2010年7月17日~19日 蓮華温泉~白馬岳~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉周遊
テーマ:日本百名山 白馬~朝日縦走登山、高山植物、雪渓、テント泊縦走
天候: 晴れのち曇り、時々雨
(Written by moko)
3日間の連休が取れたらと、かねてより狙っていた白馬~雪倉~朝日の縦走路、
今回の海の日連休で歩いてきました。
全日程を通し、がっつり歩き応えのあるコースでしたが、お天気にも恵まれ、
華麗に咲き誇る花々の生命力や残雪をたたえた山様の美しさに感動の連続でした。
雪渓あり、花あり、湿原あり、、、と想像以上に変化に富んだ大満足の3日間となりました!
<<1日目:蓮華温泉~白馬大池~白馬<<
◆2日目 基本情報
・ルート:白馬岳頂上宿舎テント場 ~ 白馬岳 ~ 雪倉岳 ~ 水平道(朝日岳巻き道)~ 朝日平テント泊
・総距離:約11.5km
・標高差:+約578m / -約1,283m

◆2日目 詳細
4時過ぎに起床。
すでに他のテントの皆さんは活動開始しております。
ご来光を見るため、テント場の上まで上がります。
よっしゃー、いいお天気です!

劔方面もくっきり。

白馬村方面は雲海が広がっています。

ご来光!出てきました~。
この空の色、何度見てもたまりません。

劔岳にも、

遠く槍ヶ岳にも、陽が当たり始めます。

杓子岳、鑓ヶ岳、かっこいいです!

良い一日の始まりです!!
テントに戻り、朝食を食べて出発。
そういえば、昨年買って以来使ってなかった
全室の広いフライヤー、初登場です!
荷物を外に置けるので中を広々使えます。(雨の日はちょっと心配ですが。。)

頂上宿舎周りも花だらけ!
こちらは、ミヤマオダマキ。

7時頃、いざ出発。
夏山のこの青さ、やっぱり素晴らしいです!

富士山もばっちり見えました。

うーん、美しいぃ。

奥には白山も見えてます!

白馬岳山頂は、本日も混雑中。
雪倉岳へ向けて進みます。

さてと、、、
今日もいたいたツクモちゃん!
光を浴びて輝いてました!!


ミヤマアズマギク。

やっぱり夏山っていいね~。と気分上々。
心も体もリラックスしすぎて、全く緊張感がありません。。

三国境を越えると、一気に人が少なくなります。

大池方面の稜線を振り返ると、、、
このシルエット、これはこれでかっこいいです。

残雪をたたえる旭岳~清水岳の稜線!
やっぱりいつか祖母谷へ下るこのコース歩いてみたいです。
(祖母谷温泉の過去レポはこちら。)

できることならここにテントを張ってしまいたい衝動に駆られます。

本日も8時間近い行程ですが、急ぐ気が起きません。
ついつい見惚れます。

ミヤマムラサキがたっくさーん咲いてました!かわいいですね。

鉢ヶ岳を巻いて行きます。

雪渓を越えたり

雪解け水で顔を洗ってリフレッシュしたり!

雪解けの大地に広がる花畑に、都度都度足が止まります。

太陽に向かって元気いっぱい、チングルマ!

生命力を感じます。


いやいや、素晴らしいです!
だらだら進み、既に10時半頃、雪倉避難小屋通過。
地図には緊急時のみ利用可と書いてありますね。
数年前に雪崩で流されたと聞きましたが、立派な小屋が建ってました。

雪倉岳への登りは200m程。

クルマユリ。夏だなぁと感じます。

またしても、10時の法則。。。 雲が涌いてきました。

11時過ぎ、雪倉岳山頂到着!

