今宵は2017年制作の「ブレードランナー 2049 (2DISC EDITION)」!
色々と物議を醸した1982年作品から35年の時を経て制作された続編。リドリー・スコットが制作総指揮を務め、ハリソン・フォードが当時の役柄であるリック・デッカードを演じている。作品的には前作から30年後を舞台にしているが、相変わらず日本風の映像描写は残っているのが何とも。
2022年の「大停電事件」以降、全世界は環境破壊加え、食糧難に陥ってしまっていた。また、レプリカント(人造人間)の製造が禁止されていたが、2036年にウォレス社が寿命の無いネクサス9型を開発したことで、再び人間の使役として働き始めていた。その中の一体である“K(ライアン・ゴズリング)” は、ロス市警のブレードランナーとして、旧型を“解任” する仕事に従事していた。ある日、仕事の過程で枯れ木の根元に埋められていたトランクを発見し……という導入。
何と言えば良いのだろうか。確かに前作の世界観や映像美を引き継いで制作されているのは理解できるし、面白い。しかし、“K” の自分探しの旅が長すぎて、少々飽き気味になってしまうのも否めない。まぁ、30年後に生存していたことで、デッカードはレプリカントではなかったと、これまでの疑念は解消されたように思うが、あの放射能の中で生きてきたってことは……と新たな疑念がw ジョイ役のアナ・デ・アルマスが、なかなか美しくて良かった。