海男、日本百名山に挑戦! Vol.2

百名山に限らず、四季毎の登山、山スキー、沢登り、子連れ登山、キャンプなど。最近は、ファミリーアウトドア。

初冬の硫黄岳・本沢温泉【登山記録】~ 八ヶ岳の季節

2010年11月17日 | 登山
2010年11月13日~14日 
本沢温泉入り口 ~ 本沢温泉 ~ 夏沢峠 ~ 硫黄岳アタック ~ 本沢温泉泊 ~ 本沢温泉入り口
テーマ:初冬、テント泊、山岳温泉、日本百名山
天候: 曇り
(Written by moko)


寒くなって雪が降り始めると無性に行きたくなる八ヶ岳、本沢温泉。
今週も多忙な平日が続いた為、週末はのんびり、本沢温泉テント泊で
硫黄岳に行ってきました。これまで本沢温泉へは稲子湯からみどり池を
経由して入っていましたが、今回は初めて最短ルートの本沢温泉入り口を
利用してみました。あまりの楽チンさに、、、今後やみつきなりそうです。。




◆基本情報
 ・ルート一日目:本沢温泉入口 ~ 本沢温泉 ~ 夏沢峠 ~ 硫黄岳 (ピストン) ~ 本沢温泉テント泊
 ・ルート二日目:本沢温泉 ~ 本沢温泉入口
 ・総距離   :tbd
 ・累積標高差 :tbd



◆詳細

金曜夜、atsuさんの帰りを待って、夜中1時前、ようやく自宅を出発。
中央道釈迦堂PAまでなんとか走って、力尽きました。
朝7時復活し、本沢温泉入り口へ向けて再出発します。

途中、野辺山近辺の1000ー1300m帯の唐松の紅葉が見事でした。
こちらは稲子湯付近から望む硫黄岳。




本沢入口の駐車場にはすでに沢山の車が止まっていましたが、
その先のゲートまで約2キロほどのダート道を突き進みます。
噂に違わぬ悪路ですが、atsuさんは楽しそうでした。
美濃戸口から美濃戸山荘までのダートより遥かに強烈ですね。




冷や冷やしながら、がったんどったん揺られること数分、
ようやく駐車場に到着。
地図では5台分となってますが、6台は行けそうでした。




こちらのゲートから登山開始。
既に標高は1800m越え。文明すごいです。
ちなみに時間は10時10分。なんとも遅い出発です。。




途中、ちょいちょい眺望もありました。




本沢温泉までの林道はなだらかな登りで、きわめて歩きやすいです。
小屋の方はジムニーでこの道を通っているようですね。

ちなみに今回は、金曜日にも10数センチの降雪があったと
聞いていましたので、念のため冬山装備で望みます。
アイゼン&ピッケル持つと格段に重量が増した気がします。




茶目っ気ある看板。




あら、あっという間にいつもの分岐に。
ゲートから40分でした。(近すぎです)




ほどなく硫黄の匂い漂う本沢温泉テント場に到着。
その上、今夜は温泉に入れるなんて、なーんて贅沢




atsuさんがテント張っている間に、私が受け付け係となり
小屋へ向かいます。今夜はこちら内湯、石楠花風呂に入りまーす 




日本の秘湯、本沢温泉っ!!




こんにちは-。と受付を訪ねます。




私:えーっと、テント1張り2名と、外湯1名分(atsuさんの分)、内湯2名分(atsuさんと私の分)お願いしますっ!
お姉さん:あ、ごめんなさい。今日は小屋にお泊まりのお客様が多いのでテントの方の
     内湯入浴はお断りしてるんですよ。
私:えええ。。。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  じゃあ、テント2名と、外湯一人分だけ、お願いします。。

 *てっきり冬期営業に切り替わって、小屋の外にある内湯(石楠花風呂)に入れる季節になっていると
  思っていましたが、今現在入れる内湯は小屋のお風呂のみということでした。
  そのため、宿泊客優先となり、テント利用者は断られる場合があるとのことでした。

 **ちなみに石楠花風呂はこんなお湯です。




ここは賛否両論あるかもしれませんが、我が家には
"人が来るかもしれない混浴温泉に女性は入るべからず”
という家訓がありまして。

故に、今夜私は楽しみにしていたお風呂に入れない、ということに。。涙
意気消沈でテント場へ戻ると、テントができあがってました。

さすがにatsuさんもお風呂に入れない私に同情的。
でも、まあ、いつもどうせお風呂なんて入れないんだし、
山はちゃんとここにあるから、それでよしとしましょうか。。




