銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ペリカン文書

2007-01-31 01:24:28 | は行
今宵の友は1993年制作の「ペリカン文書」
ジョン・グリシャムの原作をジュリア・ロバーツ、デンゼル・ワシントンで映画化したサスペンス・ミステリー。両面1層DISCって見た目つまらんねw

法科生ダービー・ショウ(J・ロバーツ)は、連続発生した最高裁判事殺害に関して自分なりの仮説をまとめた文書を作成。それがいつまにやら一人歩きを始めてFBI、大統領、果ては国家上層部の黒幕の目に触れ、“ペリカン文書” と名付けられ彼女までも命を狙われる羽目になる。そこに敏腕新聞記者グレイ(デンゼル・ワシントン)が絡んできて、という展開。

J・ロバーツもD・ワシントンも若いけど、存在感のある演技しているし、話の展開もテンポ良く、2時間半近い映像だけど飽きずに観ることができる。それにしてもJ・ロバーツ、やはり彼女は笑顔の時が一番輝くね。シリアスな顔が悪いって訳じゃないけど(笑
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策謀のシナリオ

2007-01-30 01:35:01 | さ行
今宵の友は2004年制作の「策謀のシナリオ」
スペインのバルセロナを舞台に、絵画強奪事件の陰謀に巻き込まれた一家を描いたサスペンス・アクション。主演はウィリアム・ボールドウィン。

バルセロナの美術館から大富豪ヴィクター所有のエル・グレコの絵画が盗まれ、展示を勧めた美術商のサンドラが現地へ呼び出され捜査に協力することになる。絵画強奪事件はこれだけではなく、その後も連続して発生し、第一容疑者としてロシアン・マフィアの存在が浮上してきた、さぁどうなる!という展開。

車やバイクでのチェイスとか、爆破シーンとか、見応えのある場面も結構多いし、勝気な妻サンドラ(エレン・ポンピオ)に対して、ついイラっと思ったり、夫ブルース役のW・ボールドウィンが良い味を出してるなと思ったりしつつ、意外なオチに行きつくまで、飽きずに観れる作品。
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リプレイスメント

2007-01-29 01:17:07 | ら行
今宵は2000年制作の「リプレイスメント 特別版」(これまた毎度の特別版w)
主演キアヌ・リーブスと名優ジーン・ハックマンで描くアメフトを題材にしたサクセス・ストーリー。今作では、髪の毛ちょい長めのキアヌが観れる。

シーズン終盤、各チームの有名選手が年俸アップを求めてストに突入。残り4試合で3勝すればプレーオフ出場が可能なワシントン・センティネルズも同様の事態になる。そこでオーナーはかつての名監督ジミー(G・ハックマン)に代理選手によるチームづくりを依頼。その中にプレッシャーに弱いが故に自信を無くして引退したシェイン・ファルコ(K・リーブス)がいた、という設定。

キアヌは、マトリックスやスピード等のアクション姿が印象強いけど、今作の左利きのQB役もなかなか様になっていて良いね。アメフトを知らなくても平気だけど、知ってると、より楽しんで観れる作品だ。チアリーダー役のブルック・ラングトンが意外と可愛かったりするw
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ゴーストシップ

2007-01-28 01:16:12 | か行
今宵の友は2002年制作の「ゴーストシップ 特別版」(毎度の特別版表記だw)
初回限定ホログラムシート付き仕様。
40年間消息不明だった謎の豪華客船を舞台に描かれるファンタジック・ホラー。

1962年、豪華客船アントニア・グラーザ号が避難信号も発さず消息不明となった。それから40年を経て、ベーリング海を漂う謎の巨大船が発見される。調査に向かったサルベージ会社のクルー達は、無人の船内を調べ始める。そんな時、クルーの一人であるエップス(ジュリアナ・マーグリース)は、船内で謎の少女の姿を見るのだが・・・という展開。

