銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

シャドウハンター

2020-07-30 00:04:33 | さ行
今宵は2013年制作の「シャドウハンター」!
各国でベストセラーになったカサンドラ・クレアの小説シャドウハンターシリーズの第1作目「骨の街」を実写化したダークファンタジー・アドベンチャー。現代のNYを舞台に聖杯を巡って妖魔、吸血鬼、人狼、そして、それらを退治するシャドウハンターが入り乱れて争奪戦を繰り広げる作品。

普通の高校生であるクラリー(リリー・コリンズ)は、ある晩、ふと入店したクラブで殺人を目撃するが、他の人は誰も見えていない様子であった。その後、シャドウハンターのジェイス(ジェイミー・キャンベル・バウアー)と知り合うが、状況を掴めないうちに、母親が何者かに攫われ、クラリー自身は、化け物に襲われて……という前振り。

テンポよくというか、唐突にというか、展開が早いのでサクサクは観られる。題材としては面白いが、伏線バラ撒いても回収し切れていないので、あれは何だったの?的な描写が多々あるのが、残念。ま、メインはシリーズ化したドラマの方なのかな、と思う。ヒロインのL・コリンズが、カメラアングルによっては微妙なときもあるが、ほぼ可愛かったので良しとしよう。
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レギオン

2020-07-28 00:02:39 | ら行
今宵は2010年制作の「レギオン(COLLECTOR'S EDITION)」!
信仰心を失った人間に天罰を下すため、かつて神は大洪水を引き起こしたが、今回は天使の軍団を地上に派遣し、人間に憑依して人間同士での粛清を行うというアクション・ホラー作品。アイアンマンやハリー・ポッターと炎のゴブレット等で視覚効果を手掛けたスコット・スチュアートが監督する初長編映画。

ある晩、LAに大天使ミカエル(ポール・ベタニー)が天より落ちてくる。翼を無くしたミカエルは、武器とパトロールカーを盗んでモハベ砂漠へと向かう。一方、モハベ砂漠のダイナーには、オーナー以下、数人の客が居た。テレビ、ラジオ、電話に異常が生じた後、客の老婆が豹変し他の客を襲ったり、大量の蠅が襲ってくるなど異変が続く中、ミカエルが店に現れ、大量の武器を皆に配りつつ……という導入。

テーマとしてはありだし、ダークな映像を多用したところや、アニマノトロクスの技術、視覚効果等々はなかなか良い出来だと思う。しかしなんというか、B級感満載の作品。神vs人間の戦いが、砂漠の中にポツンとある1件のダイナーで繰り広げられるって、どうなのかな? ともあれ、当時19歳のウィラ・ホランドが可愛かったのが印象に残るw
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デビルクエスト

2020-07-26 00:08:03 | た行
今宵は2011年制作の「デビルクエスト」!
十字軍の遠征という史実を背景にし、黒死病が蔓延する14世紀のヨーロッパを舞台に、元十字軍の騎士や神父が、魔女の嫌疑をかけられた少女を修道院へと護送し、公平な裁判を受けさせようとする過程での危険と戦いを描いたゴシック・ホラー。黒死病、今でこそペスト菌による伝染病と判明しているが、当時は、魔女の仕業と捉えられていたあたりを土台にした作品。

連戦する十字軍の先頭に騎士ベイメン(ニコラス・ケイジ)と騎士フェルソン(ロン・パールマン)の姿があった。二人は、イエスの名の元に異教徒を惨殺していく中で、女や子供を含む無抵抗の市民まで殺戮する行為を強いるグランドマスターと対立して騎士団を脱走する。放浪の末、スティリアに戻った二人は脱走兵として捕らえられるが、放免と引き換えにペストの原因である「黒い魔女」をセヴラック修道院まで送る任務を依頼され……という設定。

VFXを多用した映像はなかなかだが、どことなくB級感が漂ってしまう。でも、次の展開はどうなるのかな、と結構物語に引き込まれ、飽きずに観られる作品。ま、N・ケイジっぽい作風なのかなとも思うw あと、邦題のセンスが無い! もう少し捻らないとネタバレそのものになっちゃう、残念。
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ライブラリアン 伝説の秘宝