気を取り直して、11時30分過ぎ、硫黄岳アタックに向かいます。




この向こうに野天風呂。

数年前にはここ本沢温泉の野天風呂にも、平気で入っていたものですが、
私も分別のわかる大人に成長しました。。




ちょい雪の樹林帯をつづら折りに登っていきます。




1時間ほどで夏沢峠に到着。
こちらでしばし昼食。




いつのまにやら1時になっていたので、山頂へ向かいます。
少し標高を上げると、北アルプス登場。




ぜーんぜん、雪ありません。
アイゼン&ピッケルは完全に不要でした。
とはいえ、この時期何があるかわかりませんから、
備えあれば、、、です。




天狗さんもまったく雪なし!




霞に浮かぶ北アルプス。
しびれます。



間もなく山頂。
さすがに風が冷たいです。




久々の硫黄岳に到着~。




8ヶ月ぶりに見るこの景色。




何度も見ている景色ですが、久々この姿を前にしばし呆然。
八ヶ岳の季節が、来ました。




圧倒的な存在感。赤岳。




いつ見てもかっこいい阿弥陀岳。




横岳&赤岳。
凍てつく季節になると怖いんですよね、ここが。




やっぱり南八は雪がお似合です。




南ア、仙丈岳と甲斐駒ヶ岳。
先週より雪が増えています。




中央アルプス。




みずかき・金峰方面。




極寒ではないので、腰を下ろして景色を堪能できました。
本格的な白銀の季節も、もうカウントダウンでしょうね。




やっぱり、この冬の初めに来ておいて良かったです!




去りがたいですが、留まっていると冷えてくるので、
そろそろ下りましょう。







太陽が当たると暖かい。




下りは速いです。。




と、野天風呂上まで来ると、、
温泉は大渋滞。。。
大、人気ですね。




いったんテントに戻り、日没間際、atsuさんは露天風呂へ。
私はラジオ聞きながら、唯一の娯楽の昭文社地図を眺めて遊びます。

遅いな~と思って待っていると、1時間後くらいに帰ってきたatsuさん。
気持ちはよかったけど、あまりの寒さに湯から上がれず、
ずーっと湯船につかっていたそうです。



さて、今夜は 祝、肉あり鍋!!
うまいっっ。




夕食後7時半には夢心地。
今回は先週に比べて標高も低かったですし、そもそも寒さの緩んだ気圧配置でしたが、
寒さ対策だけはばっちりしてきていたので、朝まで快適にぐっすり眠ることができました。






翌朝は1時間弱あるいて下山するのみなのでゆっくりのんびり。

朝食は卵入りうどん。
卵が入るだけでなにやら豪勢な気分になりました。




ゆっくり支度をして、8時45分テント場出発。
静かな林道を歩いて、9時半には車に戻れました。




稲子湯で、昨晩入れなかったうっぷんを全部流して
午前中のうちに帰路につきました!





本格冬シーズンの到来ももう間近。
また真っ白な八ヶ岳を見に、訪れたいと思います。




◆過去の本沢温泉関連レポ

2008年1月2日ー3日:初めての雪の硫黄岳


2009年11月20日ー30日:天狗岳&本沢温泉





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*2010年山行記録一覧はこちら

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初冬の栗沢山・アサヨ峰【登山記録】Vol.2~ 大展望の稜線歩き

2010年11月14日 | 登山
2010年11月6日~7日 
北沢峠 ~ 栗沢山 ~ ビバーク地 ~ アサヨ峰 ~ 早川尾根小屋 ~ 広河原峠 ~ 広河原
テーマ:初冬、紅葉、テント泊縦走、日本百名山を見る山
天候: 晴れ
(Written by moko)


