銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ロッキー4

2007-08-23 01:16:07 | ら行
今宵は1985年制作の「ロッキー4」
25周年記念アウターケース付き仕様。
もはやS・スタローンの十八番となったロッキーの第4作目で、シリーズ中、一番の興行収益をあげた作品。世相を反映してか、今までは米国内の話だったのが、米ソ間の政治色を絡めながら描いている。本作でのロッキーは、結構真面目な発言が多いので3までのキャラとちょいと違う。

科学的トレーニングで鍛え上げられたソ連のアマチュア・ヘビー級王者、ドラゴ(ドルフ・ラングレン)が渡米してきて、全米王者のロッキーと闘いたいと宣言。その話を聞きつけたアポロ(C・ウェザーズ)は、自分が先に闘いたいとエキシビジョンをマッチメイクする。アポロは、派手な演出でエキシビション・マッチを盛り上げるが、ドラゴは、その浮かれた様子に冷笑さえ浮かべていた。そして試合が始まるが・・・という展開。

本作の見所の一つは、ドラゴの近代的科学トレーニングとロッキーの原始的トレーニングを上手く交互に描写しているところで、なかなか良い構成になっている。ドラゴ役のD・ラングレンが本当はスウェーデン人なのだが、冷徹なロシア人役をこなしていて、良い役者だ。本作を切っ掛けに、一流俳優への道を歩んだと言っても過言では無いと思われる。
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