2020-07-24 00:05:27 | ら行
今宵は2004年制作の「ライブラリアン 伝説の秘宝」!
全米TNT局で放送され、2004年の年間最高視聴率を記録したアクション・アドベンチャーにコメディで味付けをした作品。全体的にインディ・ジョーンズの縮小版のような作りになっているが、それもそのはずで、監督自身がインディ・シリーズをリスペクトしつつ、意識して制作したと述べている。

30代になっても大学に居座る考古学オタクかつ本の虫であるフリン(ノア・ワイリー)は、担当教授によって強引に卒業させられてしまう。職探しも難航しているとき、メトロポリタン図書館から司書の面接通知が届き、出向いたフリンは即採用となる。実は、この図書館の地下には本物の伝説の秘宝の数々が保護されていて、フリンは「宝の番人」として採用されたのだった。しかし初勤務の日に“運命の槍(ロンギヌスの槍)” が何者かによって盗まれ……という

全体的に軽いノリで展開していくので、気張らず楽しんで観られる作品。映像には、CGやアニマトロニクスといった技術を多用しているが、TVドラマ扱いのため、予算の関係からか出来はそれなりのB級レベルの仕上がり。でも、歴史絡みの冒険ものが好きな人には、充分楽しめると思う。
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アイアインマン3

2020-07-22 00:04:55 | あ行
今宵は2013年制作の「アイアインマン3」!
マーヴェル・コミックの実写映画アイアンマンの第3弾かつ一応の完結編。アイアンマンになる以前のトニーの横柄な態度に起因した出来事が、その後の因縁深いテロ組織テン・リングスのリーダーであるマンダリンとの対決につながるアクション・ヒーロー作品。MCU作品の一つであり、フェイズ2の第1作目にあたる。

トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、1999年の年越しパーティーでアルドリッチ・キリアン(ガイ・ピアース)から、A.I.Mへの参加を求めれれるが、横柄な態度で無視してしまう。それから十数年、今やトニーはアーマーの開発に没頭し、これまでの戦い等がトラウマとなり不眠症やパニック障害を患っていた。そのため、どこに行くにもアーマーを持ち歩く依存症に陥っていて……という前振り。

3部作の完結編に相応しく、過去に散らした伏線回収をしながら物語が進むという展開で、テンポも良く、見応えのある内容。今回のトニーは今まで以上に人間臭いというか、精神的弱さを出していて、そこのところをR・ダウニー・Jrが上手く演じている。終盤の盛り上がり場面での戦い方は、「えっ?そう来るの」的な流れで、なかなかw この後、アイアンマンはどうなるの?と言う思いを残しつつのエンディングは、以降に期待が残る。
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アベンジャーズ (2012)

2020-07-20 00:08:53 | あ行
今宵は2012年制作の「アベンジャーズ」!
MCU(マーヴェル・シネマティック・ユニバース)という、同一世界観で描かれるクロスオーバー作品のフェイズ1(第1シーズン)のクライマックスを飾る作品。特異な能力を持つ者を集めて、悪に対して報復する集団(アベンジャーズ)を結成し、地球外からの敵に応戦するアクション・ヒーロー大作。

アスガルドから宇宙の深淵に落とされたロキは、そこで宇宙人種族チタウリのリーダーであるジ・アザーと遭遇し、地球への侵攻に加担する。S.H.I.E.L.D.(シールド)本部で四次元キューブの検証実験中に突如ワームホールが出現し、ロキが現れ、セルヴィク博士やホークアイことバートンを洗脳しキューブとともに連れ去ってしまう。そこでシールドの長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)は、特異な能力を持つ者に召集をかけ……という導入。

観た印象は、面白く楽しめるけど、もう何というか、何でもありだな、という感じなので、突っ込まないでおこう。過去の作品に散らしていた伏線の回収をしつつ、ヒーロー毎に見ている世界観の違いなどを描いて、フェイズ1の集大成となっている。そういえば、シールドの副官マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズが、凛とした美しさを放っていて良かった。
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キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