南アルプス林道のバス運行が最後となるこの週末、
これまたずっと狙っていた栗沢山・アサヨ峰に行ってきました。

2日目は大展望のビバーク地から、広河原へ下山します。


<<<1日目:アサヨ峰フリーダム<<<


◆基本情報
 ・ルート一日目:夜叉神の森 ~ バスにて北沢峠 ~ 栗沢山 ~ ビバーク地
 ・ルート二日目:ビバーク地 ~ アサヨ峰 ~ ミヨシノ頭 ~ 早川尾根小屋 ~ 広河原峠 ~ 広河原
 ・総距離   :1日目 約3.2km/2日目 約6.7km  
 ・累積標高差 :1日目 約720m/2日目 +約213m -約1375m



(1日目)                 (2日目)






◆二日目詳細


昨晩はあまりの寒さに何度も目を覚ましてしまいました。
今回からシュラフカバーを導入していましたが、
今後は冬用シュラフで臨まないともう駄目なようです。
あ、もちろん、隣のatsuさんは寒さなど全く感じず、
朝までぐっすりだったようですが。


6時10分。日が昇ります。
ずいぶん遅い時刻の日の出になりましたね。




ほんの一瞬でしたが、
峰々の頂が紅く染まりました。




女王も。




そして甲斐駒も。




太陽が上がったので、少しは暖かくなりましたが、
わりと風がありましたので、テントを出るのが一大決心。
いつの間にか、そんな季節になりました。





姿は見えませんが、今朝もライチョウさんの泣き声が聞こえてました。




だらだら朝食をとり、結局7時半過ぎ、出発します。
素晴らしい、幕営適地でした。




寒空ですが、引き続き、眺望は抜群。




まずはアサヨ峰に向かいます。




自分たちの頭上は曇りですが、振り返ると北ア方面は晴れ。




どっしり構える八ヶ岳。
裾野の紅葉がすごそうです。




ちょいと岩岩したところを越えていきます。




風はかなり冷たいです。




山でたまに見かける、密教的な旗。これはチベット仏教でしょうか?
いつから?、誰が?、ここに設置したのか、なんとなく気になります。。




アサヨ峰手前まで来ると、出ました~。
今日はちょっと白髪具合がかっこわるいですかね。




8時過ぎ、アサヨ峰到着。




ずっとずっと南部の山並みまで見渡せました。




ここから見る富士と紅葉のバランスも素敵でした。




乗鞍~。




ヤリホ~。




そんでもって、白馬~!
北アはすっかりアイゼン+ピッケルの世界ですね。




ちなみに八ヶ岳はまだあまり雪がないのでしょうか。
(今週行ってきましたが、雪はまだほんの付き始めでした。)




しばらく休憩したところで8時半。
CTではここアサヨ峰から広河原まで5時間。
13時半のバスに乗りたいので、ちょいと急ぎ目で先に進むことにします。




アサヨ峰を振り返る。




ちょっとしたアップダウンを繰り返します。




青空、出て来ました!
甲斐駒と北ア。




アサヨ峰とatsu氏。




突如、神様が下りてきそうな光。




早川尾根いいところです。
このままオベリスクまで歩き続けたい。




甲府盆地も晴れてきました。




樹林帯へ。




10時、早川尾根小屋に到着。
既に小屋締めしていますが、小屋の方でしょうか、
寝具を屋根に干していました。




水は出ていないという情報でしたが、
しっかり出てました!




ゴミも恋人も捨てないでね。

うーむ、時と場合。。でしょうか。
(もちろんゴミは捨てません。)




ほどなく、広河原峠。
本日はここから下山します。
鳳凰への道はまた来年。




木々の合間から青空が。
すっかり晴れたようです。




美しい唐松。




突如として湧き出した沢。




あっという間に立派な川に。
雪解けの季節のように穏やかなお天気。




早川尾根小屋から1時間半で下りてこれたので、
1本早い、12時半のバスに余裕で間に合いました。





白鳳峠入り口。

2006年10月、初めての南アルプス体験として、南御室小屋からテントを担いで
ここまで歩いたatsuさん、最後の頃は、足の疲労で

「もう骨ほねロックだ~」
「膝が反対向きに折れそうだ~」


などと悲鳴をあげ、傍から見て笑ってしまうほど、ほどよれよれへろへろに。

同鳳凰山行記事はこちら

当時海から陸に(波乗りから登山に)上がったばかりだったatsuさんですが、
その後4年間ほぼ毎週の強制ボッカの賜物か、いつの間にやら、
重量に耐え得るずどんしたと立派な(??)体に進化しています。

もはや何一つ当てはまることのない、当ブログタイトル、そろそろ本気で
改名したほうがいいかもしれません。。





最後に見上げる北岳。
また来年、会いましょう!





