銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

二重誘拐

2007-09-29 01:38:19 | な行
今宵は2004年制作の「二重誘拐」
ロバート・レッドフォードとウィレム・デフォーが人質と誘拐犯という設定で描かれたサスペンス・ドラマ。ただし邦題は全くもって偽り! 付けた人の気がしれない。確かに2つの時間軸を1つの映像(誘拐)で結び付けたから「二重(の時間軸で描写する)誘拐だ」と開き直られたら仕方ないけどねw

事業も成功させ、2人の子供も成人し、今は妻と共に裕福な生活を送っているウェイン(R・レッドフォード)とアイリーン(ヘレン・ミレン)のヘイズ夫妻。しかし、最近2人の間には冷たい雰囲気が漂っていた。そしてある日、いつものように出社したはずのウェインが夜中になっても帰宅しないためアイリーンは警察に捜索を依頼すると、乗っていったはずの車だけが駐車場で発見されて・・・という展開。

まずタイトルで観ようと思うと肩透かしをくらうので注意w 異なる(多少は重複するが)時間を1つの流れでまためたところは評価に値するけど、残念ながら観終わっても何も残らない内容。一つには家族愛(夫婦愛)を描いてるんだろうけど伝わりきらないし、折角名優達が心理を上手く演技や表情で出しているのに、惜しいなぁ・・・。
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身代金

2007-09-28 01:10:07 | ま行
今宵の友は1996年制作の「身代金」
一人息子を誘拐された父親と犯人の駆け引きを描いたサスペンス。1956年の「誘拐」を現代風にアレンジしたリメイク版だが、スリリングなストーリーと意表を突く展開で見応えのある作品に仕上げてある。

全米屈指の航空会社に成長したエンデバーの社長トム・ミューレン(メル・ギブソン)は、現在の裕福な生活を守る為、収賄さえも厭わず行なっていたが、表立つ事の無いよう巧みに立ち回ってもいた。そんなある日、息子ショーンが何者かに誘拐され、身代金を要求する電子メールが送られてくる。金で解決できる事ならとトムは要求通りに身代金を払おうとするが、息子の身を案じる妻のケイト(レネ・ルッソ)はFBI に事件を委ねることを望み、FBI が到着するが・・・という展開。

M・ギブソンもさることながら、ゲイリー・シニーズの演技が光る作品で、なかなか面白い。ただ、誘拐の目的というか意図(一応、身代金は要求するんだけど・・・)がはっきりしないまま結末を迎えるのが、ちょいすっきりしない。全体的には、それなりに観て楽しめるようになっている。
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悪魔の棲む家 (2005)

2007-09-27 01:22:25 | あ行
今宵は2005年制作の「悪魔の棲む家(COLLECTOR'S EDITION)」!
初回限定アウターケース付き仕様。
一家惨殺事件が起った邸宅とその後そこに住んだ家族に振りかかる不可解な現象といった実話を基に成されたオカルト・ホラーで、1979年版のリメイク作品。日米の熱狂的ホラーファンに受け入れられたオリジナル版に実際に起ったエピソードを加味している点が目新しい。

1974年11月13日午前3時15分、NYのロングアイランドの邸宅で、長男ロナルドがショットガンを手に家族全員を次々と射殺する事件が発生する。そして1年後、ジョージ(ライアン・レイノルズ)とキャシー(メリッサ・ジョージ)が子供たちとの新生活ために、曰く付き物件のため破格の値引きがされていたこの邸宅を購入し、5人と犬一匹の暮らしが始まったのだが・・・という展開。

オリジナル版を観たかどうか記憶は曖昧だが、その後作成されたシリーズっぽいモノは観ていなかったので、本作が意外と新鮮な恐怖を感じさせてくれた。スプラッターな場面が無いわけでは無いが、どうにかちゃんと最後まで観られた作品w 89分と言う凝縮された時間でテンポ良く展開するので一気に観られる。
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アルタード・ステーツ/未知への挑戦

