銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

新・猿の惑星

2020-11-05 00:04:17 | さ行

今宵は1971年制作の「新・猿の惑星」!
コレクターズBOX仕様。
惑星消滅の前にテイラーの乗ってきた宇宙船を修理し、脱出したコーネリアス、ジーラ、マイロが、消滅時の衝撃波の影響で過去へ飛ばされた結果、1973年の地球に辿り着いた猿人を主人公に描いたシリーズ第3弾のSF作品。本作では、人種差別に対する風刺も盛り込まれていて、後半その色が顕著になっている。

カリフォルニアの沖合に着水した宇宙船からテイラー大佐が現れると思いきや、出てきたのはジーラ(キム・ハンター)、コーネリアス(ロディ・マクドウォール)、マイロたち猿人だった。政府は、一時的にロサンゼルス動物園付属病院に移送し、ルイス博士とステファニー博士に検査をさせることにする。検査の最中、ただの動物扱いに耐えかねたジーラが言葉を発してしまい、査問委員会へと発展し……という設定。

地球を舞台に猿類と人類の立場を第1作と逆にしたような設定で展開していく内容で、前2作に比べると登場する猿の数が激減したため、低予算・短期間で完成したのも頷ける出来の作品。だからと言って悪い訳ではなく、充分観賞に値する内容で楽しめた。まぁ、途中の間延びした感はご愛敬として扱う方が無難。言葉を話す猿の起源というか、次回への布石を残すあたりが何ともw


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