海男、日本百名山に挑戦! Vol.2

百名山に限らず、四季毎の登山、山スキー、沢登り、子連れ登山、キャンプなど。最近は、ファミリーアウトドア。

GW特集)残雪期、表銀座ルート【登山記録】VOl.3 ~ 常念岳

2010年05月22日 | 登山
2010年 5月3日 常念岳 (じょうねんだけ、2,857m) 
テーマ: ゴールデンウィーク 常念山脈 残雪期登山 テント 縦走 常念岳 蝶ヶ岳 蝶ヶ岳ヒュッテ
天候: 晴れ
(Written by Moko : 普段は撮影専門ですが、本日は記事初挑戦です。よろしくお願いします。)

<全体>

 今年のゴールデンウィークは、5月1日~4日・3泊4日にて、
 表銀座ルート:燕岳→大天井岳→常念岳→蝶ヶ岳を歩いてきました。

<3日目>

 常念小屋から常念岳を朝一番からがっつり登り、その後細かいアップダウンを繰り返し、
 蝶ヶ岳ヒュッテでゆっくりテントを張りました。
 途中、三脚マンさんとばったり。
 車のキーを頂き、三つ叉から中房温泉駐車場まで三脚マンさんの車を移動することにしました。
 タクシーを呼ぶ必要がなくなり、大変助かりました。

<<<1日目:燕岳<<<
<<<2日目:大天井岳<<<


◆3日目基本情報◆


 ・ルート:常念小屋~常念岳~蝶ヶ岳ヒュッテ(蝶ヶ岳)
 ・標高差:tbd
 ・総距離:tbd
 ・総時間:tbd


◆3日目詳細◆



今日は日の出30分前くらいに目覚め、




外に出てみると、明るくなり始めていました。




雲が少々ありますねー。




赤くはならぬか、常念岳よ。




お日様、出ました!
(あの山はどこだろう。。)




槍にもだんだんと日が当たり始めます。




大キレットにも。




常念岳。
今日は朝一から約500メートルの登りです。





昨日の鍋の残り雑炊を食べて、いざ出発。




よいテン場でしたね。




既に先行者がたくさん。




渋滞気味なので、ゆっくりと高度を上げていきます。




寒くもなく、気持ちのよい晴れです。




昨日歩いた道程。大天井までしっかり見えています。




今、大キレットを越えている人もいるのでしょうか??




雄雄しき、穂高連峰。




眼下に広がる安曇野の町。




山頂まで、もう一踏ん張りです。




心地よい風を感じながら、




山頂到着!!
YEAH!




なかなか、混んでいます。




槍沢に見えるは、トレースか、雪崩の筋か?




穂高!!




北穂ズームアップ。
ありんこのように見えるのは、山頂へ連なる人ですね。





ザイテングラートにも!!




しかし、素晴らしい世界です。




乗鞍岳もたくさんの雪をたたえています。




蝶ヶ岳へと続く尾根。




山頂を堪能したので、そろそろ先に進みます。




300メートルほど一気に下ります。




なだらかなアップダウンが続き、木々の世界へ戻ってきました。





それでも、槍を臨み、




穂高を臨む、
すばらしい縦走路です。





と、、、


突然林の中でこちらにむかって進撃してくる人が!!
なんだなんだーーーー と思ったら、、、

なんと、三脚マンさんでした!!


三脚マンさんとは以前から、お互い反対方面からの縦走し、
途中で車の鍵を交換するばったり計画を立てようと話していたのでした。

それが、今回、図らずも??実現されました!!


車の回送計画を立て、その他四方山話に花を咲かせ、



互いの道へ進んで行きました。


さらばじゃ、三脚マン、またどこかの山で会おう!!





まさに「槍・穂高連峰の展望がすばらしい by 山と高原地図37」
場所ですね。




また下ります。




面倒なのでシリセード!とおもったら、

何故かハラセードに。。。





蝶槍に向かってふたたび登り。




喜作新道/東鎌尾根がよく見えています。




最後の登りか?!




なかなかしんどいです。




やっと上り詰めました!




おおーーー。
蝶槍からの穂高。




ここから先はゆったりとした稜線が広がります。




あまりの気持ちよさに、アドレナリン満開!




美しき、青の連峰。




ついつい見惚れてしまいます。




ズーム




なだらかな稜線ですが、




寄り道しまくりでなかなか進みません。





何度見てもため息!




進んでは振り返り、




のろのろと蝶ヶ岳へ向かいます。




ようやく、蝶ヶ岳ヒュッテです。




テント場も素晴らしい眺望!




立派な雪壁を利用させて頂き、楽々テント設営。
どんなにラグジュアリーなホテルよりも、贅沢な宿ですよーー!