2007-09-25 01:58:36 | あ行
今宵は1980年制作の「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」
脳の研究者でのちにマスコミがマッド・サイエンティストと呼んだジョン・C・リリーの研究過程を基軸に若い精神心理学者が自ら被験者となり、遺伝子に刻み込まれた人類の記憶を遡り、生命誕生の根源、そこにある真理を探ろうとするSF作品。

有能な精神心理学者エディ(ウィリアム・ハート)は、細胞に残された人類の記憶を辿ることで、人類の生命誕生の根源に戻ることができるという説を実証しようと、アイソレーション・タンク(感覚遮断タンク)と呼ばれるもの中で10%の硫酸マグネシウム液に浸りながら、メキシコ・インディアンから入手した強力な幻覚作用を持つ薬を併用しつつ、永遠の真理を探ろうとしていたのだが・・・という展開。

話としては強ち空想ではなく、いつの日か実証できるような題材ではある。ただ導入部がちょいと弛んでいて本題になかなか入らないのが、ちょっとw 使われているSFXもちょい雑だったり気になる点はあるけど、そこそこ面白い。アイソレーション・タンク(感覚遮断タンク)と似たようなものは一時、日本でも流行ったが、今はどうなったのかな・・・。
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恐竜100万年

2007-09-23 01:21:36 | か行
今宵は1966年制作の「恐竜100万年」
レイ・ハリーハウゼンのストップモーション撮影を駆使した特撮映画で、SFXの先駆け的作品。9割がたサイレントに近い作品ながら、その緊迫感、臨場感は見事に仕上げられている。恐竜同士の戦いや翼竜等、今見ると稚拙だが40年も前なら本物らしく見えたことであろう。正に恐竜映画の原点と言える。

紀元前100万年、山岳の洞穴を住居としていた民族の長を父に持つトゥマク(じょん・リチャードソン)は、父と食物のことで喧嘩となり、追放されてしまう。放浪の旅に出たトゥマクの前には巨大な恐竜やトカゲ、そして人喰いの猿人といった危険や、見たことの無い風景が広がっていた。しかし、日差しの強さと空腹からトゥマクは、今正に力尽きようとしていたとき、海辺の民族の娘ロアナ(ラクウェル・ウェルチ)によって助けられ・・・よいう設定。

時代考証は、まったくされていないので、そこらへんは厳しく考えずに観る作品。ほとんど言葉が無いので、態度や表情から読み取らなければならないが、その分自由な発想で観られるので面白いかも。R・ウェルチの妖艶な雰囲気と恐竜映画がミスマッチながらも意外と違和感無しに観る事ができるのも楽しい。
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プライベート ベンジャミン

2007-09-17 01:23:07 | は行
今宵は1980年制作の「プライベート ベンジャミン」
ゴールディ・ホーンが主演と制作総指揮を兼ねて作り上げたコメディ。世間知らずの箱入り娘が、ひょんなことから米陸軍に入隊し、特殊な環境の中で騒動を起こしながらも自我を確立していく姿をコミカルかつシニカルに描いた作品。

ジュディ・ベンジャミン(ゴールディ・ホーン)は、2度目の結婚式の夜、夫を心不全で亡くしてしまう。傷心の彼女は、家を飛び出したまでは良いが、その後は途方に暮れてしまう。そんな時、新兵徴募官のジムが言葉巧みに入隊を説得し、軍隊がまるで天国かのような所と信じこまされたジュディは、早速新兵訓練基地へと送りこまれる。しかし、聞くと見るとは大違い、基地で彼女を待っていたのは容赦の無い猛特訓だった・・・という設定。

なんと言ってもG・ホーンが、可愛い。目をクリクリさせながら演じる姿はキュートの一言で、特に前半の軍隊で懸命に頑張る姿はつい応援してしまうw 後半はちょっと間延びしてしまうが、ジュディという人物を描くには必要な要素なので、ま、我慢しとこう(笑 “プライベート ベンジャミン” とは軍隊スラングで“ベンジャミン二等兵” の意味とのこと。
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フェア・ゲーム