殺戮シーンの視覚効果やメイク、船のセット等、単なるホラー映画の域を越えた作りとなっていて、どんどん引きこまれていく。ホラー苦手な人でも最後まで観られる作品だ。一部怖いところもあるけど(苦笑 映像特典では、本編では軽く流した部分の重要な映像を観る事もでき、お得。
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ザ・コア

2007-01-27 01:23:55 | さ行
今宵は2003年制作の「ザ・コア (2DISC SPECIAL EDITION)」!
初回限定アウターケース付き仕様。
人類滅亡の危機は外敵ではなく、地球そのものにあったというSFサスペンス。

32名の人々が一斉に突然死、共通点はペースメーカー使用者であることだけ。また鳩が突然方向感覚を失って暴走したり、スペースシャトルが帰還途中に計器が狂い制御不能に陥る等の事件が発生。キーズ(アーロン・エッカート)は一連の兆候から地球の磁場が狂い始めている事をつきとめるのだが、という展開。

人類滅亡の危機を救うため、地球の核(コア)へ向かうという発想が面白い。地球の内部なんて誰も見たこと無いのだから、想像でしか描けないが、CGやSFXを使用して、観る者を飽きさせないように作ってある。まぁ危機を招いた根本的原因はやはり人間にある、というのも教訓的だ。
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仮面の男

2007-01-26 01:14:36 | か行
今宵の友は1998年制作の「仮面の男」
文豪アレクサンドル・デュマの原作「鉄仮面」をモチーフに映画化した作品。主演レオナルド・ディカプリオが霞むくらいのベテランで脇を固めなかなか良い。

若き王ルイ14世(R・ディカプリオ)の圧政下、民衆は飢えに苦しんでいた。正しい治世を望み、引退していた三銃士のアラミス(ジェレミー・アイアンズ)、アトス(ジョン・マルコヴィッチ)、ポルトス(ジェラール・ドパルデュー)は地下牢に幽閉されていた双子の弟フィリップ(ディカプリオの二役)を救出し、王と密かに入れ替える計画を立て、ダルタニアン(ガブリエル・バーン)と対立するという展開。

「信念を貫く」という一貫したテーマが男心をくすぐり、ワクワクして観られる。派手な映像は無いけど、充分良さは伝わってくるし、ディカプリオも二役を上手く演技して使い分けているので、そこのところも楽しめる作品だ。
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インデペンデンス・デイ

2007-01-25 01:30:18 | あ行
今宵は1996年制作の「インデペンデンス・デイ (2DISC EDITION)」!
期間限定アウターケース付き仕様。
地球外生命体やUFOに対する扱いを大きく方向転換し、物議を醸した作品。

7月2日、突如出現した宇宙空母と射出された直径24Kmにも及ぶ巨大UFO群。一体何の為に、どこから、と思う間もなく地球への侵攻が開始される。7月3日、世界の主要都市はUFOの攻撃で廃墟と化し人類滅亡の危機が訪れる。そして運命の7月4日、人類の存亡をかけた戦いが、という展開。

ミニチュア・ワーク等の伝統的手法と最新のデジタル技術を組み合わせたSFXを駆使した映像は迫力満点。ロズウェル事件と話を絡めた点は面白いが、50年前のUFOと攻めて来たUFOの機体形状が同一ってのは、進歩ないのか?w 2時間半の長さだが、展開も良いので飽きずに一気に観られる。
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トリプルⅩ/ネクスト・レベル

2007-01-24 01:17:55 | た行
今宵は2005年制作の「トリプルⅩ/ネクスト・レベル (COLLECTOR'S EDITION)」!
サミュエル・L・ジャクソンはそのまま続投だが、主演をアイス・キューブに変更。そして監督も変わった前述の続編扱いのバトル・アクション・ムービー。

NSA(国家安全保障局)の支部が、謎の一団に襲撃され諜報員が殺害されるという事件が起きる。その事件解明の為、ギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)は新たなエージェント“トリプルⅩ”として海軍特殊部隊での元部下で今は囚人のダリアス(アイス・キューブ)を任命して・・・という展開。

