銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア

2007-08-14 01:15:57 | か行
今宵は2002年制作の「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」
前作同様アン・ライスの「ヴァンパイア・レスタト」と「呪われし者の女王」が原作となっているホラー。本作では、レスタト(スチュアート・タウンゼント)がヴァンパイアになった経緯とその後の苦悩を軸に甦ったヴァンパイアの始祖であるアカーシャとの絡みを描いた作品。

孤独に耐えれずに永遠の眠りについたはずのレスタトだったが、地に響いてくる怒りと官能に満ちたロックの音に心を動かされ覚醒する。そして自らのヴァンパイアであることを公言し、ロックの歌詞の中で吸血鬼の秘密を暴露しながら、他のヴァンパイアを兆発していた。そんな歌詞の中に込められた意味を超常現象研究家見習のジェシー(マーガリート・モロー)が解き明かして・・・という展開。

前作より血の場面は多いが、やはりそんなに怖くは無い。内容やストーリーはそこそこ面白いので、一気に最後まで観られる。出演者が前作より地味目なので、あまり心に残らないが、アカーシャ役のアリーヤだけは印象深い。歌手兼女優で将来楽しみだったが飛行機事故で若くしてこの世を去り、本作が遺作となってしまった。生きていればマトリックスシリーズでブレイクしただろうに・・・残念。
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