2007-09-16 01:57:55 | は行
今宵は1995年制作の「フェア・ゲーム」
スーパーモデルのシンディ・クロフォードが女弁護士を演じるアクションもの。相手役の刑事はプライベートでも友人のウィリアム・ボールドウィン。1986年にS・スタローンで「コブラ」として映画化されたポーラ・ゴズリングの著作「逃げるアヒル」を新構想で再映画化したもの。

民事専門の女弁護士ケイト(C・クロフォード)が、マイアミの海岸をジョギング中に何者かによって狙撃される事件が発生する。事情聴取に当たったのはマックス刑事(W・ボールドウィン)だったが、何かとそりが合わず供述書どころか署名も取れなかった為、その夜、マックスは仕方無しに署名を貰うためケイトの家を訪ねる。と、ちょうど、バルコニーに姿をみせたケイトだったが、次の瞬間、家が大爆発を起して・・・という展開。

90分と言う適度な長さなので、間延びせずサクサクっと観られる作品。アクションやらカーチェイスやら盛りだくさん。でも途中のラヴ・シーンは無くてもいいかな? あれば、あったでOKだけどw C・クロフォードの美しさは当然だけど、冒頭にちょい出てくるサルマ・ハエックだって美しいのに、あんだけのちょい役じゃ勿体無い(笑

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勝利への脱出

2007-09-15 01:57:07 | さ行
今宵は1981年制作の「勝利への脱出」
捕虜収容所からの脱走とサッカーを結びつけて描いた作品。占領下のパリで開催が決まった連合軍捕虜チームとドイツ軍精鋭チームの試合を軸に、捕虜側の脱走、ドイツ側の国策宣伝という双方の思惑が絡み合っていく。

第2次大戦下、ドイツの捕虜収容所に収監されていた連合軍兵士達は、運動がてらサッカーに興じていた。そんなある日、独軍将校フォン・シュタイナー(マックス・フォン・シドー)は、ふと独軍チーム対連合軍捕虜のサッカー試合を思いつく。そして、捕虜のサッカーチームリーダーであるコルビー(マイケル・ケイン)に試合を申し出る。一方、それとは別の所でハッチ(シルヴェスター・スタローン)は独自の脱走計画を練っていて・・・という展開。

ペレを筆頭にボビー・ムーア、オズバルド・アルディレス等の名プレーヤーを実際に起用しているので、サッカーシーンだけでも面白い。ペレのオーバーヘッドも観られるし。途中の展開に中弛みもあるけど話の内容は単純明快なので、ラストまで飽きずに観られる。まぁ、脱走モノとしては異色なので好き嫌い分かれるかもしれないが・・・。あと、エンドロールがCastではなくPlayerなのも洒落ている。
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ワイルド・タウン/英雄伝説

2007-09-14 01:15:44 | わ行
今宵は2004年制作の「ワイルド・タウン/英雄伝説 特別編」!
1970年代の麻薬と賭博が横行する町で、正義に生涯を捧げた実在の保安官ビュフォード・パッサリーの高潔な生きざまを描いた半ノン・フィクション作品。ザ・ロックが己の肉体と角材を武器に戦うアクションもの。

特殊部隊を除隊したクリス(ザ・ロック)は、故郷へと帰ってくるが、8年振りの故郷はかつて製材業で栄えた面影もなく荒廃し、麻薬の売買が路地で簡単にされている町へと変貌していた。旧友達と親交を温めるクリスの前に旧友の一人で製材所を継いだはずのジェイ(ニール・マクノドー)が現れる。今や彼はカジノを開き町を牛耳るまでの冨と権力を手に入れていたのだが・・・という展開。

派手なSFXやCGは無く、昔ながらのスタントと生身の身体で作り上げた、昨今では珍しい映画。己が正義と信じた事を貫こうとする男の姿が描かれていて、ロックが所狭しと大立ち回りをするので、それはそれで見応えのある作品に仕上ってはいる。でも、ただそれだけかな。腕力だけの展開だけど、さほど長くないのでサクっと観られる。が、ロックつえぇ~と感心して終わりかな(笑
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バロン