米国内を舞台にして前作よりもリアルっぽいストーリー設定になっているので、それなりに現実味を帯びた映像にはなっている。爆破とか派手な場面もあるし、I・キューブもそれなりのアクションで頑張ってるが、前作のとの関連を意識させつつも、別物として仕上げた作品と思って観るべし。
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トリプルⅩ

2007-01-23 01:13:08 | た行
今宵の友は2002年制作の「トリプルⅩ (SPECIAL EDITION)」!
初回限定光沢パッケージ仕様。
主演ヴィン・ディーゼルで、チェコを舞台に描くハード・アクション・ムービー。

ザンダー(V・ディーゼル)は命を懸けたスポーツ“Xゲーム”のカリスマ。彼の驚異的な身体能力と冷静な判断力に目をつけた米国家安全保障局(NSA)はシークレット・エージェントに任命し、チェコの過激な犯罪集団アナーキー99へ潜入捜査をさせる、という設定。

首筋の刺青からコードネーム“xⅩx(トリプルⅩ)”となったV・ディーゼルの過激なアクションは前述のリディック役とはまた違った魅力を醸し出している。導入部で車を盗む場面や後半部のスノーボードの場面は、まさに凄い!の一言。イリーナ役のアーシア・アルジェントは髪型によって可愛かったり、え?だったりw
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アベンジャーズ

2007-01-22 01:15:50 | あ行
今宵の友は1998年制作の「アベンジャーズ」
60年代に「おしゃれ(秘)探偵」として日本でも放映された英TVシリーズの映画化。英国のイメージ自体をギャグにした演出で楽しませてくれる作品。

外界からの敵の攻撃に備える気象シールドが破壊される事件が発生。極秘情報機関ミニストリーの諜報員ジョン・スティード(レイフ・ファインズ)は、才色兼備かつ武術の達人である気象学者エマ・ピール(ユマ・サーマン)とコンビを組んで調査に乗り出す。捜査線上に浮かんだのは元諜報員で追放された天才科学者のサー・オーガスト(ショーン・コネリー)だった・・・という展開。

全体として60年代のレトロ感覚を意識しつつ、軽妙なテンポの中にユーモアを織り交ぜている。またSFXによる気象の映像もなかなかの出来映え。ユマ・サーマンのレトロ~ボンテージまでの衣装が結構良かったりするw
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ローラーボール (2002)

2007-01-21 01:24:02 | ら行
今宵は2002年制作の「ローラーボール デラックス版(既発売全てデラックス版)」
1975年のリメイクという謳い文句だが、題名と主人公名が同一で内容は別物。時代の相違なのか前作は社会性に今作は娯楽性に主題をおいて作られている。

全世界60億の眼が注がれる“ローラーボール”のアリーナには、金、名誉、欲望が満ちていた。その中で英雄的扱いを受けていたジョナサン(クリス・クライン)は華やかな表舞台の裏で進行する不穏な動きを察知し、チームのオーナーであるペトロビッチ(ジャン・レノ)に話をつけにいくのだが・・・という展開。

ワイヤーアクションを多用したアリーナでの競技シーンは見物。ただ狭い所に人やバイクがごちゃごちゃあったり、映像も俯瞰とか少なく、近すぎなのが残念。オーロラ役のレベッカ・ローミン=ステイモスがなかなか美しいなぁと思いつつ、はたと気づいた! X-MENのミスティークだ。あっちじゃ素顔わからんもんねw
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プラクティカル・マジック

2007-01-20 01:15:07 | は行
今宵は1998年制作の「プラクティカル・マジック」
90年代を代表する女優サンドラ・ブロック、ニコール・キッドマン共演で描く、ファンタジックなラブ・コメディ。両面1層DISCなので見た目ただの銀盤だw