2020-07-18 00:06:16 | か行
今宵は2011年制作の「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」!
マーヴェル・コミックを実写化したアクション・ヒーローもの。第2次世界大戦を背景に正義感からアメリカ国民としてナチスのヒドラ党と戦うこと切望している、病弱な青年を主人公に展開する物語。MCU(マーヴェル・シネマティック・ユニバース)という、同一世界観で描かれるクロスオーバー作品の一つでもある。

上背も無く、病気がちなスティーブ(クリス・エヴァンス)は、何度も入隊を却下されていた。ある時、軍が秘密裏に行う「スーパーソルジャー計画」の被験者第1号として入隊を許可される。ナチスからの亡命した科学者によって行われた実験で彼は、強靭な肉体を持つ兵士に生まれ変わる。しかし、スパイにより実験施設が破壊され、軍隊化の計画は水泡に帰し、一人だけでは役に立たないと扱われ……という設定。

身体能力が向上しただけで、特殊な武器は無く、盾と身一つで敵と戦うヒーローで、愚直なまでの正義感・自己犠牲精神があふれる姿が恰好良い。MCU絡みの場面が、あちらこちらに散らされているので、「アベンジャーズ」ありきで作成された感が強いが、充分楽しめる映像に仕上がっている。「ダンスの約束が……。」切なく、ぐっとくるねぇ。
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マイティ・ソー

2020-07-16 00:09:58 | ま行
今宵は2011年制作の「マイティ・ソー」!
マーヴェル・コミックを実写化した映画。北欧神話を元に作られているので、登場人物は神々の名を冠している。その神の中でも、トール(THOR:英読みでソー)を主人公に描き、神話と現代を融合させたアクション・ヒーロー作品。MCU(マーヴェル・シネマティック・ユニバース)という、同一世界観で描かれるクロスオーバー作品の一つでもある。

アスガルド最強の戦士とまで言われたソー(クリス・ヘムズワース)が、次の王になる戴冠式の最中に休戦状態であった、フロスト・ジャイアントの襲撃を受ける。怒り心頭のソーは、仲間と共に敵地ヨトゥンヘイムに攻め込むが、苦戦を強いられる。そんな激戦の中、オーディンの介入でどうにかアスガルド戻ったソーであったが、勝手な行動の罰として、神の力を奪われ、ムジョルニア(ハンマー)と共にミッドガルド(地球)へ追放されるのだが……という前振り。

MCUの流れから言うと亜流というか、非科学的な世界を現実の世界と上手く融合させた内容だけど、面白く観られた。ジェーン(ナタリー・ポートマン)に心惹かれるソーが、人間臭くって良い味出してる。アスガルドの冒険家にして、勇敢な男性戦士3人組(ウォーリアーズ・スリー)の一人ホーガンを浅野忠信が演じていて、なかなか渋い。
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アイアンマン2

2020-07-14 00:05:13 | あ行
今宵は2010年制作の「アイアインマン2」!
マーヴェル・コミック『アイアンマン』の実写映画化第2弾。2008年作の続編で、パワード・スーツに身を固めたヒーローが大立ち回りを演じるアクションもの。MCU(マーヴェル・シネマティック・ユニバース)という、同一世界観で描かれるクロスオーバー作品の一つでもある。

トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、自ら開発したパワード・スーツを身に纏い、世界各地で勃発する紛争を鎮圧し続け、世界平和のための抑止力として貢献しようとしていた。しかし、アメリカ政府はスーツを武器と位置づけ、引き渡しを要求してくる。またそれと前後して、ロシアでイヴァン・ヴァンコ(ミッキー・ローク)が独学で小型アーク・リアクターを完成させ、トニーの前に現れ……という導入。

前作に続き、斜に構え、刹那的かつ楽天的な生き方をするトニーをR・ダウニー・Jrが好演している。展開も早く進むので観ていて飽きないが、何だかこじんまりとまとめてしまった感が、滲み出ている気がする。また、MCU絡みで、途中と最後にそれっぽいシーンが盛り込まれている。トニーの飄々さも良いが、女スパイ:ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンも魅力的で、なかなか格好良い。
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アメイジング・スパイダーマン2

