銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

第5惑星

2007-08-28 01:48:04 | た行
今宵は1985年制作の「第5惑星」
邦題から、何か壮大な宇宙ものといった印象を受けがちだが、実際の内容的は、限られた場所での敵対する者同士の衝突、理解、協調等のヒューマニズム的SF作品。SFXを駆使して作成されていて、なかなか映像も良いが、如何せん20年以上前だけに、今の水準から観てしまうとちょっと・・・。

宇宙の統一支配を目的に植民地となる惑星を確保し続ける地球人類と同様の目的を持つドラコン星人の間で宇宙戦争が激化する中、空中戦で撃墜され惑星フィラインに不時着した地球人ダビッジ(デニス・クエイド)は、同様に不時着したドラコン星人ジェリヴァ(ルイス・ゴセット・Jr)に止めを刺そうと密かに接近し、様子を覗っていたところ・・・という展開。

一見、グロテスクな様相のドラコン人だが、観て行くに従って喜怒哀楽の表情がとても良く分かるようになってくるのは、L・ゴゼット・Jrの力量の表れかと思える。ついついB級の扱いを受けやすい本作だが、なかなかどうして、話の展開も良く描かれていて、最後まで一気に観られる作品。
コメント