オーウェンズ一族は代々魔女の血を引き、ちょっとした魔力が受け継がれていた。ただその代償として、彼女たちと恋に落ちた男性は必ず若死にしてしまうのだ。堅実派の姉サリー(S・ブロック)と奔放派の妹ジリアン(N・キッドマン)姉妹は、各々違う愛を求めて、行動するのだが・・・という話。

まぁ、言うなれば大人のファンタジーで、軽く観ていられる作品。SFXも使用し、それなりのオカルトチックな映像もあるけど、怖くないし。ラストは題名どおり“PRACTICAL=実用的” な魔法だしね。サンドラもニコールも綺麗! 2人を一緒に観られるなんて贅沢な映画だ(笑
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ホーンテッド・マンション

2007-01-19 01:22:37 | は行
今宵は2003年制作の「ホーンテッド・マンション (SPECIAL EDITION)」!
これもディズニー・ランドの人気アトラクションをモチーフにしながら、オリジナルな話で肉付けして、映画化したエンターテインメント・ホラー。

夫婦で不動産業を営むジム(エディ・マーフィ)は、家族を愛しているのだが、ついつい仕事が優先になってしまう。そんな調子だから、家族で湖へ旅行に出かける時にも少しだけといって、大豪邸へ不動産取引の話をしに寄る。少しのはずだったのだが屋敷に入った途端、激しい豪雨にみまわれ、この屋敷で一晩泊る事になるのだが、という展開。

VFXもさることながら、ゾンビの特殊メイクがなかなか素晴らしい出来である。内容はホラーというより、ファンタジーに近いかも。なので怖さを求めちゃダメw なんか観た後、無性にTDLのアトラクションへ行きたくなる映画だ。妻のサラ役をしたマーシャ・トマソン、映し方によってはなかなか可愛いかも(笑
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宇宙戦争 (2005)

2007-01-18 01:21:23 | あ行
今宵は2005年制作の「宇宙戦争 (2DISC SPECIAL EDITION)」!
H.G.ウェルズ原作で、1953年に映画化された作品をスピルバーグがCG技術を多用してリメイクしたSF超大作。評価的には賛否両論の作品。

アメリカ東部の町で暗雲がたちこめ、稲妻が何度も同じ場所に落ちた。落雷地点では地面が震動し、地中から巨大な三本足の“物体” が出現して、移動しながら人間を無差別に抹殺し始めた。そんな中、レイ(T・クルーズ)は、別れた妻から預かった息子と娘、ロビーとレイチェルを連れて脱出を試みるのだが、“物体” は同時多発的に出現していたのだ、さぁどうなる!という展開。

根底のテーマは家族愛なのだが、ヒロイックな描き方ではなく、人間の生存本能を主として描いている場面が多く、“生き抜く” と言う事をを考えさせられる。無差別殺戮から急に捕食に変わるエイリアンの設定や100万年も前に地球に来ていた科学力があるわりには地球環境を知らなかったりと、突っ込みどころはあるけど、充分観賞に値する作品。
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ソードフィッシュ

2007-01-17 01:18:32 | さ行
今宵は2001年制作の「ソードフィッシュ 特別版」(やはり既発売すべて特別版w)
主演はジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー等々でキャスティングも見事にはまったサイバー・アクション。

かつてFBI に進入した経歴を持つハッカーであるスタンリー(H・ジャックマン)のもとに手付10万ドルの仕事を持ってジンジャー(H・ベリー)と名乗る女が現れる。以前、麻薬取締局が行った極秘作戦“ソードフィッシュ”によって得られた利益でいまや95億ドルにも膨れ上がった金をコンピュータで奪取するという計画だった。スタンリーは、ガブリエル(J・トラボルタ)と名乗る首謀者と会って、という展開。

まずはインタビューっぽい場面から爆発のシーンで観るものを引き付けといて過去に話が戻るのだが、話の展開が二重三重の“錯覚=ミスディレクション” で作られていて、スタンリーならずとも誰しもが(観ている者は当然のようにw) 引っかかってしまう。VFXを多用した迫力とスピード感のある作品だ。
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