銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

D-TOX

2007-08-26 01:35:37 | た行
今宵の友は2002年制作の「D-TOX」
雪深い山奥の隔絶された警察官専用の療養施設“T-DOX” を舞台に、連続警官殺しの猟奇快楽殺人犯とそいつに目を付けられたため恋人を殺されたFBI 刑事の死闘を描くアクションもの。S・スタローン主演ながら、肉体派ではなく、じわじわと心理的に描いている作品。

警官ばかりを狙った連続猟奇殺人が発生し。半年で9人の警官が殺されるが、FBI 捜査官ジェイク・マロイ(S・スタローン)は、手掛かりらしきものを何一つ掴めないで居た。そんな時、かつての同僚が犠牲者となり、ついには警官でもない恋人までもが殺人鬼の毒牙にかかって殺害されてしまう。愛する者を突然失った心痛から廃人同様になったマロイは、“T-DOX” で療養することになったのだが・・・という展開。

隔離された施設、かつ吹雪で外部との連絡手段も無い状況下で、追い詰められて行く心理戦がなかなか良い。S・スタローンにしては珍しい腕力では語らない作品になっていて、一見の価値はある。女医さん役のポーリー・ウォーカーが、キリリとした演技で好感が持てる。
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