2020-07-12 00:03:15 | あ行
今宵は2014年制作の「アメイジング・スパイダーマン2」!
NYを舞台に市民の平和と安全を守る青年が活躍するアクション・ヒーローもの。2012年公開の『アメイジング・スパイダーマン』の続編であり、最終作。本来は、3(ないし4)までの制作予定だったが、諸般の事情(アメリカでの興行収益低迷が主因?)で、打ち切られた。前作のサム・ライミ監督の時もそうだったが、何故かスパイダーマンは完結しきれない。

ピーター(アンドリュー・ガーフィールド)は、日夜NYの平和のために街を飛び回りながらも、グェイン(エマ・ストーン)の亡父ジョージと交わした「彼女を危険に巻き込まないために二度と近づかない」という約束と彼女への消し去れない思いとの狭間で苦しんでいた。そんな折、8年振りに旧友ハリー・オズボーン(デイン・デハーン)がマンハッタンに戻ってきて、オズコープのCEOに就任したことを機に、大きく変化が起こり……という前振り。

テンポよく展開していくのだが、ピーターのプライベートや敵との対決(人間発電機エレクトロやサイ型パワードスーツ装着のライノや怪人グリーン・ゴブリン)とあまりに盛り込みすぎて、焦点がぼけてしまった感は否めない。続編で散らした伏線を回収するのだろうと思っていたが、打ち切りによりそれも出来ず、中途半端に終わった気がする、残念。
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アメイジング・スパイダーマン

2020-07-10 00:09:11 | あ行
今宵は2012年制作の「アメイジング・スパイダーマン」!
サム・ライミ監督の『スパイダーマン』3部作の興行的成功から、続編3部作を追加した全6部作構想が発表されていたが、監督が降板したことによりプロジェクトは白紙となった。その後、続編では無くマーク・ウェブを監督にし、配役も一新して、リーブト作品として制作されたもので、前作の世界観を引き継いだアクション・ヒーローもの。

幼い頃に両親が失踪し、伯父夫婦に預けられていたピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)も高校生に成長していた。ある日、父が残した鞄の中から隠された資料をみつけ、父の共同研究者だったコナーズ博士に近づくためオズコープ社の公開実習に潜り込む。そこで侵入した「バイオケーブル」の開発室で遺伝子組み換えされたクモに刺された帰路、体に異変が起き……という設定。

つい前作と比較してしまうが、本作は人間模様にはあまり深く入り込まず、前半の特殊能力を得たピーターが、その力の使い方の模索する場面と後半のアクション重視の場面とで仕上げてあるので、さらっと観られる。しかし、本作のヒロイン:グウェン役のエマ・ストーンは、どう見ても高校生には見えない(良い意味でねw)なぁ。
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インクレディブル・ハルク

2020-07-08 00:09:41 | あ行
今宵は2008年制作の「インクレディブル・ハルク」!
2003年作品の続編では無く、【マーベル・シネマティック・ユニバース】企画の一環で、新たに再制作されたもの。2003年版がヒューマン・ドラマ的に描かれていたのに対し、本作は敵役として原作における「アボミネーション」が登場しハルクと対決するといったある種のヒーローものとしての要素が取り込まれている。

兵士強化実験のための研究を行っていたブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、自ら被検体となり臨床実験を行った。しかし実験は失敗し、大量のガンマ線を浴びたブルースは緑色の巨人へと変貌し、軍に追われる身となってしまう。ブルースはブラジルのリオデジャネイロに潜伏、武道家(ヒクソン・グレイシー)に師事し、感情のコントロールを学びつつ、自らの身体を元に戻す方法を探っていたのだが……という設定。

ハルク誕生の場面は、プロローグでさらっと流し、以降の物語に比重を置いた作風になっている。マーヴェル作品のヒーローの中では、他と一線を画した扱いになっていると思える。VFXやCGの多様で、なかなか面白く仕上げてあるので、観ていて飽きない。MCUの一環と言うことが、ラストシーンで何気に盛り込まれている。
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スパイダーウィックの謎

2020-07-06 00:03:20 | さ行
今宵は2008年制作の「スパイダーウィックの謎 (2DISC EDITION)」!
『スパイダーウィック家の謎』という児童書(全5部作/作者:ホリー・ブラック、絵:トニー・ディテルリッジ)を原作としたファンタジー冒険作品。主人公の双子の兄弟をフレディ・ハイモアが好演。IML(イマーシブ・メディア・ラボ)とティペット・スタジオ全面協力による数々の妖精やクリーチャー映像は必見!