2007-09-13 01:16:05 | は行
今宵の友は1989年制作の「バロン」
18世紀に実在した伝説的人物バロン・ミュンヒハウゼン(ほらふき男爵といった方が認知度高い)の奇想天外な活躍を描いたファンタジー・アドベンチャー。実在とは言え、全て本人が語った話ではなく、後世の脚色が多く加味されドイツ民話として伝承され、映像化も何度もされている。

トルコ軍との戦争を繰り返すドイツの小さな町で、舞台劇としてバロンが上演されていた。貧困と飢えに苦しむ人々の束の間の笑いで場内が包まれていた時、一人の男が乱入してくる。誰あろう、この男こそ本物のバロン・ミュンヒハウゼン(ジョン・ネヴィル)であった。そしてトルコとの戦争の発端は自分あると言い、その訳を話し始めるが、誰にも相手にされない。しかし、唯一、少女サリー(サラ・ポリー)だけが話を信じて・・・という設定。

荒唐無稽な話と展開だけど、とっても面白い。SFXとかは、いかにもだけど逆にそれが味になっていて違和感無しに観られる。ボッティチェルリの絵画「ヴィーナスの誕生」を描いたシーンは、映像も音楽も素晴らしい。何と言ってもヴィーナスを演じる若き日のユマ・サーマンが美しすぎる。
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13F

2007-09-12 01:23:06 | さ行
今宵は1999年制作の「13F (COLLECTOR'S EDITION)」!
1960年代に発表されたダニエル・F・ガロイのSF小説「模造世界」を映像化したSF作品。70年代にはドイツでTV化されている。仮想世界と現実世界を描いた作品として後に有名になったマトリックスの原点とも言うべきもので、本作自体の公開も1ヶ月ほど早かった。

フラーとホール(クレイグ・ビアーコ)は、仮想現実創作技術で、1937年のロサンゼスルスの街を再現し、そこへユーザーの意識を飛ばし実体験するかのようなマジンを作り上げていた。しかし、何かに気づいたフラーはホールに重大なメッセージを伝えようとしたのだが、何者かに殺されてしまう。そしてベッドで目覚めたホールは自室で血染めのシャツを見つけるのだが・・・という展開。

B級っぽさはあるものの、内容は秀逸で、なかなか練り込まれた作品。途中まではマトリックスと同じような世界観ながら、後半からさらにその展開を広げる作りになっている。ただ、ラストの落ちはそんなんでいいの?とちょいとジェイン役のグレッチェン・モルに突っ込みをいれたくなるがw 
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ザ・インタープリター

2007-09-11 01:38:46 | さ行
今宵は2005年制作の「ザ・インタープリター」
国連で同時通訳として働く女性が、偶然耳にしてしまった要人暗殺を囁く声をめぐり、各種ピースが複雑に絡み合っていくサスペンス・ドラマ。実際の国連内部でロケをしただけあって、細部までリアリティのある映像となっている。“インタープリター=通訳者” の意味。

国連で通訳として働くシルヴィア(ニコール・キッドマン)は、誰も居ないはずの国連議会内部で、ある要人の暗殺計画を偶然聞いてしまう。その要人とは、シルヴィアにとっては故郷であるアフリカのマトボ共和国の独裁的な大統領ズワーニのことで、大量虐殺の疑いのある人物だった。その彼が国連で身の潔白を演説するために訪米してくることになり、シークレット・サービスのケラー(ショーン・ペン)が任務につくのだが・・・という設定。

久々に各種ピースを当てはめながら、いろいろ考えつつ観た作品。さほど派手な演出は無いが、その分ジワジワ迫り来るサスペンスといった感じ。正反対の価値観を持ち対立しつつも徐々に生き方に共感していく2人をニコールとショーンが熱演。相変わらずのニコールの美しさにやられた感じw
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ダーティファイター