早川尾根、期待以上に素晴らしい稜線でした。
この時期ならではのフリーダム体験がまたグッド。
たまにはこんなのんびり山行もいいですね。


中央道の渋滞が始まる前に帰宅できました。
NO渋滞って本当に素晴らしい!


<<<1日目:アサヨ峰フリーダム<<<


********************************


なお、今週もまたのんびり、
本沢温泉泊硫黄岳へ行ってきました。
半年以上ぶりの南八、やっぱり何度見ても心にぐっと来る景色でした。


詳細はまた追って。








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初冬の栗沢山・アサヨ峰【登山記録】Vol.1~ 南ア北部の名峰に抱かれて

2010年11月09日 | 登山
2010年11月6日~7日 
北沢峠 ~ 栗沢山 ~ ビバーク地 ~ アサヨ峰 ~ 早川尾根小屋 ~ 広河原峠 ~ 広河原
テーマ:初冬、紅葉、テント泊縦走、日本百名山を見る山
天候: 晴れ
(Written by moko)


南アルプス林道のバス運行が最後となるこの週末、
これまたずっと狙っていた栗沢山・アサヨ峰に行ってきました。

当初は朝一のバスに乗って、北沢峠からアサヨ峰を経て、鳳凰小屋の小屋締めにお邪魔しようかとも
思ってましたが、寝坊&体調不良により、早川尾根のんびり堪能コースへ変更。
大きな声では言えませんが、あまりの気持ち良さに、真っ昼間から栗沢山~アサヨ峰間の
ハイマツ帯をビバーク地と決め、優雅な午後を過ごしてしまいました。


>>>2日目:アサヨ峰はこちら>>>

◆基本情報
 ・ルート一日目:夜叉神の森 ~ バスにて北沢峠 ~ 栗沢山 ~ ビバーク地
 ・ルート二日目:ビバーク地 ~ アサヨ峰 ~ ミヨシノ頭 ~ 早川尾根小屋 ~ 広河原峠 ~ 広河原
 ・総距離   :1日目 約3.2km/2日目 約6.7km  
 ・累積標高差 :1日目 約720m/2日目 +約213m -約1375m



(1日目)                 (2日目)






◆一日目詳細


金曜日は極力飲み会を入れないようにしていますが、
今回はお世話になった上司の一時帰国飲み会があったので、やむなく一次会だけ参加することに。

暗黙の了解で、山での食事責任者となっている私。
今山行の夕飯はすき焼き風鍋と決め、木曜日夜中に全ての食材を準備し、下味をつけたお肉は冷凍庫へ
それ以外の食材をすべてひとまとめにし冷蔵庫へ入れて準備万端だったのですが。。



さて、金曜日は、一次会を終えてそそくさと帰宅。
シャワーを浴びて、11時半過ぎさくっと家を出発します。

間もなく芦安駐車場という時分、
突然思い出しましたッ。

あっ、肉、忘れた!!

せっかくのすき焼きだったのに、大ショック!!
運転中の肉食獣さんの落ち込みようと来たら、そりゃ大変でした。



ごめんなさい~! やっぱり金曜日の飲み会は御法度ですな。



さて、翌朝、夜叉神の森から朝一のバスで出発予定でしたが、
時間を勘違いして、バス乗れず。。 
ひとまず乗り合いタクシーで広河原へ向かいます。
途中、野呂川沿いの紅葉がとてもきれいでした。




7時半、リニューアルされたアルペンプラザに到着。
北沢峠行きの朝一バスは出発したばかりだったので
他に誰も登山客はいませんでした。

このまま広河原から登り始めてしまうことも考えましたが、
わたくし、昨晩より車酔いがひどくがっつり歩ける気が全くありませんでしたので、
次の9時のバスを待って、今日はゆっくり早川尾根小屋を目指すことにしました。