親の離婚に伴い、古びたスパイダーウィック屋敷に母親と共に引っ越した姉マロリー(サラ・ボルジャー)、双子の弟ジャレッド、サイモン(フレディ・ハイモアが二役)の三人。引っ越したその日から、壁の中から奇妙な音が聞こえたり、いつの間にか小物が無くなっていたり、と不思議な現象が起こる。そんな中、ジャレットは、大々叔父アーサー・スパイダーウィックの“決して読んではならない”という警告のメモが記されていた謎の書物を発見し……という導入。

早い展開で物語が進むので、あっと言う間に観られる作品。外面的には魔物クリーチャー対子供の対決があり、内面的には親子・姉弟の絆を取り戻すというものが約90分に盛り込まれているので、人によっては深みが無いと思う場合もあるかもしれないが、個人的にはそこそこ楽しめた作品。動的と静的な双子を見事に演じ分けているF・ハイモアに拍手!
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ミッション・インポッシブル/フォールアウト

2020-07-04 00:06:43 | ま行
今宵は2018年制作の「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」!
トム・クルーズのスパイ・アクション・シリーズの第6作目で、シリーズ初の監督(クリストファー・マッカリー)続行という試みがされた作品。前作のローグ・ネイションの続編とみることも、単体作品としてみることも出来るように作成されている。舞台は、定番のフランス、イギリスとカシミールで展開される。

前作の敵シンジゲートの残党がアポストル(神の使徒)と呼ばれる組織を結成して活動を継続していた。IMFのエージェントのイーサン(T・クルーズ)とベンジー(サイモン・ペグ)、ルーサー(ヴィング・レイムス)は、盗まれた3つのプルトニウムがアポストルの手に落ちる前に回収しようとするのだが、取引現場に突如現れた何者かによって、ルーサーの命が危険にさらされ、彼を救う間にプルトニウムは奪われてしまう。再度の奪回に際して、CIAからウォーカー(ヘンリー・カヴィル)がお目付け役としてが現れて……という設定。

トムのアクション・シーンに何気なく見入ってしまうが、この作品制作時点で50歳後半なんだよね。ほとんどのアクションをスタント無しでやり切ってしまうプロ根性。バイク・チェイスも凄いが、ビルからビルへの全力疾走も滅茶苦茶凄い! スリル・スピードともに揃って見応えのある作品。最後のヘリコプターから断崖絶壁へ……もう高所恐怖症には辛い、辛いw  フォールアウトとは放射性降下物、所謂「死の灰」の意味。
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ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション

2020-07-02 00:07:40 | ま行
今宵は2015年制作の「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」!
トム・クルーズが制作・主演を務めるスパイ・アクション・シリーズの第5作目。謎の多国籍犯罪組織“シンジゲート” と英国秘密情報部MI6と米国不可能作戦部隊IMFが三つ巴となって機密情報を巡る戦いをイギリス、オーストリア、フランス、モロッコを舞台に繰り広げるアクション大作。

“シンジゲート” の正体を探るべくロンドン支部に赴いたイーサン(T・クルーズ)だが、そこは既に“シンジゲート” の手に落ちており、罠に嵌められてしまう。意識を取り戻したイーサンの前には、謎の女性と3年前に亡くなったはずのエージェントが居た。正に今、拷問が始まろうとした時、謎の女性イルサ(レベッカ・ファーガソン)が意外な行動に出て……という導入。

初っ端の軍用機の外部ドアに張り付き、時速400キロで高度1500メートルに上昇する機体内へ侵入するという、圧巻のシーンからスタート。前作のドバイもそうだが、これまた高所恐怖症の身には……。こういったシーンをスタントマンを使わず、トム自ら敢行するとは、そのプロ意識に脱帽。ローグ・ネイションとは、「ならずもの国家」を意味し、本作では多国籍犯罪組織として扱っている。
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