かんぱーい!
その後ゆったりと至福の午後を過ごしました。






一眠りすると、
陽が傾き始めていました。




美しき夕暮れ。




刻一刻と赤みが増していきます。




色づく稜線。




槍先も、より鋭く夕映えに聳えます。




乗鞍も淡い色に。




カメラも止まりません。




穂高へ沈みゆく夕日。
ヤマ屋でよかったと思う瞬間です。




神様、今日も一日ありがとう。




また明日もよろしくお願いします。





>>>続きます。


<<<1日目:燕岳<<<
<<<2日目:大天井岳<<<

◆関連リンク

2007年8月25日 常念岳


WRITTERN BY MOKO

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GW特集)残雪期、表銀座ルート【登山記録】VOl.2 ~ 大天井岳

2010年05月07日 | 登山
2010年 5月2日 大天井岳 (おてんしょうだけ、2,922m) 
テーマ: ゴールデンウィーク 常念山脈 残雪期登山 テント 縦走 大天 常念小屋
天候: 晴れ


<全体>

 今年のゴールデンウィークは、5月1日~4日・3泊4日にて、
 表銀座ルート:燕岳→大天井岳→常念岳→蝶ヶ岳を歩いてきました。

<2日目>

 燕山荘から、大天井岳を超え、常念山荘まで稜線歩きを堪能しました。
 右を向けば、いつも槍ヶ岳、と贅沢な1日でした。


<<<1日目:燕岳<<<
>>>3日目:常念岳>>>

◆2日目基本情報◆


 ・ルート:燕山荘~大下り~大天井岳~東大天井岳(トラバース)~横桶岳(トラバース)~常念小屋
 ・標高差:+約558m -約800m
 ・総距離:約9.3km
 ・総時間:約7時間

    


◆2日目詳細◆



目ざましが鳴り、、うずうずしていると、外が明るくなってきた。

「やばい!」

あわてて、テントを抜け出しました。




赤い槍ヶ岳、大天井岳を撮影せんと、皆さまスタンバイ。




少しずつ、山肌も明るくなってきます。




少しずつ、色も変わってきました。




皆さま、山病、ですねー。




今日は、、ほんのちょっとだけ赤かったですね。




燕岳側に戻ってくると、、こちらも人。




燕岳も、ほんのり色が変わってます。




対岸の、野口五郎もほんのり赤く。




本日は、この辺が限界でした。




テント場、改めて見ると、すごい雪庇ですね。




朝食(昨日の鍋の残り汁を使った雑炊)を済ませて、ゆっくり出発の準備。

ちなみに、内のテントから見える世界




昨日、作った壁・・・。まったくブロックになってません。




このテント場から見おさめの燕岳。




このテント場から見おさめの真砂、水晶岳。




大天井岳に向けて移動開始。
(写真左上にある小高い山)




さて、行きますか。

本日は、時間に余裕ある、、はずなので、ゆっくり写真を撮影しながら進む予定。


急がない山旅は、よいですね。




よいスケールです。

ちなみに、右上のオレンジ色の方も、、手を挙げてますね。小さすぎて見えませんかね。




ずっと彼(槍ヶ岳)を見ながら進みます。




遅めに出たので、トレースもばっちり。




この間くらいに蛙岩。
我々は、左側の雪壁からあがりました。 *ここは怖かったです。
長目のスリングを念のため利用しました。




しゃがんでも、彼が見えます。




大下り、到着。・・意味なく、休憩。




もったいないですが、下ります。




たまには、こんな箇所も。




たまには、こんな箇所も。ま、慎重に歩けば、全く大したことありません。




大天井岳、登り開始。




ザイル使いながら、慎重に上がっていますね。




救助ヘリが、穂高方面に飛んで行きました。 気を引き締めます。




無酸素?運動(笑)で、ぐいぐい上がります。




冬ルート、尾根を一気に上がります。
そこそこ、急登ですね。




山頂、もうすぐ。振り返ります。




大天井岳、山頂到着。




振り返ります。




槍ヶ岳が目前に。




穂高岳も見えてきました。




ここで、、、またまた休憩。

 *リアルタイム山行報告:Photomemo、twitterなど送信して遊んでました。




さて、進みますか。

目の前に見えるは、大天荘。すばらしい、所にあります。




大天荘から見える眺望。・・・正直、ここにテントを張ってしまいたい。




引き続き、雄大な稜線を進みます。




いつも、槍ヶ岳。




この先も微妙に長いです。(昭文社地図では3時間くらい)




贅沢なもので、眺望に慣れてしまう自分がいます。




そんな時は槍ヶ岳を見て、ありがたがります。




どーん。




風は昨夜程強くありませんが、雲は多めです。

その流れる雲が作り出すドラマ、光景がまた美しいのですが。

宮崎駿監督の映画、よくできていると、山歩きをしていると思います。




う・う・う・・・



途中、山スキーの方が上がってきました。

どこから? 横尾から?格好よい!



この斜面ねらいかな?

横桶岳下は、スキー滑走したら気持ちよいでしょうね。




やっと、登りが終わりました。

この間の微妙なアップダウン、ほんと疲れました。




お、カラフルなテント&小屋が見えてきました。




15:00小屋到着。 景色を堪能しながらゆっくり歩いて燕から7時間くらいかかりました。

ゴールデンウィークの登山者の為に、開けてくれたのですね。




特等席にテントを張らせていただきました。




槍見、晩飯+酒、と行きますか。
贅沢です。




またまた、贅沢な槍見鍋。

2晩分の鍋がなくなり、明日から荷物が軽くなります。




日が沈んでいきます。



大キレット。
多めだったガスも、日と共に沈んでいきました。




はてさて、明日も天気は期待してよいのかな?





