銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ハドソン・ホーク

2009-02-19 23:28:27 | は行
今宵の友は1990年制作の「ハドソン・ホーク」
レオナルド・ダ・ヴィンチが発明の過程で発見し、封印した錬金術の秘密を巡って稀代の快盗ハドソン・ホークが活躍するコメディ・アクション。主演はダイハードで火が点き始めていたブルース・ウィリス。ハドソン・ホークは“鷹” では無く、冬にハドソン川に吹きつける冷たい風のこと。

10年の刑期を終え、出所した怪盗ハドソン・ホーク(B・ウィリス)は、泥棒稼業から足を洗って堅気として生きていこうと決めていた。しかし、そんな思いとは逆に出所するのを待ち兼ねたかのように盗みの仕事依頼がくる。二の足を踏むハドソンではあったが、マフィアや役人の脅迫もあり一度だけと考え、オークションに出品されるダ・ヴィンチの作品を盗もうとして・・・という展開。

B・ウィリスのコメディとして頑張ってる姿とアクションシーン重視の姿の両方が観られる。前者はヒットマンズにつながり、後者はダイハードにつながっていったのかなぁと、ふと思いが浮かんだ。 ちょい中弛みっぽいとこもあるけど飽きずに最後まで観ることはできる。ブルースのコメディは好き嫌いが分かれるとこだけにこの作品も・・・苦笑
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失踪

2009-02-14 03:11:49 | さ行
今宵は1993年制作の「失踪」
ふと立ち寄ったドライブインで突然行方不明になった恋人を3年掛かりで探す作家志望の男が、驚くべき真実に遭遇するサイコ・スリラー作品。原作はティム・クラッベの「ゴールデン・エッグ」という小説。サンドラ・ブロックが出演しているものの、まだブレイク前なので、助演の脇役。

まだ芽の出ない作家志望のジェフ(キーファー・サザーランド)と恋人のダイアン(S・ブロック)は山へ車で遊びに来ていたが、途中、些細な事で喧嘩になってしまう。しかし、ドライブイン寄った時には互いの気持ちを確認しあい、仲直りをすることが出来ていた。そして、ダイアンはトイレに行くと言って車を降りたまま戻ってこず、行方不明になって・・・という展開。

結構、展開はドキドキして観られるので、そこそこの出来映えなので、サスペンス好きは楽しめる。しかし、キーファーもサンドラも若いわw それに主演のナンシー・トラビスより、やっぱりサンドラの方が可愛い! ジェフ・ブリッジス演じる役は狂気というより、ただの親父に思える・・・そこが狙いなのだろうか?w
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ピンク・キャデラック

2009-02-12 03:50:46 | は行
今宵は1989年制作の「ピンク・キャデラック」
中年のバウンティハンターとその標的であるはずの人妻がいつのまにやら珍道中といった内容のアクション・コメディ。主演のクリント・イーストウッドが、七変化をするといったコメディ色が強かったり、人の死ぬシーンは極力抑え目になっていたりして、意外と新鮮味のある作品。

賞金稼ぎのトム(C・イーストウッド)は、偽札事件に関わり逮捕され保釈金を踏み倒して逃げているルー(バーナデット・ピータース)の追跡を依頼される。凄腕のトムにしてみれば、ルーを探し出す事など朝飯前だったが、彼女の夫が白人至上主義の武装サイコ組織の一員であり、彼女が逃亡のため乗り逃げした車にその組織の資金25万ドルが隠されていたため、組織に狙われて・・・という展開。

爆笑も派手さも無いが、何となく安心して観られる。ダーティー・ハリーのシリーズが続く80年代の作品の中で息抜き的な感じがする。題名にもなっているピンクのキャデラック、なかなかアメリカっぽくていい。特にイーストウッドが乗ると似合っちゃったりする。主役2名の関係を、よーく考えれば、不倫(間男?)って感じもしないでもないけど・・・ま、いいか(苦笑
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ザ・センチネル/陰謀の星条旗

2009-02-08 01:37:46 | さ行
今宵は2006制作の「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」
かつてレーガン大統領を狙った凶弾を身を呈して防いだことのあるベテランのシークレット・サービスが、大統領暗殺計画の内通者という汚名を着せられるサスペンス・アクション作品。マイケル・ダグラスとキーファー・サザーランドは、共にこの手の内容が似合うので、この共演は見応え有り。

ベテランのSPであるギャリソン(M・ダクラス)とファースト・レディのサラ(キム・ベイシンガー)は互いの立場をこえて不倫の仲であったが、盗撮をされて窮地に立たされてしまう。そんな時、大統領暗殺計画が発覚、内通者が居ることが判明しブレッキンリッジ(K・サザーランド)が調査にあたるが、挙動不審のギャリソンに疑いの目を向けて・・・という設定。

リアリテイをだすためか、派手なアクションはあまりなく、銃撃戦も抑えがち。2つの話しが絡まって進むので、なかなか楽しめる。ただ2つのうちのSPとFLの不倫の方は、ちょっと妄想かな(苦笑 新米SP役のエヴァ・ロンゴリア、髪をアップにしてると大したこと無いが、下ろしているとなかなか美しい。
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シティヒート

2009-02-06 00:44:01 | さ行
今宵の友は1984年制作の「シティヒート」
70年代のハリウッド映画で最も集客力のある二大俳優共演のコメディ・アクション?的な映画。30年代の暗黒街を舞台に、刑事(クリント・イーストウッド)と元同僚だった私立探偵(バート・レイノルズ)という顔を合わせると口喧嘩が耐えないコンビが、街に巣食う2大ギャングを相手に大立ち回りといった作品。

禁酒法下の米カンサス・シティ。この街で私立探偵を営んでいるマーフィー(B・レイノルズ)の共同経営者が、良からぬ企てをし、街の2大ギャングに近づいて大金をせしめようとしていた。そんな時、私立探偵とギャングの間で闇取引があるという噂を聞きつけた刑事のスピア(C・イースドウッド)は、元同僚であったマーフィーを徹底的にマークし始めて・・・という設定。

なんか全体的に緩い作りで、折角の共演なのにちょい残念。30年代の街並み等をセピア色っぽく処理していたり、ジャズクラブの雰囲気とかは、なかなか良い出来映え。それなりのアクションもあるので飽きずに最後まで観ることは出きるし、笑える部分もあるけど、あまり印象に残らない。
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イーオン・フラックス

2009-02-04 02:30:35 | あ行
今宵は2005年制作の「イーオン・フラックス (PREMIUM EDITION)」!
初回限定のアウターケース付き仕様。
ウィルスにより人類の大半が死滅した2015年。その400年後の世界において、反政府の立場をとる女戦士が、政府代表を暗殺する過程で人類の命運と自らの存在意義を巡って翻弄されていくSFアクション作品で、原作はMTVの短編アニメとのこと。

人類の98%がウィルスにより死滅した2015年から400年。汚染された外界から隔絶された未来都市ブレーニャでは、僅かに生き残った人類がその子孫を残しつつ生き延びていた。しかし、一見、平穏な都市の姿とは裏腹に、政府と反政府組織の間で攻防が繰り返された日々が続いていた。そんな時、女戦士イーオン・フラックス(C・セロン)は、政府代表の暗殺を実行することになり・・・という展開。

未来都市ブレーニャが、今のベルリンに既存する新旧の建造物をそのまま使ったり、なぜか桜の園や和傘がでてきたりと、美しくそれでいて新旧和洋折衷の姿にすっきりと仕上がっている。話しの筋はそれなりだが、主要人物達の背景や関わりの描写が浅いのが難点。C・セロンの肢体の美しさは、文句なしにOK!w
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