2007-09-10 01:08:59 | た行
今宵は1978年制作の「ダーティファイター」
クリント・イーストウッド扮するビールとカントリー・ミュージックが好きな長距離トラック運転手ファイロと相棒のオランウータンが織り成す異色のバディ・ムービー。痛快アクション半分、愉快なコメディ半分といったような映画。

ファイロ(C・イーストウッド)は長距離トラックの運転手で、時たまストリートファイトでお金を稼ぐ、無骨だが男気のあるカウボーイのような男。そんなファイロが馴染みの店に歌いに来ていたリン(ソンドラ・ロック)に一目惚れしてしまう。その晩から二人は親密な仲になるのだが、ある時、リンは置手紙ひとつでファイロの前から姿を消してしまう。しかし、諦めきれないファイロは彼女を追って・・・という展開。

オランウータンの相棒やどっか抜けてる警察官にバイク野郎達と笑いの種をあちこちに蒔いてある痛快アクション。トラック運転手で賭け喧嘩屋、男にゃ強いが女には弱いといった男をイーストウッドが好演している。片意地張らずにリラックスしつつ観られる作品。
ま、アクションといっても殴る蹴るといった人間の力技だけどねw

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ストーリーブック/屋根裏の魔法使い

2007-09-09 01:12:44 | さ行
今宵は2002年制作の「ストーリーブック/屋根裏の魔法使い」
所謂、ファンタジーもの。CGやSFXを使っているものの制作年度から考えるとやや野暮ったい。制作費を節約したのが手に取るようにわかる。しかし、設定はオーソドックスで勧善懲悪な展開は安心して観る事が出きる。ハリポタや指輪物語等の世界をまだ理解できない年頃の子供には丁度良いかも。

8歳の少年ブランドンは、父が戦死したことで、母と愛犬レオと共に親戚の古い屋敷に引っ越す事となる。そして引っ越してきた夜、屋敷の屋根裏部屋に潜りこんだブランドンは、そこで“ストーリーブック(おとぎ話の本)” を見つけ手に取ると、窓が光り、おとぎの国への不思議な扉が出現する。愛犬レオを探すため、ブランドンは、その扉をくぐっておとぎの国へ入るのだが・・・という展開。

たまに、お!という映像があるが、全体的にちゃっちい。でも、それが何だか懐かしくも思えて、一気に最後まで観てしまう。魅力的なキャラ設定や世界観は面白いし、エクスカリバーを彷彿させる剣と王子の名前がアーサーっては(笑 ラストもファンタジーならではのエンディング。ほっと一安心w
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アタック オン・ザ クイーン

2007-09-08 01:17:06 | あ行
今宵は2001年制作の「アタック オン・ザ クイーン」
潜水艦映画のヒット作クリムゾン・タイドの原作者であるリチャード・P・ヘンリックが6年振りに発表した小説の映画化。今回は陸海空すべてに迫力あるシーンが満載されているポリティカル・アクション。

中国の原子力潜水艦が突然フィリピン沖で消息を絶つ事件が発生。同じ頃、ワシントンに寄港している豪華客船クイーンエリザベスⅡ世号では、米国・中国両首脳による核軍縮海上サミットの実施に向け準備が進められていた。その中に大統領護衛官のヴィンス(ジョー・ランドー)と爆弾処理捜査官のトーマス(ロブ・エステル)という兄弟が、立場は違えどサミットの警備をしていたのだが・・・という設定。

QEⅡを舞台に繰り広げられる戦いや救出劇、そして米中の原子力潜水艦の攻防等、見所は一杯。勿論、ご都合主義の所もあるけど、1時間半の内容なので展開がスピーディに作られていて、飽きずに一気に観られる。最後は、兄弟間の蟠りも氷解して、めでたしめでたしw ただ、もっと台独運動とかに踏みこまないと、なんか台独とテロが結びつく印象のみ残ってしまう、残念。
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