女性リズ(ジェシカ・ビール)にご執心で・・・という設定。

なんとも頼りない超能力者なのだが、N・ケイジが演じるとまさにはまり役といった感じがするし、アクション+ロマンス+SFのごちゃまぜB級感も楽しく、一気に観られる作品。序盤にあの刑事コロンボでお馴染みのピーター・フォークも観ることが出来、懐かしさ一杯。また大半のアクションシーンに使われているCGによる画像処理もなかなかの出来栄え。
コメント

ニュートン・ボーイズ

2010-06-08 03:17:55 | な行
今宵は1998年制作の「ニュートン・ボーイズ」
テキサスからカナダにかけて80以上の銀行を襲い、さらに当時としては史上最高額の300万ドルの郵便列車強盗を行った実在の兄弟たちの1919年から5年間を描いた実話作品。人を殺めない事をポリシーに兄弟の結束と絆、華麗な犯罪に焦点を当てたクライム・アクション。

次男ウィリス(マシュー・マコノヒー)の出所を機会に再会したニュートン兄弟。野心家のウィリスは一獲千金を夢見て銀行を襲い、手に入れた債権を元に勇退するある銀行の頭取から系列銀行は襲撃しない見返りに開け易い四角扉の金庫を使用している銀行リストを手に入れることに成功する。人手が必要になったウィリスは、お調子ものの三男ジェス(イーサン・ホーク)と実直な四男ジョーを抱き込んで・・・という設定。

銀行強盗の話なのに、緊迫感というよりコメディ色が強い感じのする作品で、観始めるとあっと言う間に観終わってしまう感じ。実話通りだとすると、あまりに大胆な手口なので、100年ほど前のアメリカはのんびりしていたなぁとつい思ってしまう。FBI(Federal Bureau of Investigation) がでてくるが、当時はまだBOI(=捜査局)なのだが・・・まぁいいか。

コメント

ナイトムーブス

2007-11-22 01:22:43 | な行
今宵は1975年制作の「ナイトムーブス」
「俺たちに明日はない」で組んだアーサー・ペン監督とジーン・ハックマンが再び手を組み描いたサスペンス。しがない私立探偵が請け負ったのはただの家出人捜査のはずだったのだが・・・先の読めない展開に思わず引き付けられる。メラニー・グリフィスのデビュー作で、惜しげも無く17歳の綺麗な裸体を見せてくれる。

ハリー(G・ハックマン)は、元アメフトの花形選手であったが、今は細かい仕事ばかりのしがない私立探偵だった。ある日、そんな彼の元へちょっとした儲けのある仕事が転がり込んでくる。仕事内容は元女優だったアーリンの娘デリー(メラニー・グリフィス)が家出をして2週間が経過しているので、行方を捜し出して欲しいというものだった。男関係から辿って行くと意外と簡単に行方は知れたのだが・・・という展開。

昔の探偵映画っぽいルーズな雰囲気の出だしなので好きな人は結構はまるだろうな。話があまりにも簡単に進むので、うーむと思って観ているといつのまにか意外な展開になるので、目が離せない。ただ、謎解き風には作られていないので、犯人探しは難しい。でも序盤で伏線を引いているあたりは流石って感じかな。
コメント

二重誘拐

2007-09-29 01:38:19 | な行
今宵は2004年制作の「二重誘拐」
ロバート・レッドフォードとウィレム・デフォーが人質と誘拐犯という設定で描かれたサスペンス・ドラマ。ただし邦題は全くもって偽り! 付けた人の気がしれない。確かに2つの時間軸を1つの映像(誘拐)で結び付けたから「二重(の時間軸で描写する)誘拐だ」と開き直られたら仕方ないけどねw

事業も成功させ、2人の子供も成人し、今は妻と共に裕福な生活を送っているウェイン(R・レッドフォード)とアイリーン(ヘレン・ミレン)のヘイズ夫妻。しかし、最近2人の間には冷たい雰囲気が漂っていた。そしてある日、いつものように出社したはずのウェインが夜中になっても帰宅しないためアイリーンは警察に捜索を依頼すると、乗っていったはずの車だけが駐車場で発見されて・・・という展開。

まずタイトルで観ようと思うと肩透かしをくらうので注意w 異なる(多少は重複するが)時間を1つの流れでまためたところは評価に値するけど、残念ながら観終わっても何も残らない内容。一つには家族愛(夫婦愛)を描いてるんだろうけど伝わりきらないし、折角名優達が心理を上手く演技や表情で出しているのに、惜しいなぁ・・・。
コメント

ニューオーリンズ・トライアル

2007-04-24 01:14:57 | な行
今宵は2003年制作の「ニューオーリンズ・トライアル (PREMIUM EDITION)」!
銃と訴訟、どちらもアメリカを象徴的に物語るふたつを題材に、表の法廷の面と裏で展開する頭脳戦を陪審員制度を軸に描いたサスペンス。

証券会社で銃乱射事件が発生し、16人が死傷、犯人は自殺という事件が発生。この事件で夫を失った女性セレステが原告となり、地元のベテラン弁護士ローア(ダスティン・ホフマン)を雇い、銃の製造メーカー相手に民事訴訟を起こす。被告側も会社の存亡をかけ陪審コンサルタント、フィッチ(ジーン・ハックマン)を雇い、あらゆる手段を駆使し陪審員候補者の選別に取り掛かる。そして決定した陪審員団の中に謎に包まれた男ニック(ジョン・キューザック)がいた、という設定。

この手の内容を得意とするジョン・グリシャムの原作だけあって、面白い。日本ではまだ馴染みの薄い陪審員制度だが、その盲点を突いた感じがする。マーリー役のレイチェル・ワイズは、30越えてからますます美しいぞw
コメント