ちょっと早いですが、景色を堪能しつつ、お昼にします。

裏劔。仙人池ヒュッテのおばあちゃん、元気かな?!
(仙人池ヒュッテ過去レポはこちら)

日本海方面はまだ青空。
朝日小屋も見えました。
(まだまだ遠い~。。)

また一時間も休憩してしまいました。
のんびりしすぎなので、進みます。
雪倉岳から次はかなり下ります。

美しい、黄色と白のコントラスト。

雪渓もいっぱいです。

こちらは、雲と稜線のせめぎ合い。

雪渓から涼しい風が上がってきます。
こうやって腕を広げてみると、、、
脇の下が涼しくて気持ちいい!! 新発見です!

ここからまたマクロレンズ登場。全然足が進みません。
ミネウスユキソウ。

アップ。

内側に毛があるので、チシマギキョウ?(ないものはイワギキョウ?)

イワオウギ。
よく見ると面白いですね。

コバイケイソウ。
こちらもよく見るとおもしろい。

ミヤマシオガマ。こちらはだんだん昆虫みたいに見えてきます。

そしておなじみハクサンイチゲ。

途中水場もいくつかありました。
湿原地帯に入ると、今度は水芭蕉がたくさん!

小桜ヶ原というだけあって、ハクサンコザクラもたくさん咲いてました。
木道がきれいに整備されています。

朝日岳の山頂はガスガス。時間もないので迷うことなく巻き道の「水平道」を進みますが、
地図にもあるとおり、「小さな登降多い」です。

下りては登り、登っては下りる。えー、「水平道」じゃないのぉ?!涙涙

標高2000m近辺を登ったり降りたり。
途中少しだけ岩場もありました。

最後の一踏ん張りが長い!白馬岳を経ってかれこれ8時間。
疲れてきたので、気合い入れに顔を洗って気を紛らわします。

もしかして、そろそろ・・・?

朝日平に到着! 写真撮りとり歩いてきたので、4時を回ってしまいました。
いや~、今日もどっぷり疲れました~。

5時半頃を過ぎると、すっかりお天気も回復。
朝日平、想像以上によいテント場です。

目の前は前朝日。

白馬方面も見えました。
小屋の周りにはチングルマもたくさん。

いーところです!とっても気に入りました!!


空もだんだんピンク色に。

小屋の向こうには日本海が広がります。

日没間際。
山側も、

海側も美しい!!

本日も、おなかいっぱい堪能させていただきました!
続く。
■過去の白馬周辺山行■
2007年7月28日: 白馬岳:猿倉~白馬~鑓温泉~猿倉
2009年8月22~23日 白馬岳:栂池~白馬~天狗岳~不帰キレット~唐松
---
*2010年山行記録一覧はこちら
↓清き一票を。 ↓清き一票を。

テーマ:日本百名山 白馬~朝日縦走登山、高山植物、雪渓、テント泊縦走
天候: 晴れのち曇り、時々雨
(Written by moko)
3日間の連休が取れたらと、かねてより狙っていた白馬~雪倉~朝日の縦走路、
今回の海の日連休で歩いてきました。
全日程を通し、がっつり歩き応えのあるコースでしたが、お天気にも恵まれ、
華麗に咲き誇る花々の生命力や残雪をたたえた山様の美しさに感動の連続でした。
雪渓あり、花あり、湿原あり、、、と想像以上に変化に富んだ大満足の3日間となりました!
<<1日目:蓮華温泉~白馬大池~白馬<<
◆2日目 基本情報
・ルート:白馬岳頂上宿舎テント場 ~ 白馬岳 ~ 雪倉岳 ~ 水平道(朝日岳巻き道)~ 朝日平テント泊
・総距離:約11.5km
・標高差:+約578m / -約1,283m

◆2日目 詳細
4時過ぎに起床。
すでに他のテントの皆さんは活動開始しております。
ご来光を見るため、テント場の上まで上がります。
よっしゃー、いいお天気です!

劔方面もくっきり。

白馬村方面は雲海が広がっています。

ご来光!出てきました~。
この空の色、何度見てもたまりません。

劔岳にも、

遠く槍ヶ岳にも、陽が当たり始めます。

杓子岳、鑓ヶ岳、かっこいいです!

