銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

マインドハンター

2009-10-31 23:06:37 | ま行
今宵は2004年制作の「マインドハンター」
FBIのプロファイラー訓練生達が、最後の試験として仮想連続殺人事件を解決するために孤島に隔離されるが、訓練が実際の殺人事件へと変貌していく様子を描いたサイコロジカルアクション。教官役にヴァル・キルマー、訓練生にクリスチャン・スレイターやキャスリン・モス、市警から派遣された刑事をLL・クール・Jといった、なかなかの役者陣でかためられている。

FBIの心理分析官になるべく教官ハリス(V・クルマー)の元で訓練を積み上げてきたJD(C・スレイター)やサラ(K・モス)達は、外部から孤立した島で連続殺人犯のプロファイリング及びその正体を暴く最終試験に挑む為、他の訓練生や刑事と共に上陸をする。そして、シュミレーションを開始するのだが、全員の目の前で一人の訓練生が殺害され、次なる殺人予告が届き・・・という展開。

人間の猜疑心を上手く使った心理的描写やわざと遮蔽物を入れて観る者に何かあると思わせるような映像とか、結構手に汗握って観られる作品。一人また一人と殺害されていく展開は、なんとなくアガサ・クリスティ女史の「そして誰もいなくなった」を彷彿させるような気がする。キャスリン・モスがなかなか美しいねぇw
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依頼人

2009-10-23 23:27:47 | あ行
今宵は1994年制作の「依頼人」
上院議員殺しの容疑者の弁護士が自殺をし、それを目撃した11歳の少年マーク(ブラッド・レンフロ)を巡って検事局、マフィア、そして1ドルで雇った過去のある女弁護士(スーザン・サンドラ)の利害が絡み合う三つ巴の争いを描いたジョン・グリシャム原作のヒューマン・サスペンス。

ある日、マーク(B・レンフロ)は自殺をしようとしている男を目撃し、関わりを持ってしまう。しかし、この男が重要参考人だったことから、死ぬ前に何か重要な情報をマークと話したのではないかと疑った検事局のロイ(トミー・リー・ジョーンズ)やマフィアが執拗にマークや家族に接触をしてくる。孤立無縁のマークは、なけなしの1ドルで女弁護士(S・サンドラ)を雇うのだが・・・という展開。

マークがサクッと真実を証言すれば話しが終わってしまうのだが、そこが一筋縄でいかないような伏線が張ってあり、なかなか見応えのある内容に仕上がっている。子役のB・レンフロは演技力もあり将来を嘱望されていたが、25歳で薬物により亡くなっている。あ!母親役のメアリー・ルイーズ・パーカーが、実は結構美しいことに気付いてしまったw
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