銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ウルヴァリン X-MEN ZERO

2016-05-26 00:05:36 | あ行
今宵は2009年制作の「ウルヴァリン X-MEN ZERO(2DISC EDITION)」!

全世界的にヒットしたマーベル・コミック原作の人気キャラクター「ウルヴァリン」を主人公とした作品で、映画“X-MEN” シリーズのスピンオフ。第1作目の前日譚としての位置づけとなり、ヒュー・ジャックマン演じる特殊な能力を持つウルヴァリン誕生の秘密を描いたアクション。

19世紀半ば、鉤爪のように骨が手の甲から伸びるという特殊な能力を持つ少年ジェームズは、その特異体質のため安住の地を追われ、同じく超人的能力を持った兄ビクターと2人で支え合って生きていた。以来、150年以上に渡り、不死身の兵士として幾多の戦場を駆け抜けた2人の前にストライカー大佐が現れ、特殊部隊“チームX”にスカウトをする。一度はチームを組んだもののチーム内の状況に馴染めなかったジェームスは、部隊を脱退し、ローガンと名を変えカナダに恋人と住んでいたのだが……という設定。

ニュータントとしての覚醒や“ウルヴァリン” の名の由来やら、その後のX-MEXに登場するキャラクターとの接点やら、いろいろな前日譚を上手くまとめあげた感のある作品で、なかなか面白く観ることができた。初期チームXのメンバーの能力も見応えあるが、なんといってもバイクを駆るウルヴァリンと装甲ジープや戦闘ヘリとのカーチェイスは凄い(突っ込み所もあるけど……)。ま、編集のつなぎ(カット)のせいで、おいおい服装がってのがあるけどご愛嬌ということで。


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バイオハザードV リトリビューション

2016-05-21 00:03:47 | は行
今宵は2012年制作の「バイオハザードV リトリビューション」!
初回限定アウターケース仕様。
ミラ・ジョヴォヴィッチがヒロインを務める大ヒットゲームの映画化シリーズ第5弾で、前作のラストシーンから継続して始まる展開となっている。また舞台としてシミュレーション用実験場という名目でニューヨーク(タイムズ・スクエア)、東京(渋谷)、モスクワ(赤の広場)の街が登場する。

ウェスカーとの死闘の末、生存者達を救出してタンカーの甲板へ出てきたアリス(M・ジョヴォヴィッチ)を、上空からかつての盟友ジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)率いるアンブレラ社の戦闘部隊が急襲する。アリスは、孤軍奮闘するも圧倒的な戦力の前に追い詰められ、戦闘機の爆発に巻き込まれ海へと転落する。意識を取り戻すと目の前には夫と娘との平和な家庭で主婦をしている自分が居たのだが……という導入。

東京シーンでは中島美嘉がミラとバトルシーンを演じるなどなかなか面白い演出となっていたり、舞台となる街が、実は一区画程度の再現されたものであったり、となかなか飽きさせずに見せる作品に仕上がっている。エンディングは、意図的に2017公開予定の「Ⅵ ザ・ファイナル」に向けての締めくくり方で、ちょっと物足りない気がするが、ま、いいか。エイダ・ウォン役の李冰冰(リー・ビンビン)は、見た目は良いけど、大の日本嫌いなんだとさ、なんで出演したのかねぇ。
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ゲット スマート

2016-05-17 00:01:49 | か行
今宵は2008年制作の「ゲット スマート」!
1960年代にアメリカで制作され、日本でも「それ行けスマート」の邦題で放映されたテレビドラマを映画化したスパイ・コメディ・アクション。ただし、テレビ版とはつながりは無く独自の脚本による作品。随所に笑いを盛り込みながらも空中ダイブや爆破シーンなど見ごたえのある仕上がり。

極秘スパイ機関“コントロール” は、東西冷戦の終結後、解体されたかにみえたが極秘裏に活動を継続していた。そこの敏腕分析官のマックスウェル・スマート(スティーヴ・カレル)がエージェントへの昇格試験に合格するも、上司に分析官として留まって欲しいと慰留される。そんな折、国際犯罪組織“カオス” の動きが活発になり、エージェント99(アン・ハサウェイ)と共に解決にあたる任に就くが……という導入。

S・カレルが切れ者でもなく、熱血でもなく、分析官らしく飄々とエージェントを真面目にやっているのに何故か落ちが付くみたいな感じで、結構良い味を出している。全体的にそれほどの緊迫感もなく展開していくので若干中弛み感があるのは否めない。ま、A・ハサウェイ好きにとっては、そこそこ楽しめた作品。
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