良い一日の始まりです!!
テントに戻り、朝食を食べて出発。
そういえば、昨年買って以来使ってなかった
全室の広いフライヤー、初登場です!
荷物を外に置けるので中を広々使えます。(雨の日はちょっと心配ですが。。)

頂上宿舎周りも花だらけ!
こちらは、ミヤマオダマキ。

7時頃、いざ出発。
夏山のこの青さ、やっぱり素晴らしいです!

富士山もばっちり見えました。

うーん、美しいぃ。

奥には白山も見えてます!

白馬岳山頂は、本日も混雑中。
雪倉岳へ向けて進みます。

さてと、、、
今日もいたいたツクモちゃん!
光を浴びて輝いてました!!


ミヤマアズマギク。

やっぱり夏山っていいね~。と気分上々。
心も体もリラックスしすぎて、全く緊張感がありません。。

三国境を越えると、一気に人が少なくなります。

大池方面の稜線を振り返ると、、、
このシルエット、これはこれでかっこいいです。

残雪をたたえる旭岳~清水岳の稜線!
やっぱりいつか祖母谷へ下るこのコース歩いてみたいです。
(祖母谷温泉の過去レポはこちら。)

できることならここにテントを張ってしまいたい衝動に駆られます。

本日も8時間近い行程ですが、急ぐ気が起きません。
ついつい見惚れます。

ミヤマムラサキがたっくさーん咲いてました!かわいいですね。

鉢ヶ岳を巻いて行きます。

雪渓を越えたり

雪解け水で顔を洗ってリフレッシュしたり!

雪解けの大地に広がる花畑に、都度都度足が止まります。

太陽に向かって元気いっぱい、チングルマ!

生命力を感じます。


いやいや、素晴らしいです!
だらだら進み、既に10時半頃、雪倉避難小屋通過。
地図には緊急時のみ利用可と書いてありますね。
数年前に雪崩で流されたと聞きましたが、立派な小屋が建ってました。

雪倉岳への登りは200m程。

クルマユリ。夏だなぁと感じます。

またしても、10時の法則。。。 雲が涌いてきました。

11時過ぎ、雪倉岳山頂到着!

ちょっと早いですが、景色を堪能しつつ、お昼にします。

裏劔。仙人池ヒュッテのおばあちゃん、元気かな?!
(仙人池ヒュッテ過去レポはこちら)

日本海方面はまだ青空。
朝日小屋も見えました。
(まだまだ遠い~。。)

また一時間も休憩してしまいました。
のんびりしすぎなので、進みます。
雪倉岳から次はかなり下ります。

美しい、黄色と白のコントラスト。

雪渓もいっぱいです。

こちらは、雲と稜線のせめぎ合い。

雪渓から涼しい風が上がってきます。
こうやって腕を広げてみると、、、
脇の下が涼しくて気持ちいい!! 新発見です!

ここからまたマクロレンズ登場。全然足が進みません。
ミネウスユキソウ。

アップ。

内側に毛があるので、チシマギキョウ?(ないものはイワギキョウ?)

イワオウギ。
よく見ると面白いですね。

コバイケイソウ。
こちらもよく見るとおもしろい。

ミヤマシオガマ。こちらはだんだん昆虫みたいに見えてきます。

そしておなじみハクサンイチゲ。

途中水場もいくつかありました。
湿原地帯に入ると、今度は水芭蕉がたくさん!

小桜ヶ原というだけあって、ハクサンコザクラもたくさん咲いてました。
木道がきれいに整備されています。

朝日岳の山頂はガスガス。時間もないので迷うことなく巻き道の「水平道」を進みますが、
地図にもあるとおり、「小さな登降多い」です。

下りては登り、登っては下りる。えー、「水平道」じゃないのぉ?!涙涙

標高2000m近辺を登ったり降りたり。
途中少しだけ岩場もありました。

最後の一踏ん張りが長い!白馬岳を経ってかれこれ8時間。
疲れてきたので、気合い入れに顔を洗って気を紛らわします。

もしかして、そろそろ・・・?