>>>続きます。


<<<1日目:燕岳<<<

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GW特集)残雪期、表銀座ルート【登山記録】VOl.1 ~ 燕岳

2010年05月05日 | 登山
2010年 5月1日 燕岳 (つばくろだけ、2,763m) 
テーマ: 残雪期登山 テント 縦走 燕山荘
天候: 晴れ

<全体>
 今年のゴールデンウィークは、5月1日~4日・3泊4日にて、
 所謂表銀座ルート:燕岳→大天井岳→常念岳→蝶ヶ岳を歩いてきました。

 天気予報とにらめっこして、東北ではなく、アルプスに行ってきました。
 予報通り、天気に恵まれ、最高でした。

 ・昨年のゴールデンウィークは、蔵王、月山、鳥海山
 ・一昨年のゴールデンウィークは、白山、荒島岳
 ・その前の年のゴールデンウィークは、磐梯山、月山、西吾妻山

<1日目>

 中房温泉から入り、燕山荘テント泊。
 4日分の食事が、肩に重くのしかかります。。。


>>>2日目:大天井岳>>>
>>>3日目:常念岳>>>

◆1日目基本情報◆



 ・ルート:中房温泉登山口駐車場~合戦小屋~燕山荘~燕岳~燕山荘(泊)
 ・総距離:約5.3km
 ・標高差:約1,250m
 ・総時間:中房温泉から燕山荘まで約5時間

  


◆1日目詳細◆


明け方、東京の自宅を出発。天気良好。
バックミラーでご来光をちら見しながら、高速を走りました。

10時くらいに、中房温泉駐車場出発!




黙々と、登山。
第1ベンチ到着。素通り。 人は、そこそこ入ってますね。




黙々と、登っていきます。
そこそこ、雪は残っています。




第2ベンチ手前。
いやー、この荷物用のリフト、是非荷物だけでも乗せて欲しい!




残雪期の林の間から刺す日差し、良いです。




途中、眺望がでました。 立派な雪山ですね! やる気でてきます。




重い。。。




永遠、この斜度が続きます。



2,200m前後、木々の合間から「小屋らしき影」
うお、燕山荘でないですか。



合戦小屋到着。 休憩。



? 餅つき?



ちなみに、すんごい人。ツアー?でしょうか。



北アルプス3大急登。 ほんと?



眺望あるので、苦しさが、楽しいです。



お、あのトンガリ帽は、槍か?



槍ヶ岳ですね。



もう少しで急登終わり。ラストスパート。
ま、急ぐ必要ないんですけど。



到着。一息。



後は、なだらかな・平和な尾根歩き!



燕岳見えますね。



槍ヶ岳も、しっかり見えてきました。



雪山での、枯木の影が、美しいので好きです。



写真撮影、とまりません。



振り返ると、こんな景色。



緩やかな尾根。



もうすぐ、小屋。



稜線。雪肌、美しい。



木々、岩を覆う雪肌、その曲線にできる影、たまりません。



木々の影。



出てきました。あっちの世界(稜線を越えた世界)。



もうすぐ、あっちの世界が見えます。深呼吸。



じゃーん。



格好よすぎます。



左、大天井岳。



左斜め前方面、槍ヶ岳。



真正面、野口五郎岳方面。



燕山荘入り口へ。




*一生懸命、雪壁を作り、テントを設営していると、、、
 「登山教室TimTam」の会員の方にばったり。

*ご一緒に、燕岳ピストンすることに。

燕岳へ、出発。 
天気よく、気持ちよすぎです。




2年ぶりに会う、イルカさん。
 *080601の燕岳山行記録はこちら。この時も天気良好でした。



冷静に考えると、すごい非日常の世界です。



すぐに、燕岳山頂到着。
風は、そこそこです。気温は、マイナスだと思います。



山荘から歩いてきた稜線。槍ヶ岳はガスの中に入ってしまいましたかね。



後立山方面。
烏帽子、針ノ木がかろうじて、見えますか。
・・・北アルプスの山、どこに何があるか大体わかるようになってしまった・・・



寒いし、お腹空いたので、テントに戻りますか。



真正面、野口五郎等裏銀座の稜線には、雲がかかってますね。
それはそれで美しいのですが。



日差しの色が少し変わってきてますね。



これから、少しずつ緑色を回復していくのでしょうね。



あー、お腹空いた。



カラフルなテント場。



もうすぐ日が沈みますね。






その前に腹ごしらえ! 
生ビール、鍋と、、山食を堪能している間に、日が沈むタイミングを逃しました。。。


沈んだ後。





>>>続きます>>>

>>>3日目:常念岳>>>


*4月、残雪期大菩薩、北横岳等のレポは追って。 
 先にGWの記事をあげる予定です。(余力あれば)

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