9時半、北沢峠に到着。
ようやく出発です。




さすがにこの時期、北沢峠のテントもまばら。




出発がおそかったこともありますが、全然人がいません。
夏の間の賑やかさは嘘のようです。




既に営業を終了している早川尾根小屋の水場が生きているのか、事前情報を得られなかったので、
念のため、沢の水を多めに汲んでいきます。

なお、駒仙小屋の前の水場は止められていました。




登り始めると、案の定、体調すぐれずペースが全然上がりません。
駄目そうな場合は北沢峠へ引き返すことも視野に、
無理せず、休憩を取りながら進みます。




時々木々の間から、眺望。
南アの雄、北岳。




そして女王、仙丈ヶ岳。
両者とも雪が付き始めています。




足下にも、霜柱やちょい雪、ありました。




途中、2・3組の方たちとすれ違いましたが、
単独の男性に、早川尾根小屋、水場ありました?と尋ねると
出ていなかったとの答え。水を多めに持ったのは正解のようです。

残り標高100mくらいの所から一気に眺望が開けます。





塩見までばっちり見えてます。




遠く、乗鞍はずいぶん白くなってますね!




おぉ~、槍穂~!




戸台方面の山々はまだまだ紅葉がすごそうです。




栗沢山手前はちょっと岩岩しています。




山頂まであと少し。




ようやっと栗沢山に到着!
いつもの倍くらいの時間を費やしてしまいました。
ま、こんな時もあります。




眺望のすばらしさに感動!
気分が悪かったのもすっかり回復!

甲斐駒~。




北岳!!




鳳凰のオベリスクも見えます。




あまりの気持ちよさに、長居。
こちら、自称禁煙中のatsuさん。




うーむ。もったいないほど素晴らしい眺望。
水の確保もできていて、かつ、明日の天気も良さそうなので、
このままあと3時間、早川尾根小屋を目指す必要はもはやあまりありません。
明日も眺望を楽しみたいし、この辺でテント、張っちゃう?!




そうと決まると、幕営適地探し開始。
ちなみにまだ1時過ぎです。。




えーっと、あの辺り、いいんじゃないですか?




ありました、ありました!
うまく風を避けられそうな、素晴らしいテン場が。
地面もふっかふかです。




北岳と仙丈の目の前にこんな感じで張らせて頂きました。
今日はCT2時間、標高たった700Mしか登ってませんが、
南ア・フリーダムの再来です! 
小屋締め後のこの時期ならでは、です。 




時間もまだまだ早いので、えーっと、何する?!
なんて言いながら、ぐたぐた、ごろごろ。


最近OURブームの山頂で一句、行ってみました。


秋空に 南アの王・妃 我見つめん (by atsu)




いやいや、贅沢な午後です~。







しばらく、山々をつまみに、だらだらしていましたが、
だんだん涼しくなってきたので、ちょっとテントに入ろうかと
片付け始めると、ハイマツの下からカサカサ音がするではありませんか。

ふと見てみると、ライチョウさんが二羽。
縄張り邪魔してごめんなさい!! 今夜だけ、どうかお許しを。




小ぶりなので、今年生まれた雛でしょうか?
半分冬毛に移行してました。




首を伸ばしたり、




縮めたり。ちょっと鶏みたいです。




ころころして、




真っ白な足が太くてかわいいです。





3時半過ぎ、テントに入ってちょっとシュラフにくるまると
そのままうとうと。。。



なんだか急に冷えてきたな~と思って目覚めると、
5時20分!なんと外が暗いではないですか!!

急いでテントを開けると、もう日はすっかり沈み、
目の前は、素晴らしい雲海から頭を出す、仙丈と北岳。

くぅ~!
なんとこの素晴らしい夕焼けショーを見逃してしまいました!!
己の阿呆さに心底嘆きました。。





まあ、嘆いたところで、後の祭りなので、、、
こんなこともあるさ、と、食事の準備。


先日オープンしたての吉祥寺ICIを偵察に行った際、
1年以上入荷待ちしていたEVERNEWの卵入れをようやくGETできました!




ベジ・すき焼き鍋、完成!
お肉はなくとも、おいしいです!!

が、atsuさんぽつり。。

すきやきや あつあつほおばる 肉恋し チーン。。




この日の冷え込み具合はすっかり冬の山。
この前秋が始まったと思ったのに、あっという間に季節が動いてしまいました。

新月の夜だったので、星の瞬きのそれはそれは美しいこと。
風のほとんどない穏やかな夜に、絶え間なく頭上を飛んでいく
飛行機の音を聞きながら、眠りにつきました。

明日も楽しみです。


続く。



>>>2日目:アサヨ峰はこちら>>>



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