朝日平に到着! 写真撮りとり歩いてきたので、4時を回ってしまいました。
いや~、今日もどっぷり疲れました~。

5時半頃を過ぎると、すっかりお天気も回復。
朝日平、想像以上によいテント場です。

目の前は前朝日。

白馬方面も見えました。
小屋の周りにはチングルマもたくさん。

いーところです!とっても気に入りました!!


空もだんだんピンク色に。

小屋の向こうには日本海が広がります。

日没間際。
山側も、

海側も美しい!!

本日も、おなかいっぱい堪能させていただきました!
続く。
■過去の白馬周辺山行■
2007年7月28日: 白馬岳:猿倉~白馬~鑓温泉~猿倉
2009年8月22~23日 白馬岳:栂池~白馬~天狗岳~不帰キレット~唐松
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*2010年山行記録一覧はこちら
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ほんと、素晴らしいですよね!!
青い山、大好きです。
白馬~雪倉~朝日は、この連休、私もテンビンにかけて狙っていたのでした。
なんとも魅力的な、のびやかな稜線、そして美しい花畑!!
百花繚乱だなんて、なんとステキな。。。
ああ、行きたい。今年行けるかな。。。
~雪倉岳~朝日岳
やっぱいいコースだなああ。。
日本海 見える山って素敵。
ほんとに夏山の青さいいですよね~。
冬だったら寒すぎてむやみに足を止められませんが、夏山ならいくらでもだらだらできる!緊張感なさ過ぎていけないような気もしますが。。
ばったりできず残念ですが、南アも素敵でしたね。
いつかお会いできる日を楽しみにしてます。
んー、最高でした!本当に!!
想像以上にいいコースです。間違いないです。
ぽっかさん、海が見える山、お好きですよね。たしか鳥海山レポの時もそうおっしゃってたように思います。ますますぽっかさん好みの山ですね!
行かねば~。
この辺りは最近ご無沙汰なので行きたいですね~。
意図的に避けているせいもあるけど、これだけ人の多い山を見ると不思議な気がしてきます。
稜線を歩く人の列、マムートのCMみたい。
マクロレンズを駆使した花の画像も見事です。
こちらが昨夏、白馬~朝日を通った際は暴風雨だったので、好天が羨ましいです。
ここらの花畑はMy五指に入ります。
朝日小屋のテント場に泊った際は、小屋の宿泊客も僅少だったため、
小屋から夕食の肉じゃがの差し入れがありました。
残ってもアレなんで、嘘ついて4人前もらってしまいましたが。。。
すご~くいいコースですよね。
大変ですけど私もお気に入りです。
小蓮華から山頂に向かっているときずっと雪倉へのコース見て、歩いている人をいいな~と思いつつ眺めてました。
その中にatsu510さんたちが歩いていたのだろうと思います。
望遠を持っていたら写っていたかもしれません(笑)
ツクモグサとてもきれいに写ってますね~
咲き残りでも見られて嬉しかったですよね。
白馬のツクモちゃんは初めてでした。
まさに絵に描いたような夏山ですね~。
雪も花も多いですね。(人も)
私は同じくらいの時期に清水岳から祖母谷に下りたことがあります。
こちらのお花畑もすごいですよ~。ぜひ行ってみてください。
後半がえらい長いけど...
本当にお天気に恵まれた良い連休でしたね。確かに沢やバリエーションを詰めていくと夏山の人の多さには耐えられなさそうですね。それでも白馬エリアややっぱりいいところです。すけろくさんには白馬や唐松から祖母谷へ下りるコースがおすすめかもしれません!
まさに、この稜線を歩きながらMtさんたちとの去年のばったりを思い出していました。やっぱりこの稜線を日本海まで歩き続けるってすごくロマンがあるな~とうらやましくなりましたよ。
この連休は朝日小屋も大変混んでいましたが、普段はずっと静かなんでしょうね。そんな時期にもう一度